「女性の生きづらさ」が出てくるマンガでおもしろいやつ探してます天堂きりんの『きみが心に棲みついたシリーズ』一覧 ★きみが心に棲みついた 新装版 ★きみが心に棲みついたS ★きみが心に棲みついた Love Addiction
マンバの『#1巻応援』で推しマンガを推そう!天堂きりん https://manba.co.jp/boards/154704 「ヒナのままじゃだめですか?」倉地千尋 https://manba.co.jp/boards/180545 「死に戻り令嬢のルチェッタ」天乃忍 https://manba.co.jp/boards/168416 「ピチカートの眠る森」幸村アルト https://manba.co.jp/boards/180389 「推しに甘噛み」鈴木ジュリエッタ https://manba.co.jp/boards/170717 ‥‥‥‥‥‥ その他の作品は「新刊情報」ページへ! https://manba.co.jp/new_books/first_books/2023/3
【兎年2023】漫画家のTwitterあけおめ絵が見たい🐰天堂きりん https://twitter.com/tendon0308/status/1609473974060351490?s=46&t=qXb4YXdLF3SwoecFDemT8g
【ダ・ヴィンチ2018年2月号】Cover Modelは吉岡里帆さん! | ダ・ヴィンチWebddnavi.comCover Model 吉岡里帆 昨年の各種ランキングで「ブレイク女優第1位」の座に輝いた、 吉岡里帆さん。 1月クールのTBS系『きみが心に棲みついた』で、 ついに連続ドラマ初主演を果たす。 原作は、天堂きりんさんの同名コミックだ。 本誌では、吉岡さんと天堂さ…
『きみが心に棲みついた』の天堂きりんさんによる最新作です。 28歳のときに、とある事件がきっかけで心を病み身も窶してしまった主人公のウズメ。それから12年間、実家で両親に煙たがられ日々衝突しながらも引きこもり生活を送り続け気付けば40歳。働きもせず、結婚もせず、両親は70歳になりいつ何があるかもわからず未来の見えない日々を生きる彼女が、ひとつの出逢いをきっかけに社会へと復帰していく物語です。 引きこもりというと自由な時間が多くて何でも好きにできて楽しそうに思えるかもしれませんが、当人は常に見えない不安や焦燥感、罪悪感や自己嫌悪など恒常的にストレスに晒され誰からも必要とされずweb上以外では人と出逢ったり話したりする機会もない状態は、むしろ普通に働いて定期的に給料をもらって社会に関わっている方が圧倒的に幸せであったりもします。 また、作中でも8050問題が言及されるように問題は当人にとどまらず家族や周囲の人にも及びます。本作では、その渦中にある母親視点からの想いやエピソードも濃密に描かれることによって、この問題を立体化させて把捉しています。 2022年の内閣府のデータでは日本には広義の引きこもりは75万人ほどいるということで、パーセンテージから見れば僅かではあっても絶対数で考えれば熊本市や新潟市、あるいは浜松市の人口に近いほどの人数がいると考えると社外的に看過はできない課題でしょう。 「容姿の冴えない40歳の引きこもり女性が主人公」というのはいわゆる売れ線作品の特徴からは少し離れており、企画的にも難しさを抱えるテーマだと思います。しかし、だからこそ意義や価値がある作品であり、今の『FEEL YOUNG』が面白い理由の一翼を確実に担っている作品と言えます。 ウズメは引きこもり生活によって鬱屈として多少偏屈になってはいても、根本的に人に対する優しさを持っている人物なので読んでいて清々しさがあります。そんな彼女が、別の現代社会の闇に晒されて歪められてしまった人々との関わり合いを通して、元役者という才覚を活かしながら少しずつ再起していく様は良いものです。物語の始まりや根底のテーマは重いですが、作品全体として見ると暗くなりすぎず前向きに進んでいく雰囲気があります。 巻末のあとがきでは連載が継続するか・3巻か出るかどうかは不透明とのことですが、是非とも続いて欲しい作品です。躓かずに生きていける人の少ない世界に必要な物語です。