お腹がすく
子どもの頃、大好きだった漫画です。 子ども心に美味しそうな料理に憧れました。 やってみたら美味しい技もあって、主婦の今だからこその見方もあるなあと思って読んでいます。 懐かしいなぁというところで読んでみたけど、やっぱり面白いです! 料理や食材に対する姿勢や、登場人物の魅力も満載です!読みながらお腹が空いてきます
日本料理界の至宝、全料理人を率いる総帥(そうすい)である“味皇(あじおう)”こと村田源二郎(むらた・げんじろう)が、町の安食堂で出会った少年、それは後に“ミスター味っ子”と呼ばれる味吉陽一(あじよし・よういち)だった――!!味皇に腕を認められた陽一は、ひょんなことからイタリア帰りの有名料理人とスパゲティ対決をすることになった!!今までにないミートソース・スパゲティを作るため、陽一はある食材で勝負に出た――!!
少年料理人が、父親の後を継いで店を繁盛させているのは、健気だなと思っていたのもつかの間。料理対決が始まり、幻惑が飛び交うかなり怪しく面白い展開になり、味王や味将軍が加わり、料理対決以上の何かを感じさせる世界となっていきました。「料理とは」と最後に問い掛けられ、その中で少年が自分の答えに気付くことができたのが素晴らしい。人それぞれ料理に対する考えは異なりますが、私は少年と同じ考え、食べる人の事を考えたものだと思います。