SE(システムエンジニア)の仕事マンガとして読んでしまった
あらすじには書かれてないけど、主人公が勤めている会社が中堅のSE会社なんですね。自分もシステムエンジニアかつ喫煙者なので、SEの仕事ぶりの描写に興味津々でした。細かいところで気になる部分はあるにせよ、オフィスラブより職場の人間模様だったり、タバコや恋愛のメインテーマからは少し離れて、主人公が技術者と積極的に関わるようになり、少しずつ成長していく物語として、自分は読みました。SE業界では、なぜ未だに喫煙者がこんなに多いのか?とても客観的に見ることができました。客先常駐の実情、本社開発部門との待遇の差、職場でのエンジニアと非エンジニアの関係性などなど、どうしてもそちらに目が向いてしまいますが、そこに本筋よりも面白さを感じましたね。細かい所だと、顧客との機能追加打合せの場で、「テーブルに2カラム追加すれば対応できます」と安易に答えてしまうシーンには苦笑いしました。全体として、中堅SE会社の雰囲気というものが非常によく現れていると思います。容姿など見た目の部分を除けばですが、SEという仕事の内情を知るのにも良い作品じゃないかと思います。
かすみの気持ちも、牧村さんの気持ちも、わかるところある。
社会生活においてストレスを感じると、かすみはタバコで発散だけど、もやもやした気持ちとか苛立ちなりを緩和するものを求めてしまう感覚はとても共感できる。
かすみの場合は、バレないようにしているから大変そうに見えるけど。
そして、かすみと牧村さんは、相反してるからこそ、お互い気になってしまうのだろう。
だからといって、相手そのものにはなれないわけで、、私って何だろうって考えて。
そうゆうことの繰り返しで、この2人それぞれどのように着地するのか興味深い。