SUPER HAPPY RABUKOME!! #完結応援
なんで、こんなに可愛いのかよ… と、孫を愛でるかのように目尻が下がりっぱなしになっちゃうラブコメです。 2月に1巻が出て、4月に2巻、7月に完結3巻が出ました。まさに自分にとっての2020年上半期のベストに選ぶにふさわしい作品です。 かわいらしい絵柄と、軽快なテンポでサクサク読める本作ですが、改めて難しい題材に挑んでいる意欲作だな〜と思います。 普通、中身が犬の成人男性を独身女性の家で世話するなんて、それなりの恐ろしさというか危うさがつきまとって平常心で読めない気がするんですけど、この漫画に関しては終始ニヤニヤしながら読めるんです。動物に対して抱く無償の愛と、人間同士の愛をごっちゃにして感情も関係もグシャグシャになるのに、陰湿な空気が一切ない。素晴らしいの一言。 あとは、連載追っていたときもずっと思ってたんですけど 瀬野さんというキャラがこのワンコそばにいるにおいてとても重要でした。限りなく大衆に近い人というか、感情移入しやすかったので、瀬野さんの苦悩に共感しっぱなしでした。とにかく瀬野さんの未来に幸多からんことを…(3巻のおまけページは必読!) 誰が読んでも「こんなラブコメ読んだことない!」ってなるはず。 ひとりでも多くの人に読んでほしい。そんで、最終的には10億人くらいが読めばいいと思っています。 路田行先生の次回作に期待大大大🐾
はじめにお試しで1話を読み始めた時はシュールギャグなのかな?肌に合わないかもな?
と思ったけど、
どっこい!!
1話の最後にどんでん返し。
引きが気になって単行本を買った!
そして読み終わったら読む前と印象が全然変わった。
ツイッターマンガ風に内容を説明すると
「独り身OL(咲山さん)が仕事から帰ると見た目は人間、中身は犬のシロさん(住田君大学生)がガラスをブチ破って不法侵入していた話」
っとまあ突飛で大ウソぶっこいた設定なんですが人物描写に全然ウソがないんですよね。
まず上の様な状態なのにもしかしたら人間と見間違えてるだけで本当は犬なのかもしれないと何度も信じそうになるし、さらにはそんなヤツをそのまま家に泊める!というなんともぼんやりした人、もとい頭のネジが飛んでいるOLの咲山さんのモノローグが2話のあたまにあるんですが、
そこで彼女は自分自身の事を「満足の上手い人間」と評してるんですよね。
物事への関心がふわふわと薄く、自分で何かを決める事が苦手で、恋人がいない事を同僚に陰口を言われてるのを聞くまで何とも思っていなかったような性格を「満足の上手い人間」と表しているんですけど、確かに周りからはぼんやりしてるようでも自分の頭ではちゃんと考えてるよなと。
確かにこんな人間っているよなって思ったんですよね。
住田君もよく言えばフットワークが軽く、溺れてる犬を助けようとするような良い子。悪く言えば何も考えていない薄っぺらいな、だけどどこか憎めない子なんですけどこんな大学生いるよな〜って。
キャラクターが記号として存在してるじゃなくてちゃんと生きてるんですよね。
それぞれがどこか抜けていたり、悩みを持っていたりと本当リアルなマンガだなと感じました。
まあそんな事は抜きにしてもめちゃくちゃ面白いんですけどね!!
咲山さんヤバいし!シロさんも住田君もかわいいし!お隣さん不憫だし!吹き出し外のローマ字ツッコミおもしろいし!
私はただ生きてるだけで人生の楽しみを探そうともせず灰色な毎日を過ごしていたのにドタバタラブコメに巻き込まれしまう良い人なお隣さんの瀬野さんに感情移入しまくってるので
瀬野さんが幸せになってくれるといいなと願ってます!!
最高のクチコミです😭熱量がすごい…!その気持ちわかります。ワンコそばにいるほんといいですよね…!!
キャラの「リアルさ」の指摘にハッとしました。咲山さんも住田くんも、「本当に居そう」な、一言で表せない人間らしい複雑な人柄をしてますよね。
一方で、犬と身体を共有するというファンタジーなところもあってバランス感もたまらない…。
けど結局、一番言いたいのはシロさん可愛い〜〜!なんですよね笑 ホント可愛い…🥰