「月曜日の友達」感想
出会えて良かったと思える、宝物にしたい一冊。瑞々しくて脆くて力強くて眩しい思春期の心情を、丁寧かつ大胆な表現で描いている。物語の後半に気づいたら号泣していたのだが、なんで泣いたのか未だによくわからない…きっと何かが心に沁みたのでしょう(笑)
みんなが少しずつ大人びてくる中学1年生。そんな中であどけなさが抜けない女子・水谷茜。水谷はひょんなことから「俺は超能力が使える!」と突拍子もないことを言う同級生の男子・月野透と校庭で会う約束をする。決まって月曜日の夜に。大人と子供のはざまのひとときの輝きを描く、まばゆく、胸がしめつけられるガールミーツボーイ物語。阿部共実、最新作にして最高傑作、誕生!
何度でも読みたくなる!
何度読んでもほろりとする!
大切な2冊です。