漫画家の父とアイドルの娘
え?これ実話?もしかしてエッセイ?と思うくらいリアルでした。とはいえアイドル戦国時代と呼ばれる世の中ですから何かしらの活動をしてる娘さんを持つお父さんって実は結構いるのかもしれないですね。娘の生配信に投げ銭するってどういう気持ちになるんだろう…?でも娘さんもいい子なので殺伐とした気持ちにならずに読めて面白かったです。ぜひ連載化してほしいな!
西村ツチカが描く摩訶不思議な作品集第3弾 イラスト、装画など多ジャンルでも活躍、うっとりする線と独特の構図で多くの漫画愛好家を惹きつける西村ツチカ作品。3冊目となる短編集を、『北極百貨店のコンシェルジュさん』第1集と同時に刊行します。卒業後の母校をふと訪れる男子を描く新作読切『アイスバーン』、厄介男子とスーパー美少女が袖振り合う『P対NP問題』、月刊誌「ヒバナ」で掲載した読切『ゲームくん』、夜中の少女の部屋を幻想的に描く『ココット物語』など、本人の意欲作を計8作品収録! 前作『さよーならみなさん』から4年ぶりとなる新刊はA5判サイズ(148ミリx210ミリ)で登場、摩訶不思議な世界をちょっと大きめの判型で楽しめます。新しい世代の「マンガ」のそよ風を感じる1冊です。
帯コメントで、石黒正数先生に“絶対に敵に回したくない天才”と、江口寿史先生に“嫉妬に目がくらむ”と書かせる存在、西村ツチカの短編集。
絵柄やカラーセンス、効果、画面構成まで唯一無二の表現なのは一目瞭然ですが、話によって表現方法を自由自在に変えられるのも西村氏の特徴であり、それを楽しめるのは短編集ならでは。
もしかすると、万が一にでも、表紙の雰囲気だけでとっつきにくさを感じている人もいるかもしれない。
実際、読みにくさは全くなく、漫画のことが好きな人が描いた漫画だなぁ、と感じます。同時に、こんなのを描けるなんてすごいなぁ、いいなぁ、ずるいなぁ…とまさかの江口寿史先生と同じ感情が生まれる。
自分が“漫画好き”だという自覚があるなら絶対に読むべき。