自分が画像のヤス先生そのもので、全く飲まないわけじゃないけど漫画にできるほどネタはない…という人間なのでよくわかります。
なので酒豪エッセイだったら買わないかも。酒にまつわる色んな話が読めるほうが自分は読みたいです!
お酒大好きな酒豪漫画家連中が登場するかと思いきや
「実は私は下戸でして」で始まる漫画が多い。
どうらやコミック・ゼノン連載陣を中心に
リレー形式で酒に関する話を語ってもらった
エッセイ的な漫画を纏めた本らしい。
下戸でもいいです酒にまつわる思い出話でもいいし、
みたいなワリと緩い感じの企画だったみたい。
そりゃそうだ、漫画家がみんな
土田世紀先生や西原理恵子先生みたいな人
ばかりのわけがない。
むしろ、このくらいの人が揃うほうが普通。
これで酒豪ばかりのエッセイ漫画がそろったら、
コミック・ゼノンはどんな雑誌だよ、となるし。
漫画ゴラクやアクションならともかく(ゴメン、偏見です)。
そんな感じで、ヘベレケに泥酔した話とか
酒乱気味に大暴れして大失態みたいな話とか
それほどにはなくて、
下戸からみた客観的な酔っ払い観察記、
みたいな話が多い。
この漫画を読んで酒を飲みたくなる人は少ないだろうが、
お酒にたまに触れる生活、
家族や友達に酒好きがいる日常、
酒が引き出してくれて知った自分や知人の意外な一面、
世の中には、そんなあれこれがあってもイイんじゃないの、
と思ったりはする漫画だった。
そういう意味ではいわゆる飲兵衛漫画とは
別角度からの酒肯定漫画なんだけれども、
果たしてこの漫画を企画した意図が
そういうことだったのかどうかは解らない。
自分が画像のヤス先生そのもので、全く飲まないわけじゃないけど漫画にできるほどネタはない…という人間なのでよくわかります。
なので酒豪エッセイだったら買わないかも。酒にまつわる色んな話が読めるほうが自分は読みたいです!