マウナケア1年以上前編集ドラマ性重視のスポーツ漫画って、クライマックスに向けた流れの作り方が大変だよな、と思います。現実を超えないとどこかで見た話になるし、かといってひねりすぎると現実感がぶっとんで興ざめしてしまうし。少し前ならドーハの悲劇、長野五輪ジャンプ団体。最近だと木村コーチ追悼試合で出た、同級生・谷の逆転満塁弾。これらまさに筋書きのないドラマに対して、生半可な脚色では太刀打ちできないよな、と。で、この作品は何をやったかというと、徹底的に焦らしたわけです。最初はフツーのボクシング漫画進行と思っていたら、主人公とライバルの対決が直前でお流れ。そこからが波乱の展開で地下に潜ったり、戦場に赴いたりとなかなか”宿命の対決”にたどり着かない。他作でもそうですが作者はこの寸止めの手法がうまくて、まんまと乗せられてしまう。焦らされた分の数々のドラマが、決着に向かって終盤にどんどん噛み合っていくのが心地いい。ずいぶん回り道をしたけど、ラストはやはりスポーツ漫画だなとうなずける、カタルシスがたっぷりです。2わかるfavoriteわかるreply返信report通報
名無し1年以上前今更にどうのこうの言う必要もないほど、 名作というか面白い漫画というか、 漫画は面白い、と感じさせてくれる漫画だと思う。 世間でも面白い漫画だと評価はされていると思う。 けれど漫画はリアリティを追求したり、 ドリーミイを追求したり、 そのどちらかに徹っするほうが評価されやすい。 二兎を追うもの一兎を得ず、という固定観念は強いから。 この漫画はリアリティとドリーミイの二兎を 追ってしまったため、追って二兎を得たのだけれど、 世間の評価はそれに値するだけの評価は受けていない 感じがする。 ボクシング漫画としては基本線は抑えているのに 主人公達の能力がリング上でも外でもハイパーになりすぎて 見方によってはトンデモ漫画に見えてしまう。 ボクシング漫画やスポーツ漫画に王道があるなら、 王道に沿ってはいるのだけれど、王道を一歩一歩と歩かずに 王道の上空1000mを滑空してしまったというか。 その分、着陸点ではなまじのスポーツ漫画では到達できない 王道の遥か先まで行ってしまったという感じがする。 凄いし面白い漫画なんだけれど、 ちょっと色々な面で飛び越しちゃっている K点を越えすぎて参考記録扱いにされている ある意味で、面白いけれど正当な評価がされていない漫画だと思う。 B・Bラストはやはりスポーツ漫画だなとうなずける5わかる
名無し1年以上前今更にどうのこうの言う必要もないほど、 名作というか面白い漫画というか、 漫画は面白い、と感じさせてくれる漫画だと思う。 世間でも面白い漫画だと評価はされていると思う。 けれど漫画はリアリティを追求したり、 ドリーミイを追求したり、 そのどちらかに徹っするほうが評価されやすい。 二兎を追うもの一兎を得ず、という固定観念は強いから。 この漫画はリアリティとドリーミイの二兎を 追ってしまったため、追って二兎を得たのだけれど、 世間の評価はそれに値するだけの評価は受けていない 感じがする。 ボクシング漫画としては基本線は抑えているのに 主人公達の能力がリング上でも外でもハイパーになりすぎて 見方によってはトンデモ漫画に見えてしまう。 ボクシング漫画やスポーツ漫画に王道があるなら、 王道に沿ってはいるのだけれど、王道を一歩一歩と歩かずに 王道の上空1000mを滑空してしまったというか。 その分、着陸点ではなまじのスポーツ漫画では到達できない 王道の遥か先まで行ってしまったという感じがする。 凄いし面白い漫画なんだけれど、 ちょっと色々な面で飛び越しちゃっている K点を越えすぎて参考記録扱いにされている ある意味で、面白いけれど正当な評価がされていない漫画だと思う。 B・Bラストはやはりスポーツ漫画だなとうなずける5わかる
名無し1年以上前あらすじだけを人から聞くと迷作っぽいんだけど読むと名作 暴走族を殴り殺して、アメリカに逃げて地下闘技場でボクシングして、傭兵になり色々あって金持ちになって、昔のライバルと試合するために新しいボクシング団体を作って戦う。 あらすじに書いている「過酷な運命に押し流されながらも懸命に戦う若者」ってあるけどこれで済ませて良い内容じゃないよなB・Bラストはやはりスポーツ漫画だなとうなずける2わかる
あらすじ横須賀の「B・B」と呼ばれる高校生・高樹りょうは、赤い血を燃え上がらせ、数々の伝説を生み出したスゴイ男。スポーツに音楽に抜群の才能を示すりょうだが、その魂は満たされず、本気で取り組めるものを探し求めていた。そんなとき、りょうと親友のソーリーは悪で名高い横浜の暴走族「狐火」と対決することになり……!?過酷な運命に押し流されながらも懸命に戦う若者の姿を描いた、男たちの感動ドラマ!!続きを読む
ドラマ性重視のスポーツ漫画って、クライマックスに向けた流れの作り方が大変だよな、と思います。現実を超えないとどこかで見た話になるし、かといってひねりすぎると現実感がぶっとんで興ざめしてしまうし。少し前ならドーハの悲劇、長野五輪ジャンプ団体。最近だと木村コーチ追悼試合で出た、同級生・谷の逆転満塁弾。これらまさに筋書きのないドラマに対して、生半可な脚色では太刀打ちできないよな、と。で、この作品は何をやったかというと、徹底的に焦らしたわけです。最初はフツーのボクシング漫画進行と思っていたら、主人公とライバルの対決が直前でお流れ。そこからが波乱の展開で地下に潜ったり、戦場に赴いたりとなかなか”宿命の対決”にたどり着かない。他作でもそうですが作者はこの寸止めの手法がうまくて、まんまと乗せられてしまう。焦らされた分の数々のドラマが、決着に向かって終盤にどんどん噛み合っていくのが心地いい。ずいぶん回り道をしたけど、ラストはやはりスポーツ漫画だなとうなずける、カタルシスがたっぷりです。