今更にどうのこうの言う必要もないほど、
名作というか面白い漫画というか、
漫画は面白い、と感じさせてくれる漫画だと思う。
世間でも面白い漫画だと評価はされていると思う。
けれど漫画はリアリティを追求したり、
ドリーミイを追求したり、
そのどちらかに徹っするほうが評価されやすい。
二兎を追うもの一兎を得ず、という固定観念は強いから。
この漫画はリアリティとドリーミイの二兎を
追ってしまったため、追って二兎を得たのだけれど、
世間の評価はそれに値するだけの評価は受けていない
感じがする。
ボクシング漫画としては基本線は抑えているのに
主人公達の能力がリング上でも外でもハイパーになりすぎて
見方によってはトンデモ漫画に見えてしまう。
ボクシング漫画やスポーツ漫画に王道があるなら、
王道に沿ってはいるのだけれど、王道を一歩一歩と歩かずに
王道の上空1000mを滑空してしまったというか。
その分、着陸点ではなまじのスポーツ漫画では到達できない
王道の遥か先まで行ってしまったという感じがする。
凄いし面白い漫画なんだけれど、
ちょっと色々な面で飛び越しちゃっている
K点を越えすぎて参考記録扱いにされている
ある意味で、面白いけれど正当な評価がされていない漫画だと思う。