いとまん先生の凝縮された面白さ
異形×現代、というところはドキュンサーガと同じ。 ただ、ドキュンサーガの世界とは別(だと思う。ただ、もしかしたらあの長い歴史の間の人間サイド、さらに日本の話でしたーと言われたらそうかもしれない)で、日本が舞台であることや非モテっぽい主人公など条件が割と俗世に寄せた感じの設定ではある。 とはいえ、すごくまとまっていて(根本的な話ではなくあくまで見える範囲で)面白かったし、3巻で完結しているというのもありイッキ読みしやすくて良かった。 オススメ。
四季賞出身の異才が描く、能力バトルロワイヤル!! ごく普通のコンビニ店員・安田敦は、高熱で寝込んだのちに手を触れずにモノを動かせる能力を身につける。ナゾのグループから襲われたところを助けられた、暮井と名乗る発症者と共同生活をすることに。その後、目的もわからぬまま暮井と他の発症者たちと発症者犯罪対策部――通称・発対内部に潜入した安田は、暮井の裏切りにあって重症を負い、ひとり取り残された。
「ドキュンサーガ」で知った作者でしたが、こちらも期待通りの面白さでした。タイトルはいかにもC級デスゲ漫画っぽいですが、能力モノ、クライムアクションものとして普通にめちゃめちゃ面白いです。
つくづく頭が良くて、人間社会のことをよく見えてる作者だなーと感心します。バトルの展開以上に普段のなにげない会話に見入ってしまいます。