2巻
響VS鬼島
○右ハイキック
リカへの侮辱に対して響の右が炸裂する。作中、初めて響が他人のために振るった暴力であり、彼女にとってリカが大切な存在だとわかる名シーン。
ベストバウトにするか超悩んだ。
2巻
響VS鬼島
○右ハイキック
リカへの侮辱に対して響の右が炸裂する。作中、初めて響が他人のために振るった暴力であり、彼女にとってリカが大切な存在だとわかる名シーン。
ベストバウトにするか超悩んだ。
3巻
吉野VS酔っぱらい、吉野VSナンパ男
右キック△、△すくい上げ
作中最も常識的なキャラクターとの呼び声も高い吉野桔梗の初登場シーン。
このマンガ特有の「やけに絡んでくるクズ男」と相対しても動じず、戦闘状態にも移行しないのが彼女のすごみを感じさせる。
キックを受けても微動だにせず、大の男を苦もなく抱え上げるなど、相当な実力の持ち主であることが伺える。
勝敗はついていないものの、響と対照的な「強さ」を見せた吉野の緒戦には大きな価値があると考え、3巻のベストバウトとする。
3巻
タカヤVS海のチンピラ
○右ストレート
すっかり文芸部の番犬となったタカヤが1巻以来のバトル。
彼も戦闘要員としてかなりの実力を持っていることを思い出す。というか不良なのに全然戦ってないことに驚愕する。というか不良なのにかよちゃんを守るために戦っている。
…コイツ不良なのか?
3巻
響VS海のチンピラ
○不戦勝
丸太が怖かった。
3巻・番外編
女子生徒VS涼太郎
●告白
一切通じない。怖い。
4巻
響VS田中
○パイプ椅子→パイプ椅子
プライドを傷つけられた田中のアオリに、凶器を用いた鮮烈な一撃で響が応える。
カメラと関係者がひしめく新人賞受賞式での出来事であり、一種の公式戦デビューと言えるかもしれない。しっかり追い討ちをかけているのも見どころ。
4巻
響VS田中
○左手小指ロック
授賞式会場から逃げ去った田中を追い、電車内で場外乱闘戦が勃発。
タカヤを屈服させた実績ある小指へのロックで、警察への通報を警告した。脅迫。
響のクレバーな一面が改めて光り、一段上の恐怖を田中と読者に刻み込んだ瞬間である。
4巻
響VSリカ
△カバン殴り合い
1巻以来の再戦。これまでもヒリつくような場面はあったが、作品を真正面から切り捨てられたリカのプライドに着火し、遂に真っ向からの対決となる。
ふたりはこのバトルをキッカケに絶交するが、互いを思って激しく衝突したからこそ、5巻の仲直りの場面はグッと来るものがある。
青春加点も含み、まちがいなく4巻のベストバウト。
4巻・番外編
響+かよVS野良猫
○パーカー
記念すべきかよとの初タッグ。
野生動物が繰り出すフェイントにもバツグンの反射神経で対応し、見事にパーカーの中に猫を収める。
これだけ乱暴な真似をされても猫が暴れないのはやはり絶対的な力関係を感じているからか。
5巻
響VS文衆記者のカメラ
○トラック
芥川賞受賞が決定した5巻は響のバトルも加速する。
身元を特定したルール破りの記者への手痛い洗礼。自身への暴力を期待した記者の一瞬のスキを突いてカメラを奪う。きっと高いんだろうな…。
5巻
響VS文衆記者
○右キック→子どもの写真
追撃の芽を摘むため、記者の自宅に押しかけて子どもをカタに脅す…およそ主人公の所業とは思えないが響がやるとスカッとする。
田中への仕打ちを知ってはいるものの、マフィア顔負けの交渉テクニックに、記者と読者は響への認識を再度改めることになった。
5巻
響VSカメラマンのカメラ
○右キック
波乱の記者会見のゴングとなる一撃は、5巻2度目のカメラとの対決で放たれた。
顔を狙われることが事前に予測できていたこともあり、即座にカメラのみをはたき落とすことに成功。キックの精度にも磨きがかかっていることが伺える。
当たり前ながら会場は騒然。記者会見場というリングが響の独壇場と化す。
5巻
響VS週間実報の矢野
○マイク
記者席からマイクパフォーマンス・バトルを挑まれ、遠距離戦に対応できるのか読者が不安に思っていたところ、意表を突く作中初めての投擲攻撃。
舌を巻かざるを得ない技術で見事に矢野の顔面にストライクが決まった。
5巻
ふみ+響VSカメラマン
○右ストレート、右ハイキック
響に追いすがるカメラマンに反射的に叩き込んだ右。
振り回されながらも響を守ろうとする編集者としてのふみの気概に、
「マイク投げはふみがいじめられていたことに対して怒った」という熱いレスポンスと追い打ちのハイキックで応える響にシビれる。
タッグ誕生の瞬間を祝して5巻のベストバウトとする。
5巻・番外編
響VSパンダ
○一声
秒でビビらせた。
6巻
響+イスVSホテルの窓
●割れない→○鍵
窓は割れなかったので鍵を開けて脱出した。
攻撃が通用しなかったという点でいえば、これが響の喫した作中最初の敗北となる。
6巻
響VS電車
○急ブレーキ
山本に自殺を踏みとどまらせるため、自身が踏切の中へ。某ドラマを彷彿とさせる異次元戦法に電車もその足を止める。
6巻のベストバウトは響の死生観と小説を書くことへの覚悟が見事に表現されたこのワンシーンだろう。
なお賠償金が発生したため興行的にはマイナス。作中全般の話だが、ドラマチックな演出から一瞬で現実に戻るバランス感覚が絶妙で面白い。
6巻
響VS子安
○右ストレート
出会い頭に女子高生から一発。皮肉にもラノベみたいになってしまった。
何もしていない相手に食らわせてしまったことをさすがに反省し、響が謝る貴重な展開。
この件を期に子安が自身の「気持ち悪さ」を省みて、締まった顔で再登場するのが結構好き(7巻)。
7巻
津久井VS吉高+七瀬
○恫喝
テレビ局内で自身に無礼を働いた新人・七瀬を先輩の吉高を恫喝することで脅しつけるという津久井の極悪非道な振る舞いを7巻のベストバウトに選出する。七瀬の引きまくった顔が最高。
作中屈指の怪傑であり、最大の強敵として響の前に立ちはだかる津久井の底知れぬ恐ろしさと、人間イビリの技術の高さが垣間見えた狂気の名シーンである。
7巻
響VS霧雨
○リテイク、右ビンタ、右キック
『漆黒のヴァンパイアと眠る月』のイラストを担当するイラストレーターと激突。
作品未読のまま上げてきたキャララフを破り捨てて右ビンタ、店から逃げる霧雨に追い打ちのキックという暴力的なリテイク要求を決める。
思い上がっていた霧雨の鼻っ柱をしっかりへし折りつつも「でたらめに小説をいじられて傷つかないわけがない」と吐露する響の心情にハッとさせられる。ここかなり好き。
7巻・番外編
涼太郎VS祖父江秋人
●お茶漬け(永谷園)
響にちょっかいを出しに来た祖父江父を迎え撃つ涼太郎渾身のお茶漬け、通用せず。
7巻・番外編
響VS図書館の幽霊
○供花
夏休みの肝試し中に遭遇。お花をそなえて無事成仏したのではないだろうか。
7巻・番外編
響VS熊
△死んだふり
インパクトがすごい。
8巻
響VS七瀬のビデオカメラ
○フットスタンプ
ドキュメンタリー企画の隠し撮りを妨害するため、響が手を下した累計3台目の撮影機材。ここまでカメラ相手には100%の勝率。
とある文芸編集部の新人賞宛に送りつけられた、直筆の投稿原稿。編集部員の花井は、応募条件を満たさず、ゴミ箱に捨てられていたその原稿を偶然見つける。封を開けると、これまで出会ったことのない革新的な内容の小説であった。作者の名は、鮎喰響。連絡先は書いていない…
とある文芸編集部の新人賞宛に送りつけられた、直筆の投稿原稿。編集部員の花井は、応募条件を満たさず、ゴミ箱に捨てられていたその原稿を偶然見つける。封を開けると、これまで出会ったことのない革新的な内容の小説であった。作者の名は、鮎喰響。連絡先は書いていない…