8巻
響VS七瀬
○落とし穴
隠し撮りを阻止するために響が設置。
置き技に関しても高いスキルを保有することが発覚した。落とし穴を掘るのに使ったシャベルは津久井戦でも継続使用する。
大の大人だろうとマジの落とし穴であればハマる時はハマるし大怪我するときはするので七瀬はツイていた。
8巻
響VS七瀬
○落とし穴
隠し撮りを阻止するために響が設置。
置き技に関しても高いスキルを保有することが発覚した。落とし穴を掘るのに使ったシャベルは津久井戦でも継続使用する。
大の大人だろうとマジの落とし穴であればハマる時はハマるし大怪我するときはするので七瀬はツイていた。
8巻
響VS津久井
●右キック
怪物・津久井との初戦で響、まさかの黒星。5巻の窓以来、くわえて作中初の人間相手に喫した敗北である。
シャベルでの先制攻撃で機先を制するものの、その後は「その気になれば16歳の女の力なんて知れている」という屈辱的なセリフとともに、敗れる。
いやその気になるなという話であるが、これまで響の圧力に屈してきた他の連中と津久井の格の違いが証明された。
津久井が響に求めるのは天才性であり、それゆえに彼自身も響に匹敵する天才として立ちはだかる構図がここに出来上がる。
この経験で響の目にもこれまでにない暗い復讐の炎が灯ることになる。
8巻
響VS笹木
○右キック
津久井戦の敗北でピリつく響の逆鱗に触れた同級生笹木。
涼太郎に恋心を寄せる彼女との対立構造は修学旅行から文化祭が終わっても続き、テレビ局襲撃編においては重要なタッグパートナーとなる。
8巻
響VS津久井
○ドロップキック→脅迫
8巻最大の見せ場となる津久井とのリベンジマッチは緊張の頭脳戦となる。
津久井の背後から後頭部へ正確にドロップキックを決めると間髪入れずに一ツ橋テレビ社長を人質に取り、番組収録の中止を要求。
テロリストもかくやという手際で膠着状態を作り出す。
5秒経過するごとに社長の指を折ると宣言する響に対し「本物の天才であれば他人を巻き込むことはしない」とマッチアップ相手に全幅の信頼を寄せ、カウントを見守る津久井。
カウントゼロに合わせて乾いた音がスタジオに鳴り響くと撮影中止を宣言し、枠を外れた響に去るように告げる。
しかし不敵に笑う響が掲げたのは自らへし折った響自身の指であった。
天才・響を信じた自分を信じきれなかった津久井の敗北がここに決定する。
8巻にとどまらず、ここまでの作中最高のベストバウトと言えるだろう。
笹木マジでかわいそう。
9巻
響VS SP
ブロック△
猫とブツかった加賀美文部大臣に突進する響をSPがガード。
あわやという事態になるが「動物に好かれる」という大臣は直後に猫とも和解、意外にも場が収まる。
9巻は目立ったバトルがなく落ち着いた展開が目立つが、次巻で巻き起こる嵐の前触れに過ぎなかった。
9巻・番外編
響VS健(響兄)
ウザ絡み△
今までないパターンのうろたえ方。
10巻
響VS加賀美文部大臣
○右アッパー
テレビ局襲撃編では響は圧倒的な理不尽を前にどこまで己の戦いを貫けるかというテーマが描かれた。
この文芸コンクール授賞式編はそこから発展し「じゃあどこまでの相手なら戦えるの?」という響の限界を試す構図が突きつけられる。
そうしてマッチアップされたのが現役の内閣閣僚である。
「いくのか?…いや、流石にいかな…いよな?」というシーソーをへし折るような一撃で答えが出る。前シリーズで「響を信じ切れなかった」津久井の気持ちを読者も味わうこととなったこのバトルが10巻のベストバウト。
10巻
響VS加賀美文部大臣+秘書+SP
○ババ抜き
響を政争に利用しようとしたツケを払いに自宅まで押しかける加賀美大臣。熱意がすごい。
作品をキチンと読んできたことに応え、響も真っ向勝負でババ抜きに挑む。肉弾戦以外で勝負が行われるのは作中初で、なかなか味わい深い。
このババ抜きによって響との友好関係を結んだ加賀美は総裁選に臨み、見事に勝利。作中でも言及されるが、響が国を動かした(かもしれない)戦いになった。
10巻
シローVS安達
△ネクタイ掴み
新学年となり、響の名声に惹かれて新入生が文芸部にも訪れる。
もはや伝統芸能と化した入部希望者への脅しを今回はシローが担当。イケメン安達を牽制する。
何回も見たなこれ。
10巻
響VSフィンランドの新聞屋
○ドア
マスコミを避けるため、留学中のリカを頼りフィンランドに逗留していた響。記念すべき海外デビュー戦。
新聞を押し売りしようとするフィンランド人のフィンランド・パワーワードにも屈せず足を挟み折る。ムーミンって肉食なの?
以降、作中でも響は「世界」を意識した活動を開始する。ワールドクラスの活躍を予感させる勝利となった。
11巻
響VS安達
○涼太郎→右キック
帰国した響にタラシムーブを仕掛けた安達に突如出現した涼太郎が一撃。からの響のコンビネーションで新入生に“ホンモノ”とは何かを思い知らせた。
涼太郎はテレビ局襲撃編(8巻)においてすでに予備動作なしで出没する技術を披露しており、以降作中での出現率が上がる。11巻は涼太郎の戦闘が多いので涼太郎ファンは要チェックだ。
どうやらフィニッシュブローは左ストレート。
11巻
響VS陸上部の新入生
○キック
文芸部部室に侵入し、響の直筆原稿を盗み出した新入生に天誅。犯人への推理披露パートをすっ飛ばして蹴りを入れた。
これまで響とマッチアップするのは作家や業界関係者が多かったが、天才として世に通じてしまった10巻以降は一般人ともバトルを繰り広げる機会が増える。
11巻
響VS柴田
○中華鍋
フィンランド渡航費を稼ぐため山本のツテをたどり、中華料理屋でバイトを始めた響がいきなり先輩バイトと衝突。
鍋で後頭部を一撃。中華料理屋、武器が多すぎて危険。
11巻
響VS柴田
○涼太郎
バイト終わりに再度衝突。今回は店の外だったため響に張り付いていた涼太郎が前触れなく出現し対処。
涼太郎に矛先を換えた柴田だったが、難なく3コマで制圧する戦闘能力の高さを発揮する。特殊な訓練を受けたSPかなにかか?
11巻
店長VS柴田
○椅子
柴田の根性を叩き直そうとした響が偶然トラックに跳ねられてしまい足を骨折(タフ)。それを勘違いした店長と柴田の一戦。
ぶっきらぼうに見えてきちんと従業員のことを気にかける熱い男だ。
柴田は響の熱意にほだされ(ビビり)言われるがままに小説を書くことを決める。
11巻
響VS幾田
○右パンチ→涼太郎
小論社の漫画雑誌スキップ編集部の幾田が『お伽の庭』のコミカライズを賭けて響に挑む。響の鋭いカウンターにもひるまず追いすがるが涼太郎のカットインにより撃沈。ほとんどスタンドである。
留学を控えた響は小説に関わる仕事とは距離を置くことに決めていた。
幾田との因縁は12巻の天才漫画家・鏑木紫激闘編に持ち越される。
11巻
ふみ+響VS涼太郎
○松葉杖
新雑誌創刊の望みをつなぐ響の未発表原稿の匂いを嗅ぎつけ、涼太郎を問い詰めたところ、遂にふたりが激突。直後に響が乱入しその場は収まるが、本当に本気じゃなかったのかな…。
異常性が明らかになった3巻から足掛け8巻、ふみにフォークを突きつけて殺意をほのめかす涼太郎のサイコっぷりが存分に発揮された一戦を11巻のベストバウトに選出。
カッコつけたあとでボコボコにされるのが最高。あと描き文字がデカい。
12巻
響VS鏑木
△ドロー
新雑誌掲載に向けての小説執筆、イギリス留学のための試験勉強と大忙しの響にさらなる試練が訪れる。『お伽の庭』を勝手にコミカライズした天才・鏑木紫との初対決は北瀬戸高校図書室で勃発。
無理やり許諾書へのサインさせようとする鏑木の顔面に裏拳を食らわせると鏑木も着火。完全不法侵入の校内で生徒への左キックを躊躇なく決める。
即座に椅子を構えて臨戦態勢に入る響だったが、鏑木はこの渾身の一撃を片手で防ぐと響を押し倒しマウント戦へ移行。
泥沼の様相になるかというところでレフェリー(教師)IN。
響がこれまで出会った中でも最強のクリエイターとの激戦が始まったことを予感させ、決着は持ち越しとなる。
作中でも屈指の見応えとなったこの格闘戦が12巻のベストバウト。
居合わせた生徒の実況が入るのも面白い。
12巻
鏑木VS体育教師
○右ストレート
不審者を取り押さえようとする男性教師に右で一撃。手際がよすぎる。
12巻
ふみVS幾田
○ビンタ
とんでもないことになってしまった原因の幾田にケジメを付けさせるふみ。
コイツしょっちゅう叩かれてるな。
12巻
響VS高梨
●左キック
鏑木が響の原作をマンガ化することを聞きつけたアイドル高梨が、アニメ化の際に出演を手配するように響に接近。するも、一顧だにされず逆ギレ。
ここで響はなんと沈黙。小説を書き上げるのに集中したいという理由だが…。
「普通の作家」になってしまったのだろうか…?
復帰した津久井に言われて隠し撮りしていた七瀬の反応が最高。
12巻
響VS地元のギャル
○右キック
即座に響復活の一撃。
新雑誌掲載用の小説を書き上げた足で文芸部の夏合宿に参加し、コンビニでふみに原稿を送信していたところに絡んできた相手を文字通り一蹴した。
この騒ぎで警察を呼ばれたことに涼太郎が気づきその場を離脱。
登場人物全員暴力への適応度が上がりすぎている。
とある文芸編集部の新人賞宛に送りつけられた、直筆の投稿原稿。編集部員の花井は、応募条件を満たさず、ゴミ箱に捨てられていたその原稿を偶然見つける。封を開けると、これまで出会ったことのない革新的な内容の小説であった。作者の名は、鮎喰響。連絡先は書いていない…
とある文芸編集部の新人賞宛に送りつけられた、直筆の投稿原稿。編集部員の花井は、応募条件を満たさず、ゴミ箱に捨てられていたその原稿を偶然見つける。封を開けると、これまで出会ったことのない革新的な内容の小説であった。作者の名は、鮎喰響。連絡先は書いていない…