ウィルチェアラグビー選手「ライリー・バット」
先天性の四肢欠損(両足がなく、両手は指が数本残った状態)でポッチャリ体型のライリーが自分のコンプレックスを受け入れてからの怒涛の成長ぶりは、まさにヒーローの成長譚という感じで読んですごく熱い気持ちになった。
また作中では対戦相手として日本代表の池崎大輔選手っぽい人も登場し、自分が知ってる人が思わぬ形で現れちょっと嬉しかった。
作中ではなんども「何か困難があっても、“できない”とは思わない。“どうやっていつやろう”って思うんだ」という、ライリーの言葉が繰り返され、最終話ではこれに「これが僕の生き方だ(This is Who I Am.)」という言葉が続く。
金メダルの絶頂も、愛する恋人も、この「どうやって」の考え方で掴んできたライリーを体現するいい言葉だなと思う。
(画像はYJ52号第2話より。自分を受け入れることができたライリー)