幼少期にトラウマを持つ女の子、車椅子の女の子、同性を好きになった女の子、家庭環境に問題を抱える女の子…そんな"普通じゃない"少女たちが性愛と向き合う様子を描くことで、性愛を持つ事自体は"普通"だけどそれを叶える事は"普通"じゃない、そんなメッセージを感じた。特に第1話の「終わらない夏」は全体の爽やかな色使いに反して冒頭から結末に至るまで何度も心にズシンとくる作品。これだけでも読んでみてほしい。
各話ごとの締め方が様々で起承転結ではなく描き出した物語自体からメッセージを伝えようとしてる印象があり、そういう意味ではアートに近い立ち位置の作品かもしれない。なので読む人によって受け取るものがきっと大きく変わってくる作品。どうか"普通の"十代の少年少女に多く届いてほしいと思う作品。
恋をして、キスをして、セックスをする。あたりまえのようで、すごくむずかしい。 幼児期のトラウマを抱えてなかなかセックスに踏み込めない女の子。脳性マヒだけど普通に恋愛をしたい女の子。彼女たちにとって、恋をしてキスをしてセックスをするという「ステップ」を踏むことは当たり前のものではない。 さまざまな悩みを抱えた女性たちの「性」を、気鋭・岡藤真依が丁寧に紡ぐ。 2017年、単行本『どうにかなりそう』(イースト・プレス)で鮮烈なデビューを飾ったマンガ家の岡藤真依。官能的で美しい文学作品のような作風に、糸井重里、曽我部恵一、小玉ユキなど各界の著名人たちが大絶賛。本作は、匂い立つエロティックな世界観はそのままに、あらゆる角度から「性」を見つめ直す、気鋭・岡藤真依による新しい「性」教育。
恋をして、キスをして、セックスをする。あたりまえのようで、すごくむずかしい。 幼児期のトラウマを抱えてなかなかセックスに踏み込めない女の子。脳性マヒだけど普通に恋愛をしたい女の子。彼女たちにとって、恋をしてキスをしてセックスをするという「ステップ」を踏むことは当たり前のものではない。 さまざまな悩みを抱えた女性たちの「性」を、気鋭・岡藤真依が丁寧に紡ぐ。 2017年、単行本『どうにかなりそう』(イースト・プレス)で鮮烈なデビューを飾ったマンガ家の岡藤真依。官能的で美しい文学作品のような作風に、糸井重里、曽我部恵一、小玉ユキなど各界の著名人たちが大絶賛。本作は、匂い立つエロティックな世界観はそのままに、あらゆる角度から「性」を見つめ直す、気鋭・岡藤真依による新しい「性」教育。