幼少期にトラウマを持つ女の子、車椅子の女の子、同性を好きになった女の子、家庭環境に問題を抱える女の子…そんな"普通じゃない"少女たちが性愛と向き合う様子を描くことで、性愛を持つ事自体は"普通"だけどそれを叶える事は"普通"じゃない、そんなメッセージを感じた。特に第1話の「終わらない夏」は全体の爽やかな色使いに反して冒頭から結末に至るまで何度も心にズシンとくる作品。これだけでも読んでみてほしい。

各話ごとの締め方が様々で起承転結ではなく描き出した物語自体からメッセージを伝えようとしてる印象があり、そういう意味ではアートに近い立ち位置の作品かもしれない。なので読む人によって受け取るものがきっと大きく変わってくる作品。どうか"普通の"十代の少年少女に多く届いてほしいと思う作品。

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しょうじょのすかーとはよくゆれる
少女のスカートはよくゆれる
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あなたがわたしにくれたもの

あなたがわたしにくれたもの

出逢いの数だけ別れがあって、消えることのない傷がある。それでも、私たちは肌を重ね、心を重ねる。遠くへ行ってしまう恋人、だらだらと関係を続けてしまうセフレ、出会った時からずっと好きだった友達……、あの日、あの時、確かに惹かれあった“ふたり”の、忘れられない「最後のセックス」を綴る、狂おしく切ない失恋オムニバス。●コミックビーム 公式ツイッター●@COMIC_BEAM

フォーゲット・ミー・ノット

フォーゲット・ミー・ノット

【電子限定!描き下ろし特典ペーパー収録】中学3年生のときに恋人・汐見紺を失った大森純子は、その悲しみから立ち直れないまま3年間が経った。高校3年生の新学期初日、ある新入生が純子を訪ねてやって来るが、それは紺の妹・藍だった。純子に憧れて同じ学校に入学したと話す藍に、純子は紺の面影を感じてしまい複雑な気持ちが込みあがる――。気鋭・岡藤真依が描く、儚くも美しい至上のガールミーツガール。

どうにかなりそう

どうにかなりそう

小玉ユキさん絶賛! (漫画家・『坂道のアポロン』『月影ベイベ』他)岡藤さんが描く女の子の、白く柔らかい肌から伝わる熱い炎。ドキドキの上に切なさがつのり、感傷と共に読み終えました。私もどうにかなりそう。私は変? だけど認めてほしいだけ。私がここに、いるということ── 狂おしいほどに心をかき乱す、誰にも言えない秘めた情熱。そんな不器用な思春期の性を大胆かつ繊細な筆致で描く気鋭のイラストレーター・岡藤真依が、その世界観を物語に拡張した初&衝撃のオールカラー・コミック作品です。物語に登場するのは、どこにでもいる平凡な少年少女たち。しかしそれぞれに、恋と性にまつわる秘めた思いを抱えていて……。(きっと軽蔑されるだろう)(だけど本当はわかってほしい)そしてその思いはさまざまな形で波紋を広げ、事件を巻き起こしていきます。時には幸福な形で。時には痛みをともなって。初出連載分に大幅な加筆と「序章」、および物語が収斂(しゅうれん)する最終話「文化祭」を加えた、必読の決定版です。

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