う

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名無し

うなぎ料理限定で連載とか、ネタが続くのか?
そう思っていたけれど全4巻まで刊行。
けして中身が薄かったり引き延ばしたりして
いないのだから恐れ入る。
しかしそもそも鰻って、一種類の魚だけを扱って
商売にする「鰻屋」が日本中に無数に
存在しているのだから、凄い存在ではある。
日本人は鯛も鮪も鮭も烏賊も海老も好きだが、
ソレ一つだけで商売している専門店は殆どないはず。
恐るべき魅力を持つ底知れない魚、鰻。
そんな鰻について主に蒲焼、うな丼、うな重などを
中心に鰻料理文化から街中の鰻屋でのアルアル・ネタまで
幅広く扱った面白くて美味しい漫画であり、
鰻への敬意と食欲が沸いてくる漫画だ。

うなぎ料理限定で連載とか、ネタが続くのか?
そう思っていたけれど全4巻まで刊行。
けして中...
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主人公・藤岡椒太郎は東京の呉服屋の若旦那。
呉服屋の仕事もけして気楽に適当にすませられる
わけでもないし、婚約者との結婚式に向けて
決めなければならないことも山ほどある。
それでも無類の鰻好きの椒太郎は
なんだかんだと鰻を食べる。
理由をつくって大阪、九州まで食べ歩く。
それでも食べても食べても鰻の魅力、
美味しい食べ方に次から次へと出会ってしまう。
なんと奥深い鰻の世界。

椒太郎が呉服屋の若旦那という設定は、
鰻をそこそこ食べ続けられる金と時間を
持っている人ってことでの設定だろうけれど、
キャラ設定の一番大きな要件は
主人公に和服を着せたかったことではないだろうか?
いまどき街中を着物で歩いている椒太郎の姿は
やはり少々、日常的な風景とは違う。
その違和感も「う」という漫画の味ではあるが、
なによりやはり和風の家屋の鰻屋で鰻重を食す姿は
和服姿のほうが絵になる。
そのへんに作者のラズウェル先生は
拘ったのではないかと思う。

主人公・藤岡椒太郎は東京の呉服屋の若旦那。
呉服屋の仕事もけして気楽に適当にすませられる
...

コミックスには箸やすめ適に
「私のう歴書」という各著名人の方の
鰻に関する短いコメントが掲載されたりしている。
引兼憲史先生やかわぐちかいじ先生といった
大物漫画家は講談社つながりとしても、
八代亜紀さんや鰻研究の学者先生や
ミス浜松グランプリの方、
平賀源内の子孫の方までと、人選が凄い(笑)。

また各話の最終ページ欄外には
鰻や「う」に、ちなんだ駄洒落的な締め言葉が載っている。
「鰻足感(まんぞくかん)なし」とか
「疑心鰻鬼」とか。
結構、無理がある駄洒落だたっりするけれど好き(笑)。

コミックスには箸やすめ適に
「私のう歴書」という各著名人の方の
鰻に関する短いコメントが掲...

鰻の食べ方の話になると
「鰻重」と「鰻丼」のどちらが良いか?
みたいな話になるのは良くあること。
現実的には鰻重のほうが値段が高かったり
するわけだから格上なんだろうけれど。
「う」のなかでも、鰻重鰻丼比較がネタみたいな
回は何回かある。
でもラズウェル先生としては
鰻重の品格や風情も認めつつ
鰻丼のガッツリガツガツ食える感も認めている。
それどころか牛丼チェーン店で提供する鰻丼ですら
牛丼チェーン店提供ならではの点を好評価。
鰻愛の広さと深さを感じる(笑)。

とはいえ第一巻の17話には
「蒲焼ご飯」なんてのも出てきて、
それはさすがにイマイチと評価されたみたい。
まあ世の中には銀シャリ至上主義の方もいるということか・・。

鰻の食べ方の話になると
「鰻重」と「鰻丼」のどちらが良いか?
みたいな話になるのは良くある...

テレビ東京の人気番組
「世界の日本に行きたい人応援団」で
日本の鰻料理を愛してやまないポーランド人を
日本に招待して鰻料理修行をさせる回があった。
その放送のなかで鰻重に乗せる鰻の配置と
意味の説明があった。
鰻重は通常は、頭から腹の部分と腹から尻尾の部分の
それぞれを真ん中で切り分けて、ご飯の上に乗せる。
手前に頭腹部分を頭側を左にして置き、
奥側に腹尾部分を腹側を左にして置くものなのだと。
そして手前左端から手前右側に食べた後に
奥側左端から奥側右端に食べてもらうものだと。
そうすることで最初に脂身の多いお腹から食べてもらい、
最期に身が締まっていながら旨みが強い部分を
食べてもらうためなんだそうだ。
これが鰻の味をより堪能出来るからだと。
なるほどね、と思った。
けれども「う」の第一話で椒太郎が
(つまりラズウェル先生が)
自身の食べ方を解説しているが
最初に奥側右端の尻尾部分を食べるとのこと。
椒太郎流の味わい方としては
鰻の質や蒸し、焼き、タレそれぞれの
程度や調理法や目的に目星をつけたうえで、
改めて本チャンとして、
手前右側から食べすすめるってことみたい。

通っぽいなあとも思うが、
メンドクサイ拘りだなあ、とも思う(笑)。

テレビ東京の人気番組
「世界の日本に行きたい人応援団」で
日本の鰻料理を愛してやまないポー...

鰻への知識と愛がすごいですよね。完結後も、土用の丑の日が近くなると風物詩のようにモーニングで『う』の読切が載ってたと思いますが、話数が溜まってるのでそろそろ単行本出ないかなあと待ちわびています。『うなぎの現在と未来』という回が好きで、ラズウェル先生なりに鰻の将来への気持ちを描いた、とても良い話でした。

「う」の新作単行本、出して欲しいですね。
それこそ土用丑の時期とかに売り出したら
売れると思うんだけれどな。
テレビ東京で「孤独のグルメ」をやってる
枠とかでドラマ化とかも希望。
椒太郎役を演じるのは芸人で声が渋い
麒麟の川島さんとかでどうだろうか(笑)。
宍戸開さんもいいかな。食いしん坊万歳(笑)。

浜松について
「関東風も関西風も、両方の店がある」
うなぎパイの製造メーカーがある」
と絶賛してくれているので、
遠州地方出身者としては嬉しい。
確かに鰻屋の軒数は多いので競争が激しくて
切磋琢磨されて美味しい店は多いとは思う。
だが、あんまり関東風だ関西風だを意識は
していない印象なんだよね地元民としては。
鰻そのものも養殖鰻が前提で、天然に拘った店って
あまりない印象だし。
良くも悪くも天然だ養殖だ関東風だ関西風だとか
考えずに「俺の好きな店はここ」みたいに
意見が分かれる感じ。
そういう拘りはある地区だとは思う(笑)。
自分は遠州の片隅の、鰻屋が少ししかない地区で
生まれ育ったからかもしれないが。

コミックス第一巻に「私のう暦書」として
とりのなん子先生(作・とりパン他)の
コメントが載っていた。
「蒲焼とかそれほど好きではないが
 うなぎボーンという珍味は大好き」
というコメントが。

思い出した!うなぎボーン!
子供のころに近所のお持ち帰り惣菜店、
メインは焼き鳥だが鰻の蒲焼も売ってます、
みたいな店で売っていた。
鰻の骨を5cmくらいにカットして
スパイシーな味付けをして油で揚げた珍味。
子供のころに大好物だった。
そういえばその後に見かけることがなくて
随分と食べていないけれど、
酒飲みになった今、ビールのツマミにして
食べたい!
ネットで調べたら今でも製造販売しているみたい。
無性に食べたくなったので通販で買います(笑)。

2019年の土用の丑の日は7月27日(土)。
そして7月25日発売の週刊モーニングには
「う・特別編」掲載(笑)。
だが実は、連載終了後、この手の特別掲載は
殆ど見逃しているんだよな。
今年は読まなければ。
そして鰻を食わなければ(笑)。

今年のモーニング『う』読みました。『大阪vs東京』。鰻の食べ方の地域比較の話でしたね。大阪うなぎ老舗のコースは関西ならではの食べ方が多くて、面白かったです。
来年の土用の丑の日はどんなネタでくるのか、いまから楽しみです。

関東、関西、そして名古屋と、
同じような鰻重でも3つとも食べたくなりますね。
さすがに一日でハシゴ、は色んな意味で無理ですが(笑)。

しかし椒太郎、呉服屋の若旦那として、
百貨店の重役に対する「接待」は大成功ですね。

実のところ本人は素のままに行動しただけだが(笑)。

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