スラムダンクの柔道版
スラムダンクの柔道版ですね。 なんか柔道って、鉛筆でいうと5Bぐらい濃く描かれていて汗臭いイメージですが、この漫画は清涼感がありますね。 柔道に詳しくなくても面白いです。 青春、ギャグ、スポーツ、恋愛と売れる要素を詰め込んだ漫画です。
5人の中学生が、昇段試験で黒帯をとった。粉川巧、同じ北中の杉、南中の斉藤、それに東中の三溝と宮崎だ。かつてのライバル同士が、意外な形で再会したのは、高校の入学式。しかも同じクラス。でも、この浜名湖高校には、柔道部がなかった。そこで彼らは、柔道部を自分たちで創部する。全員一年生の新生・浜名湖高柔道部がスタート!!
確かに。
相当にハードトレなシーンもあるけれど、全体的に汗臭くない。
話がそれてしまうけれど、このころ(すこしあとかも)に
バスケ漫画のスラムダンクが大ヒットした。
ヒットの要因はひとつではないだろうけれど、あれなんかも
漫画の中では登場人物は物凄く汗を流していたけれど、
いい意味で漫画なので汗臭い不快感は伝わってこなかった。
そのへんにアノ漫画がヒットした要因もあると思う。
時代がかわるともに汗臭さとか痛みとかが伝わらないほうがよいという
昔とは変わった面が、あのころの漫画界に出てきていたと思う。
もう一つ、スラムダンクとの共通点(じゃないかと勝手に思っていること)なんだけれど、ヒットする・した漫画って、読み続けている間に作者の画力がどんどん上がってきて相乗的に面白くなっていく、っていうパターンがあると思う。
帯ギュも最初は線が細いな白いスペースが多いなと思っていたけれど、
線が細いままに、細いからこそ細かいところまで描き込まれていく感じになっていった。
そのぶんリアリティもあがっていったし、話のシリアス度もあがっていって漫画としてのクオリティがどんどん上がっていったと思う。