あらすじ

白熱する春の高校選手権大会・団体戦決勝。浜高柔道部は、全国制覇の夢をかけて、宿敵・千駄谷学園と激突。大会出場二度目、決勝進出は初めての浜高だったが、三連覇をめざす千駄谷と一進一退の攻防を繰り広げていた。日本一の栄冠を手にするのは、浜高か、千駄谷か!?
帯をギュッとね! 1巻

5人の中学生が、昇段試験で黒帯をとった。粉川巧、同じ北中の杉、南中の斉藤、それに東中の三溝と宮崎だ。かつてのライバル同士が、意外な形で再会したのは、高校の入学式。しかも同じクラス。でも、この浜名湖高校には、柔道部がなかった。そこで彼らは、柔道部を自分たちで創部する。全員一年生の新生・浜名湖高柔道部がスタート!!

帯をギュッとね! 2巻

浜名湖高校・新柔道部は、粉川巧をはじめ、全員が一年生。しかも顧問は、柔道オンチの担任・倉田龍子先生。部員たちの同級生で、巧のガールフレンド・保奈美と、その親友・桜子をマネージャー役にむかえ、にぎやかにスタートした。他校との合同練習がおこなわれる中、かつて保奈美にホレていた佐鳴高校・石塚の挑発をうけ、全国柔道大会・地区予選に出場することに!

帯をギュッとね! 3巻

あこがれの全国柔道大会・地区予選に出場した、粉川巧と浜名湖高校柔道部員たち。というのも、かつて保奈美にホレていた佐鳴高校柔道部・石塚の挑戦をうけての参加だから、動機はいたって単純。佐鳴高校と対戦するまでは意地でも負けられない浜高に、強敵出現。こともあろうに一回戦で、昨年の準優勝校・赤石林業と当たってしまった!

帯をギュッとね! 4巻

因縁の佐鳴高校と対戦するまでは、何が何でも負けられない浜高は、思いもよらぬ力を発揮。試合を次々と勝ち進み、全員一年生の初出場校が、なんと準決勝に進出。相手は佐鳴高校。両校の必死の攻防のなか、ともに一勝三引き分けとなり、決勝進出をかけた代表戦にもつれこむ。代表となった巧と石塚が、ついに激突!

帯をギュッとね! 5巻

新生クラブの浜高柔道部が、春の高校柔道地区予選大会で、まさかの第3位に。とはいうものの負けは負け。そのくやしさを晴らすため、部員たちは珍しく特訓を開始。夏の合宿を終え、秋の大会、絶対優勝を目指す浜高の前に、新たなライバルが……。

帯をギュッとね! 6巻

秋の柔道選手権大会・地区予選を目指し、県警の柔道師範・倉田の指導のもと、メキメキと腕を上げる浜名湖柔道部の5人。その実力を試すため、無謀にも二段への昇段審査に挑戦。が、意外や意外、杉、宮崎、三溝、斉藤と、いずれも文句なしの6人抜きで合格。そして、巧は……!?

帯をギュッとね! 7巻

二段への昇段試験で、ただ一人失敗した粉川巧は、初段のまま、秋の柔道選手権大会・地区予選に突入。一回戦、こともあろうに対戦相手は、前大会で勝てなかった佐鳴高。しかし、先鋒・巧がすさまじい活躍をみせる!

帯をギュッとね!(8)

秋の柔道選手権大会・地区予選に出場した浜名湖高校の5人。一回戦では、巧の一人5人抜きの大快挙で圧勝。つづく二、三回戦も勝ち抜き、ついに準決勝に進出。相手は、巧の幼なじみ・堀内平八郎を擁する暁泉学園。はたして勝ち残るのは、恐るべき破壊力を持つ暁泉か、チームワーク(?)を誇る浜高か!?

帯をギュッとね!(9)

高校柔道選手権大会・地区予選に出場した浜名湖高校の5人は、全員が一年生。といってもこの5人は、なかなかのクセ者揃い。ついには決勝進出を決めた。対戦相手は、超高校級選手・藤田を擁し、無敵といわれた三方ヶ原工業高校。だが、浜高は大善戦。勝負は巧と藤田の大将戦にもつれこみ……!?

帯をギュッとね!(10)

地区予選最大の敵・三方ヶ原工業高を破った浜名湖高柔道部は、ついに全国大会に出場。念願の日本武道館での初試合に、燃えに燃えた5人だったが、一回戦で、前年三工に敗れた尚北高に敗退、あっさりと姿を消す。来年の春に雪辱を期す浜高柔道部の、新たなる挑戦の日々が始まる!

帯をギュッとね!(11)

三工との練習試合で惨敗を喫し、まったく練習に気合が入らない浜高柔道部の面々。そこで一念発起。県警柔道部の猛者たちから特訓を受けることに。一方、桜子が新入部員の麻理ちゃんの練習相手として、柔道に本格的に取り組むことになる。そして、いよいよ、高校総体・個人戦が開始する。

帯をギュッとね!(12)

県警柔道部の特訓で力をつけた浜名湖高柔道部は、高校総体・地区予選男子個人戦に出場。浜高5人衆をはじめ、それぞれのライバルが順当に勝ち進むなか、いま軽中量級準決勝の時がきた。巧の相手は、暁泉の永田!

帯をギュッとね!(13)

高校総体・地区予選男子個人戦の一週間後、女子個人戦が開始。48キロ以下級では、高校日本一の袴田さんや、浜高の一年生部員・麻理ちゃんが無類の強さを発揮し、ベスト4に進出。そしてもう一人、あの桜子までがオール一本勝ちで、ベスト4に……!!ついに袴田さんと桜子が、決勝進出を賭けて戦うときがきた!

帯をギュッとね!(14)

高校総体・団体戦。地区予選はなく、ぶっつけ本番の県大会に出場した浜名湖高柔道部。県警・西久保の指導でメキメキと腕をあげた浜高は、大会初日、巧と杉の遅刻というアクシデントを乗りきり、まずベスト16に進出。むかえた二日目。ベスト4をめざし快進撃をつづける浜高だが……!?

帯をギュッとね!(15)

いよいよ、高校総体・県個人戦が開始。女子個人戦では、柔道をはじめて2ヶ月ちょっとの桜子が大健闘。準決勝まで進出するも、赤磐高の別所さんに敗れてしまう。その敗北が麻理ちゃんを奮い立たせた!インターハイ出場へむけて、いま浜高柔道部の意地が炸裂!!

帯をギュッとね!(16)

インターハイ出場権を賭けての県大会個人戦。好成績を残し、すべて順調な浜名湖柔道部といいたいところだが、斉藤のケガで、団体戦に赤信号がともる。インターハイまであと2ヶ月。ここは一年生・仲安と石野の奮起あるのみ。目標は日本一、浜高ガンバ!!

帯をギュッとね!(17)

まちにまったインターハイが開幕。まずは男子団体戦。3校で予選をおこない、1校が決勝トーナメントへ進出できるというわけだ。浜高のブロックは、兵庫・教英と熊本・東名大二。いま教英高を相手に、浜高の先鋒・宮崎が、インターハイの初勝利をめざし、「はじめっ」の声を待つ!!

帯をギュッとね!(18)

インターハイ・男子団体戦で、決勝トーナメント進出を決めた浜高。相手は、高校No.1の玉城を擁する優勝候補の沖縄尚北。春の高校選手権で尚北高に敗れている浜高にとり、雪辱を晴らす絶好のチャンス。だが、善戦むなしく先鋒・宮崎が、逆転の一本負け。そして今、次鋒・杉が、強敵から「技あり」をとり、場内騒然!!

帯をギュッとね!(19)

インターハイ男子団体戦。予選リーグを勝ち上がった浜高柔道部は、決勝トーナメント1回戦で、優勝候補の沖縄尚北を破る大金星をあげ、ついにベスト8に進出する。波に乗る浜高の次なる相手は、超強豪・千駄谷学園。完治していない肩からテーピングをはずし、今、先鋒・斉藤が立つ!!

帯をギュッとね!(20)

地方予選から数え、全国で3500校以上が戦った、夏のインターハイ男子団体戦も最高潮。強豪・沖縄尚北を破り、一躍注目を集めた浜名湖高校は、準々決勝で名門・千駄谷学園に挑んだ。巧が一矢報いるものの、団体での負けが決定。そして、インターハイは、それぞれの想いを秘め、体重別個人戦に突入した……。

帯をギュッとね!(21)

夏のインターハイ。沖縄尚北の玉城、千駄谷の鳶嶋(兄)と、強敵を撃破した巧は、一躍注目の的となった。そしてむかえた個人戦。軽中量級の巧と、軽量級・宮崎の二人は、ともに快進撃を続け、いずれも一本勝ちでベスト4に勝ち進む。そして、いよいよ準決勝。ライバル・巧と藤田が、くしくもとなり合わせた試合場で、それぞれの出番を待つ……!?

帯をギュッとね!(22)

地元・静岡でむかえたインターハイ。浜名湖高柔道部は、初出場ながら団体戦でベスト8。さらに個人戦では、軽量級の宮崎が3位。そして軽中量級に出場した巧は、オール一本勝ちで決勝に臨むが、千駄谷学園・鳶嶋(弟)の袖釣り込み腰の前に敗れ、惜しくも2位。優勝を逃した巧が、一年後の雪辱を誓うなか、熱く燃えた男子の部は、ここに幕を閉じた。そしてむかえた女子の部。大躍進をつづける浜高の人気者・麻理ちゃんの決勝戦が開始!

帯をギュッとね!(23)

麻理ちゃんが女子柔道の頂点・福岡国際女子大会に出場。世界の強豪を相手に、いつものマイペースで勝ち進み、なんと決勝に進出してしまった。決勝の相手は、キューバのドミニク・ミリアン。無欲の勝利を重ねてきた二人が、決勝の舞台で対峙する!

帯をギュッとね!(24)

春の高校柔道選手権・県予選。快進撃を続ける浜名湖高校柔道部の、決勝の相手は、やっぱりあの三方ヶ原工高。別所さんのバンダナを右腕に巻きつけた先鋒・斉藤が大奮戦。ついに、対する三工を藤田一人と追いつめる!浜高は、杉をふくめてまだ四人。このまま快勝となるか!?

帯をギュッとね!(25)

高校柔道選手権・静岡県大会。男子団体戦で浜高は優勝をきめ、残るは女子個人戦。福岡国際女子柔道大会で優勝した麻里ちゃんは大人気で、サイン攻めに合う。周囲からの期待が大きすぎプレッシャーがかかるのではと思われた麻里ちゃんだが、そんな心配は全く無用で難なく初戦突破。52kg級に出場する桜子、赤磐高の別所さんも順当に勝ち上がった。そして、その二人をマークする三保女子学園の薩川佐代子という、新たなライバルが登場する!

帯をギュッとね!(26)

春の高校柔道選手権・県予選。男子団体戦に出場した浜名湖高柔道部は、宿敵・三方ヶ原工高を破り優勝。静岡県代表として、全国大会への切符を手にする。だが、県大会は一つの通過点。目標は、あくまでも日本武道館での日本一。ところが、その前に恐怖の儀式が浜高の面々を待ち受けているのだ。そう、その名は泣く子も黙る「期末テスト」!!

帯をギュッとね!(27)

宿敵・千駄谷学園の試合をビデオテープでみた浜高の面々は、打倒・千駄谷に闘志を燃やす。そして始まった、春の高校柔道選手権大会・個人戦。静岡勢の女子では、浜名湖高の麻理ちゃんと、三保女子の薩川さんが大活躍。男子では、三方ヶ原工の藤田が、千駄谷学園の橘と優勝を争うことに。

帯をギュッとね!(28)

白熱する春の高校選手権大会・団体戦。全国制覇の夢に燃える浜名湖高柔道部は、順調に勝ち進み、まずベスト8に進出。そしてむかえた準々決勝の対戦相手は、なんと冬の合宿で、ともに稽古を積んだ都立・竹の塚高。ポイントゲッターの三溝を先鋒に置き、一気に勝負に出た浜高だったが……!?

帯をギュッとね!(29)

春の高校選手権大会・団体戦。準々決勝の相手・竹の塚高に対し、次鋒・巧が執念の五人抜きを成し遂げる。そして、準決勝に進んだ浜高は、超強豪・天味高を巧なしで打ち負かすという快挙を果たす。決勝の相手は千駄谷学園。いよいよ雌雄を決するときがきた!!

帯をギュッとね!(30)

白熱する春の高校選手権大会・団体戦決勝。浜高柔道部は、全国制覇の夢をかけて、宿敵・千駄谷学園と激突。大会出場二度目、決勝進出は初めての浜高だったが、三連覇をめざす千駄谷と一進一退の攻防を繰り広げていた。日本一の栄冠を手にするのは、浜高か、千駄谷か!?