名無し

基本的には友情努力勝利のスポ根漫画の王道なんだけれど、
登場人物の明るさ、爽やかさがいい感じ。
楽しくて強くなる柔道、に説得力があるのは
作者の力量・才能の賜物だと思う。

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あれは、ねえ(笑)。
少年漫画のわりに当時から女子中学生高校生のファンも
多かったはずなんだけれど、それだけに24巻に関しては
「書店で買いづらい」とか読者投稿があったりしましたね。

確かに。
相当にハードトレなシーンもあるけれど、全体的に汗臭くない。
話がそれてしまうけれど、このころ(すこしあとかも)に
バスケ漫画のスラムダンクが大ヒットした。
ヒットの要因はひとつではないだろうけれど、あれなんかも
漫画の中では登場人物は物凄く汗を流していたけれど、
いい意味で漫画なので汗臭い不快感は伝わってこなかった。
そのへんにアノ漫画がヒットした要因もあると思う。
時代がかわるともに汗臭さとか痛みとかが伝わらないほうがよいという
昔とは変わった面が、あのころの漫画界に出てきていたと思う。

もう一つ、スラムダンクとの共通点(じゃないかと勝手に思っていること)なんだけれど、ヒットする・した漫画って、読み続けている間に作者の画力がどんどん上がってきて相乗的に面白くなっていく、っていうパターンがあると思う。
帯ギュも最初は線が細いな白いスペースが多いなと思っていたけれど、
線が細いままに、細いからこそ細かいところまで描き込まれていく感じになっていった。
そのぶんリアリティもあがっていったし、話のシリアス度もあがっていって漫画としてのクオリティがどんどん上がっていったと思う。

柔道部っぽくない汗、長髪だったり優男だったり逆にオカマだったり。女子も出てきて学園物語的な進行もあった。およそ従来の柔道のイメージと違うキャラやノリが多かった漫画だが、柔道そのものを軽んじていない部分を随所で感じた。
そのへんもヒットした要因かも。

汗の件もそうなんだけれど、この漫画は
ベタではあるがベタベタではない。
そのあたりがニューウェーブだった。

突然、天才柔道少女(来留間麻里)が登場して、ちょと雰囲気は変わりましたね。物語の中に国際大会とか出てくることになって。
あれから海老塚も柔道を始めたり、女子柔道の流れがファンに受けたのだろうけれど、自分としては読んでいて男子柔道の話ほどにはテンションはあがらなかったかな。
キライではなかったけれど。

河合先生の別作品「とめはね!」にも柔道少女が出てくるし、
来留間本人もゲスト的に出てきたし、
河合先生が女子柔道を気に入っているんだろうな。

28巻で石丸コーチが日本柔道の現状を
解説分析する話があったが、
その後の現実の日本柔道は、その憂慮が
かなり的中した感がある。
当時にそう考えている人はある程度はいたのだろうけれど、
少年漫画雑誌の柔道物で、あそこまで現実を分析して
良い意味で判りやすく解説して物語に組み込んでいるのは
たいしたものだなあ、と思う。

三工は、浜松工業(浜工)
曉泉は、日体高校ですよ(≧∀≦)

漫画のなかでは主人公の通う「浜名湖高校」は
略して「浜高(ハマコウ)」と呼ばれている。
現実に浜名高校がある静岡県西部地方では
浜名高校は「ハマナ」と呼ばれる。
「ハマコウ」というと浜松工業高校(笑)

「ハマショウ」というと浜田省吾ではなく浜松商業高校(笑)。

浜名湖高校→浜松湖東高校
三工→浜松工業
曉泉→興誠だと思っていた

あと、佐鳴は浜松北高校でしょうね(笑)

作者の河合先生が浜名湖高校のモデルとしたのは
浜名高校なのか浜松湖東高校なのかはわかりませんが、
主人公たちが自転車で武道館や浜松市街に行ったりしている
ところからすると湖東かもしれませんね。
私は浜名高校出身ですが、漫画に出てくる浜名湖高校の校舎は
浜名の校舎と似ているような似ていないような(笑)
柔道場はほぼ似ているかな?
綱登りのロープとかはなかったと思うけれど。
学食は浜名には確実にありませんでした。少なくとも当時は(笑)。

浜名湖高校→作者出身校の湖東高校ですね。格技場や校舎はもちろんそっくりですが、同級生がほとんど作者同学年の実名。

浜名湖高校は作者の出身高校の湖東高校、佐鳴高校は浜松西校、三方原高校は浜松工業高校でっせ。

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モンキーターン

波多野憲二はちょっとそそっかしいが、負けん気の強い度胸のある17歳。幼いころからの夢であるプロ野球選手になることを断念した憲二の今の夢は、競艇選手になること。そのきっかけは担任教師・筒井の勧めで…!?ボートレーサーを目指し、本栖研修所の試験を受けた憲二。友情と闘争心の中で大きく育っていく若者を描いた、青春スポーツ漫画の傑作!!

ニューウェーブ柔道漫画というふれこみだったが、今でもまだまだニューウェーブにコメントする
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