名無し

基本的には友情努力勝利のスポ根漫画の王道なんだけれど、
登場人物の明るさ、爽やかさがいい感じ。
楽しくて強くなる柔道、に説得力があるのは
作者の力量・才能の賜物だと思う。

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静岡県西部に住んでいる人間なら、
この高校は実在のあそこがモデルだな、ってのがまるわかり。
もちろん作者もソレを狙ってやってたと思う。
浜名湖高校とか佐鳴とか。
作者は浜名湖高校(の元ネタの高校)の出身ではないようだが。

スポーツ漫画に多いのが、苦しい練習に耐えないと
勝利も喜びも勝ち取れない、という感覚。
この漫画もそれに類する部分はあるのだけれど、
だからといってスポーツ(柔道)の苦しみを
いい意味で出しすぎていない。
柔道が楽しそう、なんか良さそう、やりたくなる、
と感じてしまう漫画。

スポ根だけの柔道漫画と違って、少年サンデーっぽい柔道漫画ですよね。
wikiにも描いてあったけど「技に重きを置き、柔能く剛を制す、そして明るく楽しい柔道」通りの漫画

巧が海老塚に柔道の魅力を語った言葉には
説得力があって良かった。
「そりゃあもう最高にスカッとするって。
 投げが決まった瞬間ってのはな。」
「柔道の一本っつうのは野球に例えりゃ
 ホームランってトコかな。
 ホラ、球技って一点入れてもそこで
 勝ったコトにならねえじゃん。ほとんど。
 でも柔道の一本ってのはホントにその一瞬で
 キマるんだよな。
 そんなの他にはサヨナラホームランぐらいだろう?
 それと同じくらい気分いいって。」

 
 

サンデー連載時は読まなかった。
題名を見て「軽いだけの柔道漫画か」と思ってしまったので。
絵の線も細い感じで好みでなかったし。
連載が終了して何年か後になって読んだら一気に嵌った(笑)
コミックス30巻を一気に楽しめたのは良かったかもしれないが
リアルタイムで週刊連載を読んで、とくにラストの
全国大会の展開を毎週楽しみにして読んでも
楽しかっただろうになあ、とも思ったりする。

保奈美の「巧くん、負けないで」は
最初のうちはギャグっぽく感じていた。
が、最期のやつは素直に感動した。

最近の柔道はルール改正が多いので、すこし前の
柔道漫画で使われていた技で、今では使えなくなった
技ってのも結構多い。
国際ルールでは今度は立ち姿勢での関節技も禁止になるらしい。
三溝はヴァン・デ・ヴォル投げも立ち関節も今だったら
禁止技になってしまう。
使えたほうが面白いと思うんだけれどね。

巧君は不正受験(答案すり替え)で初段に合格しているんだよな(笑)。
浜名湖高校のメンバーって同じ高校に進学しているのに頭の良し悪しに随分と差があるね。
三溝は宮崎に付き合わされたみたいだが。

この漫画に出てくる高校、元ネタの高校を推測すると
浜名湖高校→浜名高校
佐鳴高校→浜松北高校
赤石林業→天竜林業高校(現天竜高校)
は分かるんだけれど
三方々原高校→興誠高校(現浜松学院高校)
なのかな?所在地は三方が原らしいが。
曉泉学園はどこだかわからん。

浜名湖高校と日本一を争った千駄谷学園は現実の
世田谷学園がモデルだったのだろうけれど、
今では世田谷学園柔道部はそれほど強くない。
最近になってこの漫画を見た人は
「千駄谷?へんな名前だな」
くらいにしか思わないかも。

千駄谷の石丸コーチが日本柔道の現状を危惧していたが、その後しばらく、石丸コーチが心配したとおりになったな。

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ニューウェーブ柔道漫画というふれこみだったが、今でもまだまだニューウェーブにコメントする
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