コミカライズが綺麗にハマったミステリー作品
十二人の死にたい子どもたち 熊倉隆敏 冲方丁
一般的にマンガという表現方法はミステリーには不向きだと言われてるけど、登場人物が多くてかつ会話劇がメイン、そして視覚情報自体が状況の理解には一役買うけども事件の伏線を示す上ではそこまで寄与しないということもあって、この作品に関してはコミカライズはかなり合ってたんじゃないかと思う。
登場人物が多いだけに掘り下げる要素も多くて、実は2巻まではかなりスローペースに感じていました。ただ最終3巻、事件の種明かしから幕引きに至るまで一気に転がっていく展開は心地よい。
全3巻読了済。
十二人の死にたい子どもたち
主人公と思われた男が早速影が薄くなっていた。推理向きではないとは思っていたが、役割交代が早かったな。