琴線に触れっぱなしの大傑作! #完結応援
違国日記 ヤマシタトモコ
<ログライン>
両親を事故で亡くした女子高生が親戚の小説家に引き取られ、共に生きていく話。
<ここがオススメ!>
全巻を通して、泣かないことなどなかった。
「女子高生と小説家の共同生活の物語」と言えば、
それはそう。
しかし、そこに深いリアリティがある。
セリフがあまりにも上手く、生身の人間の会話がある。
自分とは何か?他人とは何か?家族とは?愛とは?生きるとは?
とにかく、様々な問いを投げかけ、感情を揺さぶってくる。
「時々不幸せでもいい。でも、あなたの幸せを願う」
こんなにも深い愛の物語があろうか。
<この作品が好きなら……>
・ブランチライン
https://manba.co.jp/boards/116623
・3月のライオン
https://manba.co.jp/boards/10081
・亜人ちゃんは語りたい
https://manba.co.jp/boards/11475
違国日記
お母さんもきつい人だったのかもしれないけど・・・
朝に言われて実家に久しぶりで行ったのに、お茶もいっしょに飲まないで自分のペースで整理することを主張するあたり、槙生も子供っぽいと思った。
お母さんは一人暮らしで、しかも娘(姉)を亡くしているんだから、若い槙生がもう少し寄り添ってもいいと思うのに。かわいそう。「薄情」はあながち言い過ぎでもないと思う。
しかも、あとで、「母に優しくできなかった」と自分で自分を責めて傷つきそうなのが見えているのに。
完璧な人間はいないけれど、亡くす辛さはいっしょに経験しているんだから、もうちょっと何とかしようよ。