ネタバレ
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渚ブルー

FEEL YOUNGヤマシタトモコ新連載がスタート。
作家の槙生と女子高生と思われる女の子朝が共同生活をしているんだけど、時々スイッチの槙生入るのことを朝が観察している様子が描かれている。
朝の料理のシーンが丁寧に描かれていて最後にレシピ的なのも載っていたから飯系の話になるのかなとも思っているがまだちょっとわからないな

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朝は、周囲の人の父親像を聞いて、相対的に自分の父親像を作ろうとしているように見える。そして、えみりが言うように、朝が父親を、どうしても存在感が薄くてつかめないとか、朝を愛していないと感じて失望したり、悲しく思うこともあるかもしれない。
でもその場合も、朝の周囲の人たち(朝が父親像を聞いて回っている人たち)が、きっと、なんらかの方法で支えてくれる。朝も、そのことをなんとなくわかっているのではないかと思う。
そして、どんな姿であれ父親のイメージを持つことが、朝の自立につながっていくようにも思える。

でも、朝は森本さんには聞いてない・・・「なりたい自分になりたい」と言って、「何を言っているんだかわかりません」と言われて、がっかりしてしまったのかな(笑)

いずれにしろ、今の朝なら多少父親について厳しい事実が伝えられたとしても大きなダメージをくらわなさそうな強さを感じる。強さというか、たくましさ?

どうしても生前の父親のこと教わるにしても「両親を一気に亡くした可哀想な子」として見られるから難しいね

読者として朝を見てきたので、朝の気持ちはわからないでもないけれど、同僚が事故で急逝して、1年近く経ってから高校生の娘が「父のことを聞きたい」と言ったらどうだろう。娘とは面識がないし、亡くなった同僚を悪くは言えないし、かなり困ってしまうだろうな。

ヤマシタトモコに「違国日記」のことを聞けるトークイベント、オンラインで開催

ヤマシタトモコのオンライントークイベント「ヤマシタトモコに『違国日記』のことを聞いてみよう2021」が、10月30日にZoomを使って開催される。

槙生がああいう状態のときにちゃんと自分でちょうどいい距離感を考えられるんだから、朝は本当に大人になったなと思ったよ・・・

大人の役割は、子どもに「君たちはすでにかけがえのない宝ものを持っているんだよ」と教えてあげることだなと思った

笠町くんも朝を変に子供扱いせずに聞かれたことに真面目に受け答えしてるところがめちゃくちゃ良いです。そういうところが慎生は好きなんじゃないかな、知らんけどw

今月号の、同じシーンを多用した描き方って、テクニックのひとつなのでしょうか。なんだか動きがないわりにページ数が多くて、???

そういうときたまにあるけど今月号はとくに、セリフを読んでも会話の内容がよく分からなかった・・・

自分を好きな気持ちを抑制してくれて、束縛せず、話を聞いて、適切な答えを返してくれる異性の友達がいるのって、すごく恵まれたことだと思う。槇生がそれに気づいているのかどうか。気づいているけどスルーしているのか。もしも笠町くんとの関係を失ったら、槇生はとてつもないダメージを受けると思うけど、反面人としての深みも増すのでは、と思う。
最近ストーリーも進んでいないのでついそんなことを考えてしまう。

今回の話はほぼ2人の食事しながらの会話だけで構成されているのが面白かったですね。お互いに「1人で死ぬ」と確信しているのが印象的でした。
槙生は笠町くんのことを大事に思っているだろうけど、つながりが無くなったとしてもすんなり受け入れそうですね。多少のショックはあるでしょうけど。
で、また数年後にひょんなことから再開して、また友達を始めそう。

実写映画化
「槙生は絶対ガッキーじゃねーだろ!」という気持ちと「ガッキーならまあいいか」という気持ちが半々だ

新垣結衣主演で、ヤマシタトモコによるマンガ「違国日記」が実写映画化。「PARKS パークス」「ジオラマボーイ・パノラマガール」で知られる瀬田なつきが監督を務める。東京テアトルとショウゲートの共同配給のもと2024年に全国で公開...

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作家と女子高生の共同生活、ヤマシタトモコの新連載にコメントする
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嘘とか恋とか
編集者はなぜ希望部署に行けないのか #1巻応援
嘘とか恋とか
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兎来栄寿
兎来栄寿
女性向けファッション誌の編集部で日々激務をこなす緒野ひよりが主人公の本作。 いきなり枝葉の話なんですが、主人公が読んでいて非常にかわいそうなんですよ。メインの恋愛面ではなく、サイドの仕事面において。 ひよりは文芸志望で出版社に入ったもののまったく畑違いのファッション誌に配属されて、 「こんなところにいたって誰かの心を動かす仕事なんて出来るはずもない」 と思いながら仕事をしているんです。こんな悲しいことがあるでしょうか。 私が受け持っている連載の「となりのマンガ編集部」の取材やそれ以外でも、「本当はマンガ志望ではなかった」あるいは「本当はマンガ編集になりたかった」「マンガ編集にはなれたけど希望する雑誌ではなかった」という方に数多くお会いしてきました。結果的に上手くいっているパターンも多いですし、たとえば伝説の編集者である壁村氏なども元々マンガなど一切読まなかったといいます。ただ、それらは生存バイアスでしかないとも言えるかもしれません。 何十年も昔からずっとこのシステムが続いているのは、個人的にはすごく不思議です。どう考えても自分の好き・得意を活かせる部署に行ってもらった方が三方よしではないでしょうか。 作中で、編集長が主人公に ″文芸も女性誌も全くの別物ってわけじゃあないの 目の前の読者のために作るのは同じ 一度本気でやってみたらきっと面白さもわかるわ″ と諭す良いシーンがあり、また思い人にも ″きっかけ次第で変わることってあるよね″ と重ねて言われます。 しかし、しかしですよ。仮に本には年間で数十万円課金しているけどその分服飾代に年平均1万円もかけず「チュニックって何? シュミゼットって何?」というレベルの人間がファッション誌に行ったとして、まるで興味を持てない対象に対してどんな仕事ができるのかと。 逆も然りで、文芸やマンガにまったく思い入れがない方がその編集部に配属されて作家やアシスタントや関係者と揉めて大きな問題に発展してしまうケースも少なくない気がします。 どんな仕事も本気で取り組めば見えてくるものは確かに多いとは思いますし、さまざまな知見は別の場所でも生きるのは解りますが、それでも文芸に詳しい人には文芸を、マンガに詳しい人にはマンガを担当してもらった方が読者のためにもなるのではと。 同じマンガ編集部であっても、例えば『アフタヌーン』と『なかよし』ではまったく違いますしね。そういう点では、白泉社などは新人は必ず行きたい部署に行けるシステムがあるそうですごく良いなと思います。 ものすごく脱線しましたが、冒頭からスタイリストさんに朝まで詰められる主人公が本当に不憫でならないのです。 本筋は歳の差ゆえに破れた片思いが記憶喪失という事件を通して蘇り、ひとつの嘘をついて危ういバランスを保ちながら進んでいくハラハラ感と恋のドキドキの二重奏の引きが強いです。 また加瀬アオさんの絵がとても良くて、全体的にすっきりと読みやすくありながら女子はかわいく男子は格好よく、適度なデフォルメ部分も愛らしいです。文字が詰まっていても気にならないほどネームも読みやすくて、今後ますます人気を博していかれるでしょう。 シンプルにエンターテインメント性が高い恋愛ストーリーで、仕事面でも恋愛面でもこの先が気になります。
ドラゴン養ってください
ドラゴンが焼いた焼きおにぎりを食べてみたい #1巻応援
ドラゴン養ってください
兎来栄寿
兎来栄寿
今年は辰年なので、龍マンガやドラゴンマンガは積極的に推していきたいです。ということで、今日も良いドラゴンマンガが発売されました。 『スティアの魔女』の牧瀬初雲さんが元々は同人で描かれていた作品を、『しいちゃん、あのね』の東裏友希さんが作画を担当してリメイクした作品です。 皆さんも、一度はドラゴンと一緒に暮らしてみたいと思ったことはありませんか? 私はあります。とはいえ、大人になってから考えるとその大きな体を保つために必要な大量のカロリーを摂取するためにはどれくらいの餌が必要なのかとか、そもそも田舎の広い家でないと飼えないよなぁとか現実的なことを考えてしまうわけですが。 本作の主人公、村上もさまざまな苦労を抱えながらアパートの一室でドラゴンのイルセラと暮らしていくことになります。 上位種としてプライドは高いけれどチョロいところもあるイルセラとの掛け合いが面白いです。 「人間はホモ・サピエンス、賢い人という意味」 と伝えると 「思い上がってますね クソザコハダカザルとかで十分」 と返してくるシーンなど大好きです。 4話で描かれる人間の愚かしさを描いたエピソードなどはさもありなんという感じで、こちらもかなり笑えました。焼き氷屋さん、好きです。その前提となる、3話で焼きおにぎりを焼かされるドラゴンという構図も珍妙で良いです。 舞台となる辰居町は、読んで字のごとく竜神にも縁がありドラゴンと龍が共演していくのも辰年に読みたいドラゴンマンガとしてポイントが高いです。 商店街の皆さんやヒロインの犬飼さんも癖が強くて良いキャラしています。 たまに大きい設定が出てきつつも、概ねギャグに回収されていくので肩肘を張らずに気楽に読んで楽しめます。 見た目は高貴、中身は知的と見せかけて人間味溢れるドラゴンとの暮らしを楽しんでみたい方はぜひ。
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