多分だが作者としては
「氷室は営業部長。
 薬害被害者からしてみたら
 憎い藤谷の製品を売りまくった男。
 そ殺してやりたいと思われて当然。」
という気持ちは読者も当然に
共感しているだろうと思っているのではないか。
だが自分としては、
そう思う被害者がいてもおかしくはないが、
被害者の誰もが強くそう思とも思えない、
人事の長谷川が薬害の真相をしらなかったのだから、
営業の氷室だって知らなっくてもおかしくないし。
だから納得のいく氷室殺しの理由としては
「こいつは薬害被害者対策の重役会議で
 売り上げが落ちるのはマズイから
 薬害の事実は徹底的に隠蔽しろ、と
 主張しやがったのよ。」
とかの、氷室のワルぶりをダメ押しする
材料がもうひとつくらいあったほうが
良かったんじゃないかな、とは思う。

飯塚は嫌われキャラとして殺される役回りでいいと思うが、
氷室は安斎と共に長谷川の報復の対象に挙がったんだから、
薬害隠蔽の悪として殺されるべきだったと思うのね。

何度も書かれているが、薬害疑惑の描き方が悪すぎる。
氷室には、隠蔽の真相に関与した様子すら見られなかった。
「藤谷=薬害隠蔽の極悪」と読者が認識するように
話を進めなければならないのに、それが全くできていない。
長谷川と林に感情移入できないのも、そのせいだよね。

「藤谷=薬害隠蔽の極悪」と読者が認識するように
話を進めなければならないのに、それが全くできていない。

その通りだと思います。
今のところ、前社長が酔っ払って言ったことしか、
長谷川主導の大量殺人の引き金がないわけで、
「あれ、冗談だったんだけど」と、
なったら長谷川がただのバカでしかなくなってしまうわけで。
物語としては、冗談ではなくて真実で本音だろうし、
そういうことを軽々しく口にする前社長に対して、
さあ、読者の皆さん、一緒になって
藤谷製薬はなんて悪いやつだって怒りましょう、って
ことかもしれないが、
読者はほとんど着いてこれていないと思う。

ったって
ことになるのだろうけれど、

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でっちあげ

この物語こそ「でっちあげ」では?

でっちあげ
名無し

実在事件を題材にしたルポ小説の漫画化ですが、普通に読んでいても 主人公教師は敗訴してるし、子供及び保護者を病気の精神異常みたく 描いてるのに、後日談で彼らは順風に暮らしてるなど違和感がありました。 それをきっかけに事件について、詳しく調べると判決内容で体罰が 認定されていますし、教師に最大限有利な人事院裁定ですら血が混じってる発言やランドセルをゴミ箱に入れるなんてやったと認定されています。 後者をちょっと行きすぎてるけど指導であると言ってしまう 人事院こそむしろ社会常識と異なる身内忖度を感じてしまいました。 それなりの行為はあったんじゃないかと強い疑念が残ります。 もし子供にそんなことされてたとすれば、親が騒いで大きく言ったりする部分があっても一定の理解は出来るし、報道の問題がどうこう語っても響かないんですよね。盗んだ金額が少ないと盗人がドヤ顔で言ってるような感覚です。 まあ初動時に学校関係がもっと精査すべきだったのは確かですが、この話を用いてやりたかった趣旨(モンスターペアレンツ、マスコミ報道批判)には、この事件は乖離を感じますし、強引に合わせるような作りは歪と言わざるを得ないものになっていました。

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