これまでの安斎の言動から、黒を白に隠蔽したとは考え難いんだよね。
遠野の言うようにグレーで法的には立証不可で無実になるから、
これ以上、会社に損害が与えられないように細工したのかもしれん。
ただ、これでは猿側の行為が無意味になってしまうから、
安斎が法を盾にして、薬害被害者を侮辱するような発言をするとか、
藤谷に非がある方向へ持っていくと思う。
藤谷の薬の被害者がいるのは紛れもない事実なわけだし。

黒を白に隠蔽したとは考え難い、には同感。
自称・絶対正義の安斉だが、グレーを白にはしても
黒を白にはしない男だと思う。
黒を白にする男なら、絶対正義というより
勝てば官軍とか、歴史は勝者が作るもの、
みたいな方向にもう少し寄ったキャラになっていた
のではないかと思うし。

ただ、そういう自分の安斉への印象は当初のもので、
救助隊を殺して長谷川に罪を被せようと考え行動した時点で、
アレ?俺の考えていた安斉像と違う、
と疑問が生じてしまった。
これじゃ黒を白にする男だよな、と。
自分の安斉キャラの理解が間違っていたのか
安斉キャラが途中で変わってしまったのかは
今となってはよくわからなくなった。

藤谷に非がある方向へもっていく、にも同感。
被害者批判以外には、
藤谷社員は倒産で路頭に迷うとかならなくて
すんだのだから俺に感謝すべきだ、
とか、読者の反感を買う発言とかに走りそう。

安斎はもともとアメフトのチームメイトから自己中って言われて追放されるぐらい自己保身がつよいタイプ
建前は立派なことをいうが基本的に自分が生き残るために弱い人を犠牲にするというスタンスは早乙女拷問あたりから変わっていない
しかし安斎を凶行に走らせたのは間違いなく長谷川林早乙女
多少安斎や藤谷に非があったところで読者の反感はかわない

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鬼ゴロシ

昏睡から目覚めたジジイによるハードな復讐劇!!

鬼ゴロシ
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)

まだ読んでるところ4話目だけど、かなりハードで面白い!! 街のヤクザたちぶっ倒しまくって無双していた主人公が、5人の仮面被った男たちに嫁と娘を殺され、自分の頭に銃弾ぶっ込まれて植物状態で15年刑務所にいて、出所して子分にお守りされながら飲み行ったら潰した組のやつに包丁ぶっ刺されて道端に放置されて警察に見つかって連れてかれて、運悪く近くで起きてた一家殺人事件の重要参考人として尋問されたら、刑事が自分の家族殺した仮面のやつと同じ話を始めて・・そして、15年の眠りから意識を取り戻す!!!!ここまで一話!! ここから凄絶な復讐が始まる!!!! 熱い!!熱すぎる!!!! 河部真道先生の漫画は、鎌倉末期の『バンデット』、近未来のディストピアを描いた『KILLER APE』と、それぞれ時代こそ違えど、濃くて熱い殺し合いの物語が展開されてきた。 そして今回、ついに現代! そしてこの土地では過去から鬼憑の伝説があるということで土地の背景と業も背負っている!! これからどうやって復讐していくのか、5人は一体誰なのか、ミステリー要素もありつつ楽しみすぎる~!!! 早くも実写映画化してほしい!

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