早乙女と長谷川は飲み屋の会話だけで十分だと思うけどね。
過去のトラウマから自己否定的な早乙女とって、
父親世代からの「今のままでいい」「人から信頼される男だ」の
自分を肯定してくれる言葉は価値があったんだと思う。

宮田は周囲に誤解されていた早乙女の解説役。
学生時代の早乙女について語って、誤解を解く役割。
それでも、早乙女覚醒のトリガー役だと考えていたから、
長谷川に対して煮え切らない早乙女が、宮田が殺されて、
遂に長谷川と対峙・・となると思っていたけどね。
あっさり流して拍子抜けしたかな。

いや、漫画としては駄目っしょ。
仲間だと思ってたキャラが実は敵だったとか寝返った展開ってあるあるだけど
例えば「うしおととら」の流兄さんとか、
からくりサーカス」のフェイスレスとか、
進撃の巨人」のライナーとか。
裏切り役に読者の思い入れ皆無のキャラとか配置せんよ。

お父さん世代のおっさんに自分を肯定してもらえて嬉しかったんです!飲み会で!
だから連載開始時から苦境を支えてくれた親友が死んでも、それよりも罪のない同僚を殺しまくったおっさんの方が大事なんです!

じゃ、「自分だけよければいいのかよ、
ファザコンきっも!」ってなるだけっしょ

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ならべ カヤック
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兎来栄寿
兎来栄寿
昨年で25周年を迎えた、「サイコロ給」などで有名な面白法人カヤック。そこで働くさまざまな人や事業を、『漫画 君たちはどう生きるか』の羽賀翔一さんや『左ききのエレン』のかっぴーさん、『半人前の恋人』の川田大智さんなど、さまざまな漫画家の方々が描いたマンガです。 15周年の際に公開されたものなど一部古いものも含まれていますが、内容としては今読んでも十分面白いです。 『ことばのパズル もじぴったん』や『冒険クイズキングダム』を作った後藤裕之さんの「存在感の作り方」では、後藤さんが円周率を42195桁暗唱して世界記録を樹立したり、夏休みの自由研究で人間が100時間寝ないとどうなるかの研究を自分の体を使って人体実験した話など、突き抜けたお話がまず面白いです。 マジカルラブリーの『スーパー野田ゲーPARTY』も後藤さんだったんですね。川田大智さんが描く「スーパー野田ゲーPARTYを作った男たち」も笑いながら読みました。(『野田ゲー』の中でも邪道バースは天才的だと思いましたし、全国大会も熱かったです)。 突飛なところはもちろんですが、地に足のついたビジネス的な部分の良さもあります。 「ゲームやサイトを作るだけがクリエイティブな仕事ではない」 「メールひとつにも思いと工夫をこめれば喜んでもらえる」 という、秘書を描いたエピソードなどは社会人にとって参考になる一節でしょう。 それを体現するかのように、別の話ではユーザーからのゲームへのお問い合わせに世界観を尊重し反映した回答をするという別の社員のエピソードが描かれており、「王が履いているパンツは何色か」という質問にも極めて真摯に答えていきます。 ゲーマーならお世話になったことがあるかもしれないLobiや、e-sportsの普及に向けての愛溢れるモチベーションなども読んでいて高まります。コロナ禍でオフラインの大会が消えても、オンラインで毎週大会を行い配信をして格ゲーコミュニティを熱くし続けたなどの近年のエピソードなども好きです。 総じて、楽しみながら仕事をするということの素晴らしさ・大切さを教えてくれる掌編が詰まっています。 現在多くの電子書店で無料で全編読めるので、この機会にぜひどうぞ。
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