怪奇・ミステリーマンガの感想・レビュー3336件<<6869707172>>漫画大好き女子が写真週刊誌に配属されてしまった!曝ク者! 波場章史名無し社会派だけど思いっきりエンタメな新連載、これ超面白いですね! 写真週刊誌の存在意義については非常に興味深い。どこまでリアルに沿ってるのかはわかりませんが、主人公の成長が今から楽しみ。 体力面で同人誌即売会の経験が生きてるの笑った。 となジャンで1話読めるみたいです https://tonarinoyj.jp/episode/10834108156768713588霊能力者&霊媒体質 JK2人のバディもの空の底 白砂の姫君 つじいもとこ名無し最初の2話は日常生活で出会う怪奇現象を他の友達とも一緒に解決するフツーのスクールホラーコメディって感じだったけど、いきなり3話目で異世界転移してあちらとこちらの王族を巻き込んだ壮大な冒険が始まって笑ってしまった。80年代ぽくて最高。 続編もあるらしいので楽しみ。葬送のフリーレン作者の連載デビュー作名無しは一体誰でしょう? 山田鐘人 岡崎河亮名無しまず主人公が記憶喪失の状態から始まるのがおもしろい。記憶喪失なんだけど頭はめちゃめちゃ良くて、ヒントが全部出てくる場面やセリフにあるので謎が解けた時はスッキリします。 最後までちゃんと面白かったんですけど、若干、未完なのか?という疑念が残る終わり方。タイトル「名無しは一体誰でしょう?」の答えはちゃんと回収されます。だいすきなおかあさんマザーパラサイト 佐藤洋寿兎来栄寿「バブみ」「オギャる」といった言葉が普及し始めて早数年。「戦慄のバブみサイコスリラー」とでも形容すべき作品が登場しました。 「登場親子、みんな毒」……とまでいうと語弊があり、まともな息子も中にはいるんですが、中心となるのは毒息子と毒親による予測不能のサスペンス。『スズキさんはただ静かに暮らしたい』に続いて佐藤洋寿さんらしい不穏な味わいが堪能できます。 多少のツッコミどころもありますが、異常な性向がぶつかり合ってもたらされる異様な展開の不安と不穏の波に細かいことはさておき呑まれます。 良い意味で、ネット広告で使い易そうなパワーのあるセリフやコマが多い作品です。 作中で、特殊な赤ん坊と一緒に荷物を運送するゲーム『デス・ストランディング』が描かれていたのも良い演出だなと思いました。 物語がどこに着地するのかが最大の焦点ですが、ぜひ行くところまで行ってやり切って欲しいなと願っています。 心の中の赤木しげるに「正しい親、正しい子供、正しい親子…………元々ありはしないんだって……!そんなもの…………!」と囁かれながら。 漫画でも倍返しだ!!モーニングの新連載半沢直樹 池井戸潤 津覇圭一 フジモトシゲキ名無し自分は半沢直樹のドラマ流行ってたのに観てなかった人間です(※流行りすぎてると避けちゃうタイプ)です。ですが、あの熱狂的なブームからしばらく経ったので、あの話題作をみてみようじゃないのと読んでみた次第です。 太い線のスタイリッシュな絵が読みやすいなぁと思ったら、フジモトシゲキ先生って股旅グルメの人じゃあないですか…!!(納得) ストーリーの面白さも作画の素晴らしさも保証されているので、これは安心して読めますね。 ▼過去作掲載ページ http://www.moae.jp/comic/thegate_matatabigourmet ▼公式作品ページ https://morning.kodansha.co.jp/c/hanzawanaoki/「クリスマスにブスと過ごすのが嫌だった」は名言ホムンクルス 山本英夫かしこ※ネタバレを含むクチコミです。人喰いの妖と少年が紡ぐ絆 #完結応援チキタ★GUGU TONOANAGUMA妖(あやし)の起こす問題を解決する「あやしい屋」の少年チキタ・グーグーは人喰いの妖ラー・ラム・デラルとともに暮らしています。人と相容れない存在であるはずのラーが稼業を手伝っているのは彼の目的がチキタと100年間をともに過ごし、美味しくなった彼を食べてしまうことだから。 これだけ書くと『うしおととら』みたいなコンビバトルものっぽいですが、妖と人の命のやり取りがシビアに描かれる『チキタ』の世界はかわいく見えて非常にハードでダークです。 「人喰い」が関わる残酷なシーンがあるほか、主要キャラを巡って精神的にクる展開が容赦なく続くので最初のうちはほわんとした絵柄とのギャップにやられてしまうかも…(もちろんそれも大きな魅力です!) スリリングなエピソードのなかで「100年」とラーの抱える秘密や不死の存在など、ぞわぞわするような謎も解き明かされていくのでどんどん読み進めてしまいました。 両親の仇であるラーと暮らすチキタを筆頭に、作中では度々殺し殺され喰い喰われ…という関係のキャラクターが登場します。誰かが誰かの仇である過酷な間柄ですが、同じ時間を過ごすことで互いの想いが変わっていく過程が丁寧に描かれます。 食うものと食われるもの、許さないことと許すこと、そして生きることと死ぬこと。『チキタ』のキャラクターたちはそれぞれ凄絶な過去を持ちながら、誰かとともに日々を生きることで重厚なテーマに自分なりの答えを出そうとします。 「そうまとめるのか〜!」という最終話がとても好きでした。 チキタとラーが迎える「100年」の旅の決着、読めばきっと心に残るものになると思います。 「忙しい人向けSHERLOCK」ドラマの完璧なコミカライズ!SHERLOCK Jay. スティーヴン・モファット マーク・ゲイティス名無し軽い気持ちで初めてSHERLOCKを観てみたのですが、あっという間にどハマりしてシーズン3+特別編まで観てしまいました。日曜の夜に観始めるもんじゃないですね。 その流れでドラマをコミカライズした1巻も買って読んだのですがものすごいクオリティ。 ベネディクト・カンバーバッチのあの表情が見事に漫画の絵柄で表現されてるうえ、ドラマにあった場面が構図や俳優のポーズが忠実に再現されている。 映像ならではの「たっぷりとした間」とBGM以外、全てのものが漫画に取り入れられてる気がする。 セリフは字幕と違うとこが多々あるのでおそらく吹き替えに準拠。 推理中に英単語がモーショングラフィックで浮かんでくる表現が好きなんだけど、それが日本語(しかも平凡なフォント)で書かれてたのが、他の部分が完璧なだけに浮いてるように感じた。 ドラマは1話1時間半くらいあるけど、忙しい人は各巻1冊を読めば30分もかからず理解できるのでおすすめです。芽愛と絵里人間回収車 泉道亜紀名無し※ネタバレを含むクチコミです。死にたがり少女の喰べ頃は… #1巻応援私を喰べたい、ひとでなし 苗川采あうしぃ@カワイイマンガ海辺に暮らす女子高生と、彼女を喰べたい人魚が出会う物語。グロそうな内容にも関わらず、流麗な絵が心地良い。 水面が煌き、纏わり付く水泡が美しい光景の中で、主人公は生きる気力が無い。それ故に人魚に食べられると分かっても、それを受け入れている。無力感と水の浮遊感が絶妙にリンクして、厭世的な気分を共有出来る。 そんな彼女を「喰べ頃」まで守るという人魚は、同じ高校の生徒となる。活きの良い状態にしたい人魚に健康を気遣われ、主人公は元気になるのか?そして食べられる時、まだ死を受け入れられるのか? この無気力な浮遊感に癒されながら、様々な謎が明かされる時を待ちたい。 (愛媛県伊予がモデルとの事ですが、同じ愛媛の『熱帯魚は雪に焦がれる』の様な美しい海辺の光景が見られます) 女子二人・心霊スポット探訪 #1巻応援ゆうやけトリップ ともひあうしぃ@カワイイマンガ急坂に幾重にも住宅が重なり、細い階段が複雑に続く町。懐かしい反面、廃れつつあるそこには心霊スポットが点在している。新聞部の女子はクラスの転校生女子を伴って、町の心霊スポットを取材して回る。 階段や廃墟好きな私にはどストライクなこの作品。ごちゃごちゃして、陰鬱としていて少し怖くて、退廃感が美しい。 心霊の謎を解く二人だが、転校生はどこか儚げで、古い風景に溶け込んでしまいそう。教室では接点の無い二人が、放課後だけ共に探索を楽しむ様子は楽しそうなのに、何処までも存在の不安が付き纏う。 心通わす二人の時間が、どうか消えないでと願ってしまう。楽しさの中に切なさを漂わせる作品だ。前情報なく読んだ黒医者のデザート 外本健生マンガトリツカレ男最初はヤングマガジンや漫画ゴラクに掲載されていそうなマンガだなと思いながら読んだが途中に鑑識の女が出始めてから面白くなった。最初から全3巻と知っていたのでどんな感じで終わるかと思ったら第一部完だった。気になる展開だったので続きを是非読みたい岩元先輩が帰ってきた!! 軍からの命で超常現象を調査セヨ岩元先輩ノ推薦 椎橋寛たかあの読切が連載化ということでメチャクチャ興奮してます…! 時は大正。超常現象の軍事利用を図る帝国陸軍の命を受け、主人公である陸軍栖鳳中学3年の岩元胡堂は黒い雪が降る村へと向かう。 「お前のような中学生がいるか!!」と思わず突っ込んでしまうほどの美貌と貫禄を備えた岩元先輩にまた会えて嬉しい…!! 相変わらずのカリスマぶりで読んでるこっちも「先輩…!!」と人望にメロメロになってしまいました。 大正時代とか、軍部の特殊な任務とか設定だけでたまらないですが、それに加えて絵がメチャクチャ耽美で演出が決まっててキャラが立っててストーリーの起伏が見事で、とにかく全部最高。 超常現象を起こす能力に苦しむ子供たちを、同じような経験を保つ先輩たちのいる中学へ推薦する岩元先輩。次回はどんな子が登場するのか楽しみです…! ▼読切版 https://shonenjumpplus.com/episode/13933686331614853730 チェンソーマンのラストの元ネタって…チェンソーマン 藤本タツキ名無し※ネタバレを含むクチコミです。まずタイトルがかっこいい空気の底 手塚治虫hysysk暗い話が多い短編集ではあるが、通底して投げかけられているのは人間や愛とは何なのかという問いである。 白人と黒人の臓器が入れ替わったら何人になる?意識はそのままで姿形が動物になったら?血の繋がりってそんなに重要か?妄想の幸せも幸せか? この短さで十分にその物語を成り立たせている世界観を構築する力量はさすが。しかしそれはステレオタイプだったり、皆が共有している価値観を利用する(というかそれを作ったのは手塚自身とも言える)ことと表裏一体であり、現代的な感覚からすると少し物足りない原因でもある。読後感がほぼ手塚治虫Flower Verse らんしん名無し表紙に一目惚れして即買い。正直、感情移入も理解もできないまま絵と世界観の独特さと表現の魅力だけで読み切ってしまった。 Flower Verseというタイトルからオメガバースやdom/subのような新たなユニバースものを想像して読んだらそれは超序盤だけだった。 綺麗で不気味で詩的で壮大な物語。 手塚治虫のような宝石の国のような……自分の知ってる一番近いもので例えるとそんな感じ。 他の人の感想が気になる。 眠れない夜のお供に意味がわかると怖い4コマ 湖西晶野愛ひとは皆一度は意味怖にハマる時期がある、とわたしは思っているんですがどうでしょう。 読み出すと気になって次々読んでしまう魅力が意味怖にはあります。 意味怖はわりと叙述トリック的な言葉や文章の言い回しがキーになるものが多いですが、これは絵にヒントを潜ませていたりと漫画ならではの意味怖になっています。 恐怖を味わいたいというより、ちょっとした謎解きのように楽しめます。 ご丁寧に解説付きなので謎を抱えたまま生きる心配もないです!親切!ロシア産の生物兵器が北海道へ上陸!人を襲いまくるアニマルパニックホラー! #1巻応援シムグル 杉山敏starstarstarstarstarウマタロロシアの怪しげな組織が産み出した生物兵器を載せた船が事故を起こし、北海道に漂着するところから物語は始まる。まずは冒頭のプロローグを読んでみてほしい。とにかく掴みがバッチリな導入である。人間の都合で捕まえられ、勝手に改造され、売られようとしている動物たち。セリフはなくとも伝わるものがある。シムグルは凶暴でありながら、神聖で荘厳な風格を持って登場する。そして少しだけ猫らしい可愛らしさも残されていて憎めない。シグムルを中心に一癖も二癖もある動物たちが揃っており、(特に「ナマケモノ」は要注目。)言葉をかわさずに一致団結して反旗を翻すのだ。なぜ北海道で罪のない人たちを襲うのか?と思ったりもするが、怒りと本能のままに人間を次々と襲う動物たちを見ていると、細かいことは忘れて解放感すら感じるから不思議だ。#1巻応援テンポいいギャクも魅力♬鴨乃橋ロンの禁断推理 天野明starstarstarstarstar干し芋出てくるキャラクターがもれなく全員個性的なんだけど、必ず欠点を持っていて応援したくなる。 そして、ロンとトトの名コンビの会話のテンポがよく、スラスラと事件が解決していく様も気持ちいい♪ 話数を重ねるごとにキャラも増え人気作品になること間違いなし!! 早く続きが読みたくてウズウズする。 ひとつ屋根の下で暮らし働く怪物(けもの)の子供たち怪物事変 藍本松名無しアニメ観て久しぶりに読んだけど漫画が上手くてスゲー読みやすい。全巻買ってしまった。 主人公たちは年齢的には中学生だけど、怪物(けもの)の血を引いていて真っ当に育てられていないためか、年齢の割にかなり幼稚で情緒がかなり未発達な感じ。(そのため母や叔父と暮らしたことがあるシキは年相応) そこがすごく可愛いくて、そんな子どもたちを隠神さんがひとつ屋根の下、保護者として寄り添って育ててるところがまた泣ける…。 感情の変化がほぼ無で真面目な夏羽。 ツンツンしてるけど面倒見がいいシキ。 明るくて可愛いものが大好きで怖がりな晶。 この凸凹3人組がワイワイガヤガヤ騒ぎながら、友情を深めつつ強くなっていくとこが面白い。 まだまだ子供のみんなが、これからどんなふうに成長していくのかすごく楽しみ。謎がギャグを呼ぶ、身も蓋もない探偵漫画まったく最近の探偵ときたら 五十嵐正邦名無しかつては高校生探偵として大活躍をして、 名声や賞賛を集めたが 今ではすっかり冴えない貧乏中年探偵。 そこに明るくカワイイ女子高生が訪ねてきて・・ という今風の探偵物の王道というか、 どこの赤川次郎先生だよ、という出だし。 横溝正史先生が読んだらまさに題名通りに 「まったく最近の・・」 と嘆き悲しみそうな漫画だな、と思ったが、読み進めたら、 赤川次郎先生ですら 「まったく最近の・・」 と嘆き笑いしそうな面白い漫画だった。 そりゃまあ赤川次郎先生もさすがに 「ビルの5階から落ちても大丈夫系女子高生」 は描けないし描かないし描きたくないだろうけれども。 探偵物の要素や醍醐味のほぼすべてがギャグネタに(笑)。 探偵物作品としては邪道極まりないのだけれども、 ギャグ漫画としては王道で、読んで笑える楽しい漫画。 なので横溝先生や赤川先生には、作者の五十嵐先生に代わって 「最近の探偵ですみませんね」 と自分が謝るから、そのかわり、 連載を続けてますます笑わせて下さい五十嵐先生。「クジラの子らは砂上に歌う」アニメ化!クジラの子らは砂上に歌う 梅田阿比つのしまくじら舞台化に続いて今度はアニメ化かー。 この世界観の映像化は喜ばしいな。 https://www.youtube.com/watch?v=aKgYiCjRg_w 吸血鬼の廃墟世界〈永遠〉百合生活道割草物語 武川慎あうしぃ@カワイイマンガまず表紙絵が、とても美しい。全面にカラフルな一枚絵を敷き、タイトルはごく小さく。私は通販で買ったので店頭映えは分からないが、コレクション欲を唆るデザインであることは間違い無い。 本文もまた美しい。描かれるのは人類が滅び、朽ち行く退行世界。文明に自然の浸食する様は、廃墟マニア垂涎。 そんな世界を生きるのは、吸血鬼達。しかも女性が圧倒的に多い。この辺の理由は、吸血鬼の繁殖に関わる面白い設定が待っている。 古い吸血鬼と彼女の護衛、それぞれのパートナーの四人家族は、パートナー同士で血を与え合う「食事」の一方で、様々な食料を「楽しみ」として生産し食する。パートナー同士の食事は必然的に百合的行為となり、強い繋がりの表現となっていく。 吸血のエロスは、定番だが鉄板! 様々な確執もあるが、吸血鬼物としては意外な程、暴力は無い。似た雰囲気の『BLOOD ALONE』(高野真之先生)と比べても大分平和的だ(反面時々あるバトルの格好良さは近い)。 なかなか死なない吸血鬼が、朽ち行く世界でのんびり過ごす様は究極のスローライフ?美麗な絵で綴られる百合百合しい彼女達の日々を、こちらものんびり堪能したい。10巻の最後、鳥肌が立ったPiece 芦原妃名子まな関わりのなかった同級生の死をきっかけに、人間関係を見つめ直すという話です。 始め、webの無料マンガで読み始めたら続きが気になってしまい、漫画喫茶で最後まで読みました。10巻の最後では本当に鳥肌が立ちます!一度読んだら続きが気になって読むのをやめられないほど面白い作品です。<<6869707172>>
社会派だけど思いっきりエンタメな新連載、これ超面白いですね! 写真週刊誌の存在意義については非常に興味深い。どこまでリアルに沿ってるのかはわかりませんが、主人公の成長が今から楽しみ。 体力面で同人誌即売会の経験が生きてるの笑った。 となジャンで1話読めるみたいです https://tonarinoyj.jp/episode/10834108156768713588