音楽マンガの感想・レビュー171件<<12345>>音楽漫画好きは読めないと思うブラブラバンバン 柏木ハルコnyaeそうとうやばい漫画ですね。今はバリバリの社会派漫画を連載中の柏木ハルコ先生ですが元々のイメージはこうですよね。エロと変態性が強すぎて、これを音楽漫画と位置付けるのは正直難しい。なので青春部活モノや音楽をテーマとした漫画が好きでもこれはおすすめできない…! でもひとことでエロいといっても、これ以上いったらアウトってところのギリギリ手前でなんとか踏みとどまってる気がしたので最後まで読めました。乳揉み始めたあたりはギブアップしかけた。 みんななんで芹生さんを見限らないんだろうと思って読んでたけど、ブラスバンドの魅力を知ってしまったんでしょう。知ったが最後、なかなか抜け出せなくなるという気持ちは熱く伝わりました。憧れ?恋?ピアノとお姉さんと私の関係プライベートレッスン ナヲコあうしぃ@カワイイマンガ友達に恋をすると、相手を恋人にしたいと思うのと同時に、友達を失うのが怖くなる。そして悩む。私は恋人が欲しいのか、それとも友達が欲しいのか……。実際に欲しいのは、いつも変わらない「あの人の隣」ただそれだけなのではないか? ♫♫♫♫♫ 従姉妹のとり姉が弾く楽しそうなピアノに惹かれたたまご(本名たまこ)は、とり姉にピアノを教わっている。長年の二人の関係に疑問を持たなかったたまごだが、ふとしたきっかけでピアノと、とり姉の交友関係に向き合うことになる。 私はとり姉が好き!と一方的に想うたまごは「じゃあ、とり姉は誰が好き?」という疑問を初めて持つ。周囲の関係性を理解しても、見えてこないとり姉の心。そして自分のとり姉への「好き」は、恋なのか?心が揺らぐたまごの迷走は歯痒く、痛々しい。 誰かへの心に、恋とか嫉妬とか憧れとか、名前を付けて何らかの関係性に落ち着く事が、本当に欲しい物だろうか?たまごが出す「本当に欲しい答え」と、その真っ直ぐさに心動かされるとり姉の終着点は、物凄く腑に落ちる。そうか、こんな簡単な事だったんだ、と。 最後に二人が、頭をくっつけ寝こける姿に、ホッとする。私もこの安心感が欲しいと、心から思わされる。 (身を寄せて寝こける安心感は、たまごのピアノ仲間の籠原さんのエピソードにも変奏的に登場する。そちらも優しいお話だ) ♫♫♫♫♫ 『voiceful』『なずなのねいろ』『プライベートレッスン』と、音楽で誰かと繋がる連載を描いたナヲコ先生だが、これ以降姿を消す。HPもTwitterも更新が無い先生の事を案じてしまうが、奇跡の様に残されたこの3作品を、大切に読んでいきたいと思う。じっくりたっぷり繊細に描かれた恋のようなものプライベートレッスン ナヲコ野愛言葉では言いあらわせないような揺れ動く心のうちを、たっぷりと描くのは凄く難しいことなのではないだろうか。 物語が大きく展開するようなわかりやすいものじゃない、愛よりもちょっと手前の、恋というには大きすぎる、でももっとふわふわした曖昧な感情を、ナヲコ先生はじっくりたっぷり繊細に描ききる。 いとこのとり姉のピアノに憧れて、個人レッスンをしてもらうたまこ。 ピアノが好きなのかとり姉が好きなのか、とり姉のピアノが好きなのか思い悩んだり とり姉の憧れの先輩や、とり姉にピアノを教わっていた同級生にもやもやした感情を抱いたり 「それは恋だよ」なんて下世話な読者は言ってしまいたくなるけれど、たまごをあたためるかのようにじっくりたっぷり時間をかけて物語は進んでいく。 物語のはじまりと終わりで、たまこととり姉の関係性は変わった…のかな? はたから見るとなにも変わらないかもしれない、でもその内側はじっくりたっぷり時間をかけて大きく成長しているのがわかる。 『なずなのねいろ』でなずなの子どものような容姿に意味をこめたのと同じように、『プライベートレッスン』ではたまこのピアノの技術が重要な意味を持つ。 台詞が多い物語ではないからこそ、成長したたまこが発する言葉が胸に響く。 ナヲコ先生はどうやら今は活動されていないようなので、もっと作品が読みたかったなと思いつつも出会えたことに感謝したいと思います。絵から音楽が聞こえるなずなのねいろ ナヲコ野愛音楽を題材にした漫画は多数あるので忘れてしまいがちだけれど、漫画で音楽を表現するのって物凄いことじゃないですか? なずなのねいろ、物凄い漫画に出会ってしまった気がしています。 ギター少年の伊賀が三味線を弾く少女なずなに出会い、三味線を教わろうとするところから物語は始まります。 なずなの三味線に感動し、自らも三味線の魅力に引き込まれていく…のは間違いないのですが、一筋縄ではいかないのがこの作品。 なずなには三味線を弾かなければならない理由と、三味線を弾くことができない理由がありました。 何故なずなは三味線を弾くのか、何故なずなは三味線を弾けないのか、なずなが抱えているものは何なのか。 多くは語られないまま、揺れ動くなずなの心だけをたっぷり描写して物語は進んでいきます。 真実が明らかになり、動き出したなずなの音色は静寂を切り裂くように鳴り響きます。 漫画だから音が聞こえることはありません。それでも、自分自身の音を見つけたなずなの姿が心を震わせる音楽そのものに見えました。 なずなが子どものような容姿で描かれているのにもしっかり意味があって驚きました。何から何までよくできている…。 本当に本当に出会えてよかった作品です。ぜひ多くの人に読んでほしい! 前半は不良マンガ、後半はバンドマンガモッシュピット 今野涼starstarstarstarstarウマタロ※ネタバレを含むクチコミです。夢を掴む者のメンタルと熱さBLUE GIANT 石塚真一名無し※ネタバレを含むクチコミです。これが日本のヒップホップ漫画少年イン・ザ・フッド SITE(Ghetto Hollywood)hysysk今までにもいくつかラップをテーマにした漫画はあるし、監修でラッパーが参加してたりもするけど、これは作者が90年代の東京でヒップホップ文化にどっぷり浸かった当事者で、現在もシーンの重要人物。 フィクションと史実を織り交ぜつつ、MIX TAPEとかグラフィティとかドラッグも含めてラップだけじゃないトータルな文化を描いているので、好きな人にはたまらない(もしくはちょっとイキってた頃を思い出して恥ずかしい)と思う。背景や小物に当時のものが散りばめられてるし、BUDDHA BRANDのCQとNIPPSも少し出てくる。かといって単なる懐古趣味や教養主義でもなく、今につながる文脈を伝えるものとして正しくヒップホップ的なんじゃないかな。 私は地方在住で至って普通の高校生だったからこの辺の文化は完全に後追いだけど、引き続き応援したい。 面白い!!!青のオーケストラ 阿久井真名無しまさに王道オーケストラ漫画!! 演奏者漫画にあえりがちなすごく暗くて苦しい描写が少なめで個人的に好きな漫画です! オーケストラ漫画ってすごく難しい気がします。 なぜなら人数が多いから、あと音は形が見えないから。 でもそれをうまいこと描写していてスッと感情移入できる、そんな漫画です。 裏サンデー発ですが万人受けする作品ですし、まだまだ面白くなる漫画だと思います。アニメ化などメディア化もしてほしい!!大人のジャズ漫画!!スインギンドラゴンタイガーブギ 灰田高鴻starstarstarstarstar干し芋おとなの楽しめるジャズ漫画が始まった。 これからの展開にワクワクが止まらない。 訳ありな人たちの集団、戦後の混乱、そして、英語(スラング)の勉強にもなるかも? 巻末についているQRコードを読み込むと作品に関連した曲や、当時の流行りの曲まで聴けるサービスも素敵♪"今"を生きてる高校3年生たちの群像劇 #1巻応援クレッシェンドで進め 宇仁田ゆみnyae受験シーズン真っ只中に行われる校内コーラス大会の練習や準備に追われる様子を賑やかに描いた1冊。途中までピンとこなかったんですが、最後のセンター試験と言っていて、あ、これまさにいま(物語の中でいうと2019年夏)を生きている高校生の話なんだと気づきました。人によっては失敗できない大変な状況だったりするんですね。 そんな忙しい中でやらなければならないコーラス練習。本来ならば適当に済ませて大事な試験勉強の方に時間を使いがちな気もしますが…なにがクラスをひとつにしたのか、そのきっかけが「優秀な成績をおさめたクラスに与えられる学校オリジナルの手ぬぐい」というところが高校生らしくて可愛らしいのです。 また、あらすじにもあるようにクラス内にいくつも発生する「片思いの連鎖」も見どころ。ほんとどこまで続くのこれ!?という感じ。 いろんなものを乗り越えて大会の本番を迎えたクラスはどんなステージを見せてくれるのか。私は鳥肌が立ちました! 1冊完結でさほど長くない話ですが、みんないい子たちなので、これからいろんな辛いことたくさんあるかもだけど頑張って生きてね…と謎の目線で読んでしまった。 V系カリスマの休暇プリンス・ボンバーにくびったけ 中川勝海名無しプリンセス・ボンバーに狂い咲きの続編。サディスティックスの活動を休止して1年した頃のお話。 「プリンセス・ボンバーに狂い咲き」では、父娘だけど恋人という紫織と李奈の関係にとまどったけど、実際のところ2人はただ「恋人のように仲が良い」だけでちゃんと冷静。 この続編のプリンス・ボンバーにくびったけでは、 「紫織ちゃんに好きな人が出来たら結婚していい」 「李奈に好きな男ができたら親子だと公表する」 …などと、それぞれがお互いに恋人が出来る可能性について話している。 この「恋人」と言いつつ結局のところ2人はメチャクチャ仲のいい親子止まりなのがちょっとスッキリしなかった。 まあ人間の関係なんて完璧に白黒ハッキリつけられるものでもないし、つける必要もないんだけど…漫画としてはきっちり描いてほしかった気もする。 それにしても、この漫画は同衾するシーンがやたら多くてすごく印象に残った。父娘・同性の知り合い・兄弟…布団の中でおしゃべりしまくりでみんな仲良いな。 真理のデビューも決まったことだし続きがあるならぜひ読みたい…! 2人がどうなるのか結末を見届けたいです。音楽表現と和楽器JKのブレイクスルー!なでしこドレミソラ みやびあきのあうしぃ@カワイイマンガ音楽の表現に「擬音」を使わない事。これがこの作品の最大の特徴である。 擬音による音楽表現は、分かりやすい反面、表現できない事も多い。例えば音色は、伝えたい音を擬音で描いても(ポンとかガーッとか)結局は読者の脳内補完が頼り。正確な伝達とは言えない。また、合奏での、旋律やリズムが絡む感覚は表現しにくい。 『なでしこドレミソラ』では、流水紋で旋律の雰囲気、和柄で和楽器らしさを仄めかすのみ。絵で魅了したら、音は完全に読者の想像に委ねる、割り切りの良さ。しかし流水紋は音楽が流れる時間・空間感覚となり、それを重ねる事で各パートが混ざり合い、響き合う表現となっていて、今までに無い「穏やかな」ゾクゾク感がある。 かつて音楽漫画が発想しなかった「音楽表現」のブレイクスルーを、音楽漫画が好きな方には、ぜひ読んでいただきたい! ♫♫♫♫♫ 物語は、地味な自分を変えたい主人公・美弥を始め、和楽器同好会に集まったメンバー四人の、様々な「ブレイクスルー」の過程が描かれる。分かりやすい子から一見分かりにくい子まで、自分の拗らせを知り、悩み、殻を破って成長する物語は明るく、清々しい。 これは、四人が対等な関係で互いの音を聴き、自分の音を重ねる真の「合奏」を目指す物語。そしてそれは音楽を越えて人間関係でも、自分から動く事と、相手を見る事のどちらも大事だという「個性と調和」の物語になっていく。 少し拗らせていた女子高生達が、真に自立したメンバーの一員として舞台に立つ終幕は、とてつもない歓びに満ちている!三味線弾いていい?存在賭けて鳴らす音なずなのねいろ ナヲコあうしぃ@カワイイマンガ大切な誰かに教わった物。最早分かち難く身についた行為。大好きなそれを、奪われるとしたら……。 ♫♫♫♫♫ バンド活動に飽きていた高校生・伊賀は、小さな年上の女の子・なずなの津軽三味線の音に触れる。 そのとんでもない音に魅了された伊賀は、なずなに三味線を教わろうとするが、なずなはやると言ったりやらないと言ってみたり……。 伊賀が頑なななずなの心の殻を、少しずつ優しく剥いで行くたびに見えてくる、なずなの心の傷は痛々しい。 全3巻中2巻を費やして、なずなが三味線を「弾きたい」と「弾けない」を行き来する物語は余りに繊細で、苦しい。しかし、なずながそのドラマの重さから解放され、自分らしく三味線を鳴らす時、物凄いカタルシスに満たされる。 ♫♫♫♫♫ 自分の三味線の音は血であり、過去であり、自己であるなずなにとって、三味線を奪われる事は、己の存在を否定される事だった。 例えば同じ津軽三味線漫画『ましろのおと』で、祖父の音を捨てて、自分の音=自分の存在証明を得るべく迷走する主人公の澤村雪と、苦しむポイントは違うが「自分の音=自己を鳴らす」という命題は共通している。 むしろ澤村雪の姿は、なずなの姉を神格化し、なずなの姉の様になりたくても叶わなかった、伊賀と同学年の橘ハルコの方に重なる。 『ましろのおと』に興味のある方は、2008年に同様の命題にチャレンジした『なずなのねいろ』も是非、読んでみていただきたい。 2巻が良かったスイートメモリー 吉田貴司hysyskおっさんの気持ちを若い女性のキャラクターに代弁させるシリーズが面白い。おっさんが美少女を愛でるのは何も彼女らを征服したいからではなく、自分がなりたいからなのだが、それもそれで気持ち悪がられそうなので大っぴらには言えない。 読者と一緒に歳を取っていくか、特定の世代をずっと相手にし続けるかは作家としての戦略に関わるが、読者のライフステージの変化によって面白いと思えるかどうかが変わってしまうものが多いように思う。普遍性とは何かというのが逆に分かるし、そこをクリアした長編が読みたい。ぐっとくる細かいポイントを突く観察眼は素晴らしいから。堂々と叩け! お嬢様は和太鼓で変わる!和太鼓ガールズ すたひろあうしぃ@カワイイマンガ生の「一音」で持っていかれる音楽体験は、長い人生でも得難い貴重な体験である。それはバッハのゴルドベルグ変奏曲の一音目であったり、テクノの一発目のキックだったり人それぞれだろうが、その経験は時に人を狂わせ、時に人を救う。 『和太鼓ガールズ』の主人公・ミッション系お嬢様学校に通う環は、和太鼓の強烈な「一音」に、人生を変えられる。 それまで品行方正に、そつなく八方美人に己を作り上げてきた環は、言葉を失ったシスター姿の上級生・マリアの放つ和太鼓の響きに、心を奪われる。 初めて感じた音楽の喜びのために、少しずつ思い切って自分を変えていく物語は、解放の喜びに満ちている。 この物語のメッセージは、添付の画像に込められているだろう。何かの為に、照れず・恐れず・自分を曝け出す。その先に新たな光景が待っている!和太鼓の為に変化した環が獲得した真の聖性は、周囲も、私達をも魅了する。 描き込まれた圧の強い画面は、和太鼓が常に鳴っているような迫力と熱気、昂る感情と和太鼓部設立を巡るドタバタコメディが凝縮されていて楽しい。 ♫♫♫♫♫ マリアの物語や、周辺人物との関係などまだまだ描ける内容はあったと思われる。現在(2020年7月)作者のすたひろ先生によってkindleで、『和太鼓†ガールズ~改訂版~』が始まっている。 作品ページはこちら https://manba.co.jp/boards/121523 1巻は旧作の大幅な改訂だが、ニコニコ静画で一部見た限りでは、かなり人物の感情描写にリアリティを増している。果たして2巻より先の物語は描かれるのか……? そして2020年秋には実写映画化とのことで、この機会に色々チェックしてみると良いかも知れない。BLUE GIANT SUPREMEの最新話について語ろうBLUE GIANT SUPREME 石塚真一 NUMBER8名無し※ネタバレを含むクチコミです。 「みんな」が苦手でもいいですか?窓辺のプレリュード 猪狩そよ子あひる子東京から地方に引っ越した女子中学生と、謎めいたピアノ教師のラブロマンスです。家の事情で落ちこんでいるヒロイン・深紅(みく)が、新しい同級生たちになかなか心を開けない流れがグッときます。人生で大きなできごとがあると、明るく元気にふるまえないこともあります。そういった言いづらい気持ちがていねいに描かれているのがいいと思いました。そんなヒロインと適度な距離感で接するピアノ教師・有泉も良かったです。迷えるヒロインを適切に励ます有泉は、本物の大人だと思いました。きっと「青空」は変わらない俺と悪魔のブルーズ 平本アキラナベテツアメリカの痛ましいニュースが届いた日に、久々に単行本を手に取りました。黒人が明確に差別されていた時代の伝説のブルース・ギタリスト、ロバート・ジョンソン。 RJが生きた時代のアメリカでは、リンチが普通に行われています。それは人々の差別意識が社会における「常識」だったからです。当然、現代においてそれは否定されるものです。しかし、その意識というのは地下茎のように隠匿されているだけなのかもしれないと、悲報を聞く度に突きつけられているような気にさせられます。 ブルーハーツの永遠の名曲に、「青空」という曲があります。十代の頃にこの曲を聴いて、多少は他人に優しくなれただろうかと、四十代の中年は自省をします。RJの生きた時代も、空はきっと青かったのだろうし、100年先でも空は青いままだろうと。 作品についてあまり触れていないのですが、この作品は音楽マンガとしてもアクションマンガとしても歴史マンガとしても超一級の作品です(描くのが難しい作品であることも容易に想像出来るのですが…)。 どれほどの時間がかかろうと、この作品がきちんと完結することを願っています。 マンガとは関係のない蛇足ではありますが、故・石田長生さんがRJを唄った「汚職」という曲があります。悪魔との取引を「汚職」という言葉に込めた言葉のセンスの素晴らしさがとても光る曲なのですが、トリビュートアルバムでヒロトがカバーしていることも併せて記しておきます(「青空」は石田さんもカバーしてます。以下、本当に蛇足でした)最高に推せるマンガ!!この音とまれ! アミュー名無しまずこの作品は作者にとって初連載の作品にも関わらず、絵がめちゃくちゃ上手い。上手いと売り越して綺麗。一つ一つの描写が丁寧で、書かれる人物も一目で誰かわかりますし、女の子がみんなかわいいです。 この作品は「箏」を題材とした作品です。箏と聞くと静かなイメージがありますが、展開が熱いです! 練習→敗北→もっと練習→勝利のパターンは何度も見てるはずなのに熱くなります。紙から音が聞こえてきます! それにラブコメが最高です。少女マンガを読んでる気になれるくらい最高です。かわいい女の子がもっとかわいくなるので見所です。 それに箏の情報に説得力あります。作者さんのお姉さんは実際に琴を弾いておられます。 最近あまりマンガ買っていない人にお勧めできる作品です。「箏ってよくわからない」と敬遠する前に一回試し読みでもいいから手に取ってほしいです。 サツガイせよ!デトロイト・メタル・シティ 若杉公徳starstarstarstarstarウマタロキャリアの長い若杉公徳先生の代表作といっていいんじゃないでしょうか。 この漫画は連載開始時から読んでいたが、かなり衝撃的だった。 ヘビーメタルの格好で、ロハスだのスピリチュアルだのアーチストだのいけ好かないものを片っ端から「サツガイせよ!」と、ルサンチマンに溢れた暴力的ギャグで破壊していく。 ほぼ成人向け雑誌に近かったヤングアニマルでは異色の作品だったと思う。 レ○プなど下品で汚い暴言ネタだらけなので、そういった言葉が受け付けられない人にはおすすめしないです。 「代官山オシャレファック」とかほんと酷かったけど、いまだに忘れられない笑 心に刺さる恋愛マンガG線上のあなたと私 いくえみ綾名無し主人公が寿退社の当日に婚約破棄されて、大人のバイオリン教室に通い始めて…という導入のストーリーです。私も婚約破棄の経験があるので、最初の部分で心にグサリと刺さり、共感しました。いくえみ綾さんのマンガはぱっと見は恋愛マンガに見えて、冷ややかに物事の本質を見据えています。その冷静な視線が怖いながらも素敵な絵柄でうまくまとめられていくのが、好き嫌いはあると思いますがとても面白いところだと思います。また、描かれるキャラクターの人間感があり、コミカルながらもとてもリアルです。「大人のバイオリン教室」で、なぜ大人になってバイオリンを習うのか、大人だから楽しければそれでいい…というのが色々考えさせられて意味深いです。原作が一番のだめカンタービレ 二ノ宮知子名無しアニメ・映画・ドラマ化された超ヒット作品ですが、原作だけ読んだことがなく、ここ最近、機会があって読みました。普通に原作が一番面白かったです。マンガでここまで音楽、それもクラシック音楽を漫画で表現していることに驚き感服しました。読んでいると音楽が聴こえてくるよう。主人公のだめと千明の掛け合いも、小さなセリフ一つひとつが面白いです。 戦後ジャズのワクワク感!!スインギンドラゴンタイガーブギ 灰田高鴻starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)戦後日本のジャズを描くモーニングの新連載。 戦後、魂が抜けたようになった姉が唯一反応するのがベースだったので、戦時中に姉にベースを聞かせた人物を探しに東京へやってきて、とりあえずウッドベースを人前で弾くお虎だったが…。 ジャズと戦後の空気にワクワクする! 正直めっちゃ期待してます! http://d.morningmanga.jp/viewer/1584/1556元ブラスバンド部員と…青空エール リマスター版 河原和音aico元ブラスバンド部員としてはたまらない漫画です。一生懸命、胸きゅん、青春!!!いーなーーーって思います。大人になったからこそ。学生ならではのあのがむしゃらになれる期間ありますよね。大変だけど、楽しくて。うむ、羨ましい。<<12345>>
そうとうやばい漫画ですね。今はバリバリの社会派漫画を連載中の柏木ハルコ先生ですが元々のイメージはこうですよね。エロと変態性が強すぎて、これを音楽漫画と位置付けるのは正直難しい。なので青春部活モノや音楽をテーマとした漫画が好きでもこれはおすすめできない…! でもひとことでエロいといっても、これ以上いったらアウトってところのギリギリ手前でなんとか踏みとどまってる気がしたので最後まで読めました。乳揉み始めたあたりはギブアップしかけた。 みんななんで芹生さんを見限らないんだろうと思って読んでたけど、ブラスバンドの魅力を知ってしまったんでしょう。知ったが最後、なかなか抜け出せなくなるという気持ちは熱く伝わりました。