三国志
今から約1800年前、中国・後漢時代末、黄巾の乱と朝廷内の争いによって、漢王朝は滅びようとしていた。乱れた世を正し、人々の苦しみを救おうと、玄徳・関羽・張飛の三人は、桃園で義兄弟の契りを結び立ち上がった。巨匠・横山光輝の熱筆によって新たな生命を吹き込まれた英雄たちが、悠久の大地を舞台に繰り広げる壮大な歴史ドラマ、ここに開幕!
12種類の“色”をモチーフに、それぞれの人間模様を描き上げた珠玉の短編シリーズ。ナイーブな感覚、切々たる心情にあふれた詩情豊かな物語世界!!町で嫌われている一人の老人と一匹の老犬。誰もその名を知らず、町の家々を回り歩いて、ちょっとした雑用で生計を立てていた。そんな老人に強い興味を抱いた少年・ピヨートルは、そのあとをつけて町から2キロ離れたイバーラの森へと入るが……。
石の花
第二次世界大戦下のユーゴスラビア。ドイツ軍とパルチザンの激しい戦闘は、否応なしに人々を戦火に巻き込んでいた。国とは、民族とは、人間とは!?理想と現実、愛と憎しみを鮮やかに浮かび上がらせた戦争巨編!!きな臭い話が聞こえながらも、学校に通いながら平穏な日々を過ごしていたクリロとフィー。しかし、ある日ドイツ軍が村へと侵攻し、それまでの生活が一変する。村を焼き払われたクリロとフィーは、それぞれゲリラ組織と強制収容所へ。はたして二人の運命は……。
近未来を舞台に、超高性能バイオチップ「我素」(がそ)をめぐって巻き起こる人類の攻防を描くSFアクション。「学習」「記憶」を繰り返し「自己増殖」、そして「自我」を持ち「変態」までをも始めた新型バイオチップ「我素」。しかし増殖過程で人間に有害な物質を放射することが分かり、政府から永久凍結を命じられる。ところがプロジェクトメンバーの日暮月光博士が「我素」を持ち出し行方をくらましてしまった。その後、世界各地ではデータバンクがハッキングされ、「VERSION」というメッセージが残される事件が相次ぐ。日暮博士を尊敬する元研究員の大沢木四郎は私立探偵・八方塞(はっぽうみつる)に博士の捜索を依頼するのだが……!?
優しい夫と孫や子に囲まれ、もっさりした嫁の存在以外は特に不満もなく、幸せに暮らし、自分磨きに余念がない78歳の忍ハナ。そんなハナを突然奈落の底に突き落とす衝撃の事実が……。傘寿間近にして若くオシャレなハナの波乱に満ちた「終活」ストーリー、ここに開幕──!!!
最強台風が近づき、荒波が押し寄せる種子島の岩場に謎の女性たちが現れ、海中に何かを投げ入れた。直後、台風は跡形もなく消え失せ、台風に代わり現れたのは超大型の戦艦。その大型艦は、40キロの沖合から沖縄本島の米軍基地を砲撃し…。そして時はさかのぼり、沖縄本島の東方沖に浮かぶ、神の島と呼ばれる久高島から謎は始まる…!!
ロボット漫画の決定版が原作完全版となって帰ってきた。抜群のストーリー展開、小気味いいテンポ、今なお新鮮なエピソード。読むほどに、不朽の名作のトリコとなる。
魯迅
中国文化革命の巨人と呼ばれる魯迅の少年時代を描いた歴史コミック。明治14年9月、老酒で有名な中国の古い町に生まれた魯迅。だが、13歳になった時、祖父の裁判問題や父親の病気などで生活が苦しくなっていく。そして、魯迅らの無知につけ込んだ医者は、効能を疑うような漢方ばかり処方し、とうとう父親は亡くなってしまった。一念発起した魯迅は、物理、数学、地理、歴史などの勉学に精を出し、医学を学ぶため日本に留学する決意をする。そんな魯迅が上海を経て横浜に着いたのは、明治35年のことだった――。
こんなにも凛々しくて神秘。皇(すめらぎ)なつきの幻想絵巻! 科挙の首席合格者・宋貴祥(ソンクイシャン)は、宰相閣下の愛娘との結婚話が進むなか、牡丹の精・待春(タイチュン)に心奪われ契りを結ぶ……。名匠・皇なつきが長安の名園を舞台に贈る、灼熱の純愛讃歌!
三国志メシ
「三国志」×「食」の異色コラボ! 肉まんは、孔明が作ったって、知ってた? 中華料理店を営む“三国志マニア”の家族が、『三国志』に出てくる料理を再現したら、三国志時代にまさかのトリップ! あの武将や有名軍師の食ネタも満載! 作品内に登場する料理のレシピも巻末に掲載!
虹色のトロツキー
幼い頃に記憶と家族を失った日蒙二世の青年・ウムボルトは、赤化運動の折、憲兵に捕まり拷問を受ける。しかし、関東軍参謀・辻政信によって釈放され、日本軍統治下の満州に建てられた建国大学に入学する事になった。そこで、ロシア赤軍を創ったトロツキーが父の知り合いであること、自分はトロツキーを招き入れる為に軍上層部の思惑によって学校に入れられた事を知らされる。旧満州を舞台に日本軍の政治的陰謀に巻き込まれながらも、強く生き抜く青年の物語が今はじまる。
学校の図書館であった数少ないマンガ「三国志」(あと、「はだしのゲン」) 小さい頃、夢中になって読んだ記憶がありますが、今あらためて読み直してもやっぱ面白いなぁと思う。 三国志関連のマンガは後にも沢山でてくるけど、この横山三国志は原点であり至高だと思います。 思い出補正とかではない、確かな魅力があります。 後続に比べて蛋白なキャラ絵なのですが(ともすれば見分けがつかない笑)、それでもしっかり理解できるのは、きちんと「人間」を描いているからだと感じます。 セリフだったり、表現だったりで、登場人物の人となりを描ききっているから、記憶にも残るのだと。 三国志のコマがよくネタにもなるくらいなので。 リアルな絵だから良いというわけではないのだと痛感します。 ちばてつや先生もそうなのですが、昔のマンガにはよくある傾向だなぁと最近よく思う。 本質に迫るからか、風化されない面白さがあります。 なんにせよ、横山三国志はやっぱり面白い!それに尽きます。 たまに読み返したくなります。