愛と誠
スキー客で賑う蓼科高原スキー場。大財閥の一人娘・早乙女愛は両親と共に別荘に滞在していた。初めてのスキーに夢中の愛は、危険なスロープでスピードを上げたスキーを止められず、大事故寸前。危機一髪でスキー小屋の番人の息子・太賀誠に助けられた。しかし、誠は愛のスキー板で額に大ケガを負ってしまう。その後8年が経ち、中学3年生になった愛は、誠と運命の再会を果たす!
新進気鋭の陶芸作家、火野村窯は、ふとしたことからチャイニーズマフィアに目をつけられ、殺し屋として教育を受けさせられる。窯は戸惑いながらも、殺し屋の才能を開花させてゆく・・・
修羅雪姫
明治時代の東京で、高額な仕事料をとって殺しを請け負う女がいた。その名は雪、人呼んで「修羅雪姫」!吉原遊廓からの依頼で、女賭博師に化けて向島へと潜入する雪の本当の狙いとは!?
「宇宙戦艦ヤマト」などでおなじみのSF漫画界の巨匠・松本零士が描いた、刀の達人であり近眼で小柄な日本人・トチローが活躍する西部劇アクションコミック!皆殺しにされた家族の仇討ちのため、そして生き残った仲間を探すために、西部の町で旅を続けていたトチローと早撃ちの名手・ハーロックは、謎の美女・シヌノラと出会い……!?
明るくかわいいヤクザの女房・恋子とサブの青春夫婦物語!夫婦になって半年。兄貴が恋子のことを気に入り何かと・・・。「おめえが好きだから」、「サブちゃんが好きだから」天才・ジョージ秋山が愛をこめて贈る人間喜劇!
いつもはルンペンだが、裏では(!?)くどき屋。くどき屋ジョーが、高級クラブのママ、社長の娘、ソープ嬢、ジゴロの女、マル暴ギャルをくどく!命がけでくどけば落ちない女なんていない・・・。
巨大な力で物質を融合したり、分離する毒ガス兵器を作るために必要な装置、融合分離機。だが、扱いが難しく危険な装置でもある。第二次世界大戦末期、正義の両親は研究員として毒ガス兵器を作るため国家機密チームで働いていた。その毒ガスから身を守るための防毒マスクは、物質が足りないことから素材は紙だったのだが…。
神の化身・ドブゲロサマが乗り移った少年・東部下郎(とうぶ・げろう)が、人々の魂を救済していく鬼才・ジョージ秋山の問題作。すさまじい嵐の日、いなくなった息子・下郎を探す両親の前に、下郎の姿でボロきれをまとった魂の救世主・ドブゲロサマが現れる。そして難しい言葉を使って説法するドブゲロサマは、父親に後頭部を叩かれて元のいじめられっこ少年・下郎に戻ってしまうのだが……!?
夢と誇りを賭け、リングに上がる男たち。力と技がぶつかり合い、数々の死闘が繰り広げられる。その中に世界でもっとも愛された悪役レスラーがいた。その名は、アブドーラ・ザ・ブッチャー!
己の無能を受け入れず、努力しない人間は救いようのないバカ。賢いバカは己の無能を受け入れ、分相応の人生を選ぶ。セクハラ、パワハラ、モラハラがまかり通り、力による無理強い、無理難題がはびこる社会。好き勝手に生きているが、都合が悪くなると社会の責任にするヤツら。世の中の不平不満をぶった斬る強烈パワーギャグ炸裂!!
【君をこの手で咲かせたい――…】祖父母から受け継いだ古民家でひとり盆栽屋を営む薫は、常連であるご近所のお年寄りと縁側で茶飲み話に花を咲かせていた。 ある日、もう枯れてしまっている山茶花の盆栽を熱心に眺めている派手なスーツの男を見かける。そのホストのような男は何を買うでもなく、何度も枯れた山茶花を見に通ってきた。 しばらくして、最近みかけなくなったと噂していた矢先、今度は職人風の男が現れ「あの盆栽、咲かないんですか?」。 と声をかけてきてそのまま倒れてしまう。 介抱してやった彼、李一こそが、派手スーツその人だったのだ! それがきっかけで薫にやたらと懐いてくるようになった李一。 彼と過ごす時間が心地よいと感じ始めたころ、薫の心をよぎったのは「ある不安」だった…。人懐こい年下男子と訳アリ盆栽家のヒーリングラブ!
100年前に世界を破滅に追いやったと伝えられてる、高さ100メートルを超える精霊の住まう樹、巨大な世界樹。その世界樹の森に街が飲み込まれて、廃墟となってしまった未来社会。天宮や西園寺のラボと連絡が取れなくなり、旧兵庫地区の播磨ラボから東北方面に行くはずだった結城だが…。近未来SFストーリー傑作!!
主人公はタイトル通り「くどき屋」のジョーだが、個人的には真の主人公は毒薬仁だと思ってる。 毒薬仁は他のジョージ秋山作品にも登場し、強烈なコンプレックスの塊であり、凶暴だが、人情味を併せ持つ名キャラクター これだけソウルフルな発言ができる男はそういない