はなのけいじくものかなたに
花の慶次―雲のかなたに―
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あらすじ

異風の姿形を好み、異様な振る舞いや突飛な行動を愛し、そして己の掟のために命を賭した天下一の傾奇者(かぶきもの)・前田慶次(まえだ・けいじ)の熱い生き様を描いた痛快歴史巨編。戦国時代末期、軍馬補充のため野性馬狩りをしていた滝川(たきがわ)軍は、恐るべき巨馬“悪魔の馬”の猛攻で狩りに失敗する。そこで滝川の軍団で傾奇者として知られる前田慶次が、悪魔の馬を殺すように命じられるのだが……!?

ハナカク
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あらすじ

安藤花夏、高校一年生、身長142cm。中学まで園芸部だった花夏は、「格闘技は強い人だけのものじゃなくて、誰でもできて誰でも強くなるためにある」という誘い文句に憧れ、総合格闘技の世界へと足を踏み入れる。花夏と仲間達“女子格ガールズ”の果てなき挑戦が始まる――。

リーゼと原子の森
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あらすじ

化学は人に何を与えるのか─────。核分裂を発見しながらも、ノーベル賞は共同開発者のオットー・ハーンにのみ授与された物理学者リーゼ・マイトナー。「人間性を失わなかった」と言われる彼女の半生とは…。(コミックゼノン2018年12月号)

核分裂の発見者 リーゼ・マイトナーの物語

「この世界の片隅に」のヒットがまだ記憶に新しい中、核分裂を発見した物理学者リーゼ・マイトナー(1878〜1968年)の人生を描きだした意欲作。 第二次世界大戦が迫る1938年、ユダヤ人であるマイトナーが、ドイツからスウェーデンに亡命するところから物語は始まり、自然豊かな森の中で、マイトナーはいつしか核分裂の原理を発見する…。 史実ベースかと思いきや、序盤から森の中で北欧の妖精「トロル」が唐突に登場したりして、こうの先生ワールド全開です。メルヘンチックな雰囲気のおかげで、暗い時代の雰囲気がやわらぐ。 作中では、核分裂の研究について詳細に描かれており、難解な物理数式がコマの中に並ぶ。ほとんど理解できなかったものの、マイトナーさんがブルーベリーなどの木の実を原子に見立て、トロルにやさしく講義してしてくれるので、私のような門外漢な読者でも、核分裂についてなんとなくわかった(気になれた) 原爆について深く語ることはないけど、一つ一つの言葉の背後に、とてつもない重みを感じる。単なる伝記物とは一線を画した作品だと思う。 そしてトロルは、物語の最後まで「いい。」働きをしていた気がする。 トロルには「馬鹿」というイメージがある一方で、気に入った人間には富と幸運をもたらし、気に入らない相手には不運と破壊をもたらす妖精でもある。 科学と人の関係を象徴しているのかもしれないし、いろいろな解釈を加えて考えだすとまた想像が広がる。

ひさぴよ
ひさぴよ
してぃーはんたーかんぜんばん
シティーハンター 完全版
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あらすじ

冴羽リョウ、通称シティーハンター依頼人の望みに100パーセントこたえる街のスイーパー。ボディーガードから、殺しまで手広く請け負うが、依頼は美女絡みか、依頼人の本音に「心が震えた時」しか受けない。今は亡き親友の妹、槇村香をパートナーに病んだ都会の闇に蠢く悪を撃つ!! Complete editionでは… ・雑誌掲載当時のカラーページを完全再現!! ・過去のコミックスにて未収録ページも復活収録!!

あかてんのかいじゅう
赤点のかいじゅう
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あらすじ

《 0点だったら、ゴハン抜き。 》とある村の近くに建つ、怪しげな研究施設。そこには子供ながら、天才的な頭脳を持つ研究者が居た。しかし、高度な研究の暴走を恐れた村人達によって、その研究成果は没収されてしまう。全てを奪われ、ムキになった少年は、村人(主に村長)に復讐するため、己の最高傑作“生物兵器のキメラ”を村に送り込むことを決意する…のだが――。

いつやさん
夜さん
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あらすじ

これは僕の温かで不思議な災難――。とある田舎の中学校――。臨時美術教師としてやってきた鶴田夜は、人には言えないちょっと不思議な力を持っている。彼女の力を目の当たりにしてしまった事をきっかけに中学生・晨は夜さんに日々翻弄されていくのだが…。

異邦のオズワルド
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あらすじ

198X年、プエルトリコ。地球外知的生命体との遭遇を夢見る青年・間宮武蔵は、天文学界の天才異端児・伊崎アイラの助手になる事を懇願する。そして、“オズワルドの魔女”と呼ばれる彼女の家で、10年間も眠り続ける謎の女性“眠り姫”と出会う。この出会いは、偶然か運命か。人類の英知を超えた物語が始まる――。これは、圧倒的筆致で描かれる“超常浪漫譚”。

れいぞうこたんてい
冷蔵庫探偵
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あらすじ

冷蔵庫を覗き見て、持ち主の性格や環境を想像する──それが「冷蔵庫探偵」♪冷蔵庫に現れる人間の「素」の部分──本人すら気付いていない想いを冷蔵庫探偵が華麗に暴き出す!!冷蔵庫×謎解き♪美味しい新感覚ミステリー☆

めんけぇなぁえみちゃん
めんけぇなぁ えみちゃん
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あらすじ

秋田の山の少し奥――。そこには、おばあちゃんと一緒に暮らす、14歳の中学生・えみちゃんがいました。彼女は、おばあちゃんっ子で秋田の事が大好き!! もちろん話す時はいつでも“秋田弁”!! そんな彼女は、友達と一緒に自然をいっぱい感じながら、毎日を幸せに暮らしています。読むと優しい気持ちになれる、秋田が舞台の“ほのぼの方言丸出しライフ”♪

秋田弁女子の春夏秋冬

あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
きゃっつ・あい
キャッツ・アイ
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あらすじ

美術館に盗みの予告が!名画「ローマの女」が狙われた!犬鳴署の刑事、内海俊夫らが厳重に警備したが、鮮やかな手口で盗まれてしまう。盗んだのは、レオタード姿で美術品をねらう華麗なる泥棒「キャッツ・アイ」だった…。キャッツ・アイは、長女の泪(るい)、次女の瞳(ひとみ)、末っ子の愛(あい)の美人三姉妹。そして瞳の恋人の内海俊夫は、キャッツ・アイ逮捕を生きがいにするが、瞳たちがキャッツ・アイであることを知らない。三姉妹が営む喫茶店「キャッツ・アイ」で警備情報を漏らしてしまい、いつもキャッツ・アイに出し抜かれる俊夫。恋人でありライバルでもある瞳と俊夫は、なかなかお互いの距離を縮められない…。1983年から放映されたTVアニメも大人気だったコミックスの、カラーページ再現版!!今夜、あなたのハートをいただきにあがります!

おおえどおえかきおじさんうたくに
大江戸お絵描きおじさんウタクニ
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あらすじ

時は江戸後期。浮世絵師・歌川国芳は「武者絵の国芳」として、その名を馳せていた。版元にはとにかく売れる絵・武者絵ばかりを求められる国芳だったが、実のところ本人は大好きな猫の絵を描きたくて仕方がなかった。そんな折、不思議な喋る板・令和時代のスマートフォンを手に入れた国芳。それ以降、SNSにハマってしまって…!?

のみやけいぶほはゆるさない
野宮警部補は許さない
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あらすじ

本部勤務を夢見る女性警察職員・橋本檸美。憧れの警務部への転属となったのだが、配属されたのは、警務部特別対応室、通称“トクタイ”だった。業務内容は警察内の細かい不祥事やトラブルを解決、未然に防ぐという聞くだに地味なもの。思い描いた警務部との違いに困惑する檸美。その上、指導員は問題のありそうな人物で…!?

ゲスをもってゲスを制す痛快ストーリー

警視庁内にある「特別対応室」 ここは、警察内におこるトラブル(ハラスメントとか、怠慢とか)を表沙汰になる前に対応していく部署。 別に「監察」という部署もあって、ここはより大きな事件・不祥事を扱うので、特別対応室は、そのサポートというのが役目。 警視庁内も、一般企業以上にガバナンスが効いてて驚きます。 それだけ暴走しやすいということなのでしょう。 本作は、そんな「特別対応室」のお話。 警察官といえど全員が善人ではありません。 小悪党じみた輩がゴロゴロいます。 この作品が面白いのは、「悪は絶対許さない!」みたいな正義感をもった主人公が情熱的に対応する・・・という展開ではなく、外面だけが良い微妙に性格の悪い主人公野宮警部補が裁いていくところ。 逃げ場のない状態まで証拠を集め、時に嫌らしく、時にネチっこいやり方で、小悪党たちをこらしめていく様は、痛快の一言です。 悪口をノートに書いたりする大人気ない様も、どこかチャーミングに映るから不思議。 2巻以降は、監察とのセクショナリズムや権力抗争など、警察組織の闇が垣間見えてきて、物語にグッと奥行きが出て今後の展開が楽しみです。 ともあれば、基本はゲスをもってゲスを制す!的な展開は、読めば爽快感間違いなしな作品です。

六文銭
六文銭

巨悪を公憤で撃たずに、小悪党を私憤で弄ぶ痛快さ

警察官っていうのは、なにかあったら 「警察官ともあろうものが」と糾弾される。 一般的な職業に比べ、ストレスの溜まり方が強い 大変な職業らしい。 なのでこのマンガは、警察内部ではホントに こんな低レベルな揉め事が、ストレス解消策として 実際に頻発しているのかもしれないと 思ってしまうリアリティはある。 だからといってストレス解消をパワハラ的、モラハラ的な 理不尽な手段で行使し発散しても良い、とはならないわけで、 そこに悲哀が生じてしまう。 このマンガは、そこからさらに一捻りして、 そういった警察内部の揉め事や問題点を 野宮警部補が論理的でいて、ときに詐欺的だったりする手法で、 小悪党を成敗するという痛快ギャグ漫画に仕立てている。 しかし野宮警部補は、けして正義感や道徳観から 巨悪を正そうとは思っていない。 倫理観で行動をしていない。 子供じみた感情や気分、過去の恨みからの私憤で行動している。 「野宮警部補は許さない!」の、許さない、は けして正義感や公的な憤慨からの「許さない」ではなく、 個人的な好き嫌いや恨みが原動力になっている 「許さない」だと思う。 そこには実は「正義」はない。 だが、だからこそ、薄っぺらい正義感や 実は現実的でない勧善懲悪話よりも 独特な価値感やリアリティによる 爆笑ギャグを感じてしまって面白かった。

名無し