新潮社マンガの感想・レビュー510件<<1213141516>>顔がいい殺人鬼たちによる殺しの凶宴!殺彼―サツカレ― 旭 大介名無し※ネタバレを含むクチコミです。はくべきかはかざるべきか先輩、パンツはいてますか? 西島黎野愛パンツはいてるはいてないだけで、楽しくてピュアなすれ違いラブコメ成立しちゃうのがすごい。 パンツはいてるひとはいるけど男たるものパンツははかないもんだという価値観と、男も女も関係なくみんなパンツはいてるもんだけどもしかしてはいてない?という価値観がぶつかり合うことなくいい感じにすれ違ってトキメキっぽいものを生み出しています。 好きなひとのパンツ事情が気になるのが思春期ってもんですかね。これは連載で読みたいプロレス保健室(読切) 坂入カツユキ名無し新任保健医・佐山先生が来てから保健室の椅子はなぜかボロボロのパイプ椅子、ベッドはいつの間にかマットに…と。プロレスって全然触れてこなかったんだけど佐山先生を見てその面白さがわかった気がします。オチまで完璧でした。ふたりの王子様がお姫様に会いに旅へ君に会いたい 売野機子名無し※ネタバレを含むクチコミです。 やっぱフランスって面白いArtiste(アルティスト) さもえど太郎たか 皿洗いをしていた気弱で根暗な主人公・ジルベールが、副料理長として様々な事情を抱えた仲間をまとめていく熱いお仕事漫画。美しい街並み、多様な人種、そして芸術的な料理と、これでもかというくらいフランス要素が詰め込まれていて隅々まで読み応えがあります。読み終わったあとの充足感がすごいのでおすすめです。 コミックバンチでも読めます!! http://www.comicbunch.com/manga/wed/artiste/最近Youtube広告で見るようになった家族対抗殺戮合戦 菅原敬太名無し家族対抗のデスゲーム。作者は天泣のキルロガーの人。 団体戦デスゲームは結構見たけど、家族対抗はあったかな? 新鮮な感じ。B級な割には、息子がわなげを外した理由の持っていきかたとか凝ってるなぁと思った。 くらげバンチでちょっとだけ読める。キャラ人気投票、2位が猫で笑った極主夫道 おおのこうすけ名無しhttps://gokushufudovote.com/ 自分も猫推しなので納得。ん〜〜そういう意味ね😊ビジネス百合は限界です 川村拓天沢聖司読む前はタイトル見て主人公の子が嫌がってるのかなと思ったけど、読んでみたら違った。はいはい、そっちの意味ね…!!川村拓先生の絵って本当にかわいくてたまらないですね。いじめられっ子が死んで幽霊になったら最強だった件 #1巻応援死んでから本気出す 橋本くららsogor25学校でいじめに遭っていた15歳の高井瀬奈はある日、車道に飛び出したネコを助けようとしてトラックに轢かれてしまいます。 すると次の瞬間、目の前に"霊界の案内人"と名乗る少女・ファミリアが現れて、瀬奈が死んで幽霊になったのだと追われます。 ファミリア曰く、瀬奈には人間を驚かせる"幽霊の才能"があるらしく、そこで彼女は瀬奈にあるミッションを提案します。 それが「四十九日の間に100人の人間を驚かせることができれば異世界に転生させてもらえる」というもの。 そのミッションを聞いた瀬奈は、現世と決別し異世界への転生をするために人間たちを驚かせはじめる、という物語です。 自身がいじめられてきた経験が影響しているのか、驚かせる人間は"悪人"だけと決めて瀬名は行動を始めます。 そのため、序盤では勧善懲悪的な爽快さのある展開が繰り広げられます。 このまま"最凶の幽霊"として無双する瀬奈の様子が描かれるのかと思いきや、どうやらそういうわけではなさそうです。 そこには瀬奈をいじめていた同級生に対する瀬奈自身のトラウマや、現世に遺された母親の存在などがあり、さらに1巻の最後にはこれまでの物語からは想像できない思わぬ展開が加わることで、爽快感だけじゃないストーリーの魅力が生まれている作品です。 1巻まで読了美少女×粘液に騙されて読んでみてほしいナイショの戸黒さん 詩原ヒロ野愛わたしはゲロを吐く女の子がとても好きなので、開始数ページで戸黒さんに心奪われました。 思春期の真っ只中、かわいい女の子がゲロ吐いてるとこ見たらまかり間違って好きになっちゃうよな〜あらすじに書いてあった粘液がついた消しゴムってそういうことか〜と思っていたら、粘液ってそういうこと?戸黒さんはただの病弱な女の子って訳じゃない? と、さらに心を掴まれました。 なんてフェティッシュな作品なんだ…変な性癖に目覚めちゃったらどうしてくれるんだ…最高すぎます。 絵のシズル感がものすごいので、戸黒さんはめちゃくちゃかわいいですし、粘液の正体はめちゃくちゃ気持ちわるいですし、東海林くんとともに感情を揺さぶられること間違いなしです。リアル飯からファンタジーを紡ぐ #読切応援お持ち帰りですか!? クマリネあうしぃ@カワイイマンガ『粉もんロード』でクマリネ先生が見せてくれたのは、シビアな現実に潜む胸踊る冒険譚でした。 危険で厳しい現実世界。でもそこには優しい人と美味しい飯がある。それで元気になるし、冒険できる。 『お持ち帰りですか!?』では、心を持て余した元戦場カメラマンが描かれる。女を取っ替え引っ替えする下衆な男。彼に複雑な思いを抱く編集者は、美味い飯を提供して彼に活力を与える。 二人のやっていることは芸能スクープ取り。どこまでも下衆だ。でも好きな飯を語る男、そして俊敏さを取り戻す男は魅力的だ。 飯を食うことは、大してお綺麗な事でもない事が語られる。綺麗事でない、生きている実感。飯をがっつく、味わう充実感。それだけのことで、バディはどこまでも輝ける。実際にあるお店の美味しい飯から、バディの下衆だけれど一級のファンタジーが生まれる。 いつか連載希望です!張り込み飯 with 元戦場カメラマンお持ち帰りですか!? クマリネ名無し張り込み中に食べるご飯がメチャクチャ美味しそう!・・・なんだけど、新人記者の主人公と十五が男女の関係になりそうな気配や十五の壮絶な戦場での体験といったご飯以外の他の部分の主張が強すぎて、「うまそ〜!」っていう気持ちがあっという間に霧散した・・・。個人的にはもうちょっとご飯に集中させてほしい恐竜園のお仕事漫画ディノサン 木下いたる 藤原慎一名無し絶滅したと思われていた恐竜の生き残りを発見し、繁殖させさらに遺伝子組み換えで種を増やして人気だったのだが、とある事故から恐竜の人気は下火になってしまった現在。 人気が低迷し経営難になってしまった江ノ島にある恐竜園へ熱意を持った新人が入ってきたが…。 恐竜! いいですよね! 単純にわくわくする! しかもちゃんと園の管理下にあるっていう安心感ありつつ、派手な面ばかり目につく恐竜の地味な魅力に迫ってくれそうで嬉しい。 糞が大量だとか、エサもおそるおそる食べるとか、恐竜1匹ごとの個性とか見えてきて面白くなりそう!自殺した子供を救済する世界『15日の日曜日』15日の日曜日 つきあか倫名無し様々な理由で自殺をした15歳以下の子どもを、無条件で(たぶん)現世に生き返らせるという使命を持つ12子徒。その中心にいる預言者・夜羽(ヨハネ)。 この物語の主人公は自殺した子どもではなく、12子徒だろうか、もしくは夜羽か。 そして12子徒たちにも規律があり、例えば ・現世で犯した罪を、子どもを救済することで清める ・罪をすべて清めた子徒は現世に戻らなければならない ・救った人間がもう一度自殺をしてしまったら、関わった子徒は15日の日曜日から追放される。 など。 預言者は神の言葉を聞くことができるが、15日の日曜日にとどまっていなければいけない存在なので、何があっても現世に戻るチャンスはないということ。 若い命を救うということだけ見れば善い行いのように思えるけど、自殺にもいろんな事情があるだろうし一口で正義とは言い切れない。この15日の日曜日の存在意義みたいなものもこれから見えてくるんだろうと思います。気づかないまま生きていけたら裸のマオ もぐこん野愛華奢な少女をデッサンする先生、という甘美な響きから想像するものとはかけ離れた作品だった。 マオはとても華奢な女の子。母親からほとんど放置され、貧乏で不健康な暮らしをしている。 先生はマオの体を褒め、ヌードモデルになることを持ちかける。マオは先生の家へ通い、お風呂に入り食事をし健康な生活をおくるようになる。 めでたしめでたし。とはいかない。 マオは自分の境遇について何も気づいていないように見える。 母親の気持ちにも、先生の気持ちにも、友達の気持ちにも何も気づかない。まっさらで何も知らないということは、マオにとって救いなのだろうか。 失って、過ぎ去って、はじめて気づいたとき、マオは華奢な体のまま生きていけるのだろうか。 大人になるためのイニシエーションにしては、切ない結末だと思った。なにもしなかった人間もいじめの当事者青春の底 玉置勉強名無し※ネタバレを含むクチコミです。道具としての「役に立つ」とリベラルアーツの重要性おもたせしました。 うめhysysk実在する美味しい手土産のガイドとして「役に立つ」ところに最初は目がいったのだけど、それだけでなく文学などのリベラルアーツがどのように「役に立つ」かが鮮やかに描かれている。 主人公の寅子は人を尋ねる際に手土産を持っていく。そしてその手土産には作られた背景や愛され方にストーリーがあり、「おもたせ(手土産をもらった側が持ってきた側に出すことらしい)」として一緒に食べながら話していくうちに、相手の心に引っかかっていた悩みが解きほぐされ、少し前向きになる。 リベラルアーツが「役に立つ」と言ってしまったが、これは道具のように「役に立つ」という意味ではない。会話を続けるためのネタではないし、ましてや知識の豊富さを誇示するためでは決してない。「誰と何を食べ、どんな話をするか(あるいはあえてしないか)、という全体」を作り上げるものなのだ。 そういった人格を備えたキャラクターとして寅子は魅力的だし、「コミュニケーショングルメ漫画」とはなるほどそういうことかと思った。自殺の「方法」を異能力にして蘇るバトルアクション #1巻応援死ニカエリ 反転邪郎 反転シャロウsogor25主人公の青年は両親が無理心中を図ったという過去の経験から"自殺"というものに過剰に敏感になっている大学生。 彼が近所の「自殺の名所」と呼ばれる場所の前を通りがかったとき、中学生くらいの少年がその中に入っていこうとするのを目撃します。 慌てて彼を止めようとその自殺の名所に入っていく主人公でしたが、少年に追いついた場所にはすでにもう1人“先客”がいて、しかもその男は不思議な能力を使い2人に襲いかかってくる という導入の物語です。 この作品は、1話の序盤で単なる噂話として語られている、自殺者がゾンビのように蘇る「死ニカエリ」と呼ばれる存在にまつわる物語です。 この「死ニカエリ」はただ自殺した人間が生き返っただけでなく、その自殺の方法に由来する特殊な能力を有しているという特徴があります。 異能バトル的な設定ではあるのですが その能力の発現方法はかなりインパクトがあり スプラッターホラーに近い雰囲気もある作品です。 また「自殺」という行為そのものに強い抵抗を示す主人公なのですが、1巻の途中である事実が判明し、今後の展開次第ではありますが、主人公の心の葛藤や倫理観の衝突にも注目したい作品です。 1巻まで読了多くの人に理解してもらいたい。ケーキの切れない非行少年たち 鈴木マサカズ 宮口幸治starstarstarstarstar干し芋今まで知らなかった世界が、とても丁寧な描写で描かれています。 巻末のコラムにも書いてありましたが、 まず、知的レベルの低さから犯罪を犯してしまうという事実があるということ。 そして、それに早期に気づいて、非行に走らせないような社会にしていかなければならないこと。 私達も、生活していく上で、理解し、共存するためには、どうしていけばいいのか?考えなければならない現実があるということを示してくれている良書だと思います。 多くの人に読んでもらいたい!漫画で読む「人間失格 現代版」人間失格 古屋兎丸 太宰治六文銭太宰治の「人間失格」が人生のバイブルと言って憚らない私ですが、行間やニュアンスなど、人によってとらえ方が異なると思うので、漫画化(ないしは映像化)は非常に難しいと思っていましたが、本作は素直にすごいと思える内容でした。 最初、作者は、葉蔵を自分に重ねているのかな?と思いましたが、そうでもないっぽいですね。 表現の仕方だけでなく、ネットで小説を発見し読み進めるという導入が、単純に原作をなぞるだけではない手法に、小説で夢中になったあの頃と同様ぐいぐい引き込まれてしまいました。(原作も手記からはじまるので、現代版のオマージュだと思いますが) 人間失格がもつ、そのもののパワーを摩擦なく表現しきっている感じです。 自分は、本作で描かれる人間の醜さ・弱さもですが、何より主人公の惨めさが際立って記憶にあるので、そこをこれでもかと描かれる感じがよかったです。 良かったというか、胸にクる感じが、懐かしかったです。 コミカライズは多々あれど、原作好きにもおすすめしたい一作です。寸分の狂いもないプロットに感動女子高生に殺されたい【電子特典付新装版】 古屋兎丸野愛快か不快かで言えば、不快に感じる人も多い作品だと思うけれど、完成度が高すぎてもはや気持ちよかった。 描かれている人、モノ、言葉、全てに意味があります。どれかひとつでも欠けていたら、この物語は成立しない。 女子高生に殺されたいがために教師になった東山が、1年3組の美少女・真帆と出会い、彼女に殺されるべく計画を企てる物語。 東山と真帆を取り巻く全ての人物と事柄に意味がある。ネタバレしたくなるのでこれ以上は言えないけれど…正直言いたい。でも言わないので是非読んでほしい。 寸分の狂いもないプロットに、湿度を湛えた美しい絵に、いつのまにか引き込まれていくはず。 ストーリーに何を思うか、登場人物の誰が好きか誰が嫌いか、それより何よりプロットの完成度に感動した作品だった。ミステリー好きの方に是非読んでほしい。戦艦もの?怪獣もの?パニックもの?怪獣自衛隊 井上淳哉 白土晴一名無し面白い!まだ一巻読んだだけですが完璧に飲まれました。 なんか戦艦ものかなーだったらあんまし…と思ったんですが主人公が自衛隊なりたての女の子なのですごく身近な話に思えて面白いです。 やっぱ思い出すのは映画シンゴジラなんですが、あれにパニックものの要素も入ってきてると思います。 怪獣描写も怪獣がだす触手の描写もリアルでキモくて良いですね…。 未知の生物と戦うのが日本の自衛隊なので自衛隊好きにも多分面白いはず!ハルモヤさんの〈負〉日常ハルモヤさん まんしゅうきつこかしこまんしゅうきつこ先生が非モテ女子を主人公にするとこんなに心がザワつく漫画になるんだ…。休日は同居してる両親と農協にトマト買いに行ったり、未だに中学生の頃に好きだった大橋くんを妄想のネタにしてたり、ハルモヤさんの日常は何も起こらないのに読んでて「つらい…」と思わずにいられない。そんな自分をどうにかしようと行動すれば天沢聖司似のヤリチンにヤリ捨てられるし…最悪だ…。系統でいえば自分もこういう女子なので大体こんな感じの漫画には共感するのですが、ハルモヤさんと共通点があるのはマジでヤバいと危機感を持ちました。正直なところ友達にもなりたくない…。でもまんきつ先生の漫画はやっぱり面白い。早く新作を読みたいな〜!幸せたっぷりライフ!ふたり明日もそれなりに すずゆき名無し片思い、両思い、駆け引き諸々全てすっ飛ばして同性恋人からスタートする漫画です なるほどね、見せつけてくれる! 恋人通しなのにふたりで赤面したり、プリンで喧嘩したり。 幸せいっぱいすぎでしょ… キュンともします。 ほのぼのした気持ちにもなります。 安定した幸せの供給だ!<<1213141516>>