祥伝社マンガの感想・レビュー459件全然言わない…!プロポーズコメディいつか、いつかな 路田行starstarstarstarstarnyae※ネタバレを含むクチコミです。大丈夫!にしていきたい #読切応援あの子が私にくれたもの カニマスクキミヨstarstarstarstarstar_borderNano※ネタバレを含むクチコミです。タヌキ可愛いあの子が私にくれたもの カニマスクキミヨ名無しなぜこのタイトルなのかはわからなかった。 「あの子」とは誰のことだろう。 タヌキのこと?ᐢ⓿ᴥ⓿ᐢ それとも自分のつくったぬいぐるみ? それとも、ぬいぐるみをカバンに付けてた女の子( ơ ᴗ ơ )...? 好きなことがあるっていいね。 おまけに人にも喜んでもらえたりしたら最高。 最後のページの、新しいお客を迎える絵の、木などを照らす光の具合が、あったかい感じがしてよかった。アヤメくん他キャラの個性とクセが強い!アヤメくんののんびり肉食日誌 町麻衣少女漫画博士うららか絵がめちゃくちゃキレイなわけでもなく、 話に盛り上がりの波があるわけでもないのですが、不思議と読んでしまう。 アヤメくんは、今までの少女漫画になかった、 願望に素直でストレートで真面目で…言葉をそのまま受け取とるピュアな子!(いい意味で空気を読まない) こういう子いるよな~と、妙にリアルで可愛く思えます◎ あんまりラブ要素は多くないですが、 大学で研究とかしていた理系の方には共感するポイントが多いかなと!主人公は自分がおかしくなんかないことに気づけただろうかアイロン 出路かし魚名無し漫画を読む限りでは、主人公はしいていえばノンセクシャルといえるのかなと思いましたが、たまたま接客された電気屋の店員に唐突にそれが原因で振られたことを話して、共感してもらったような描写で終わった。主人公はその名前(ノンセクシャル)にたどり着くか、たどり着かなくても罪悪感を持たなくてもいいことに気づけただろうか?という心配が残った。最後の表情を見ればそんな心配は無用だと思って良いんだろうけど。テーマ性とアイロンのつながりもあまりピンとこなかったかも… 女と男と女の三角関係インディゴ・ブルー やまじえびねstarstarstarstarstar_borderかしこ官能的な話でした…!やまじえびね作品はエロティックなものが多いですがこれは段違いかもしれません。主人公は小説家の女性で、大学時代の同級生でもある担当編集者の男性が恋人ですが、自分の読者である女性のことを好きになります。そして恋人がいながらその女性に惹かれ始めるのです。まるで主人公自身が書いた小説のように。初めてのやまじえびね作品としては向かないかもしれないけど、次に何を読もうか悩んでる人にはオススメです。13月のゆうれい13月のゆうれい 高野雀starstarstarstarstar_border寸々キャラクターそれぞれが絡み合って、それぞれの過去と自意識を精算していく様が気持ち良い。 ネリも周防くんも過去の経験から口走ってしまう「男の子はみんな」「女の子はみんな」というデカい主語、「元カレ・元カノの敗者復活戦じゃない」とちゃんとお互いに言い返せている構図になっているのが良い。 あとポエム大好き!!あたらしいひふあたらしいひふ 高野雀starstarstarstar_borderstar_border寸々同人誌の再録なのに見事にフィーヤン感。 「被服は鎧」という一貫したテーマ。ハッピーマニアの続編が16年の歳月を経てフィーヤンでスタート!後ハッピーマニア 安野モヨコ名無し※ネタバレを含むクチコミです。毎日、毎時間の努力があって。吉祥寺少年歌劇 町田粥starstarstarstarstar_borderPom 鳥肌がたちました。 言葉で言い表せない何かを感じた。 親元を離れて吉祥寺少年歌劇団で頑張る少年達のお話です。 親元を離れる理由も様々で(その辺りは2巻で描かれている)、きっとまだ親が必要な年頃だと思うのに夢叶えるために日々努力している姿にグッと来る。 嫉妬したり、自分の思いとは裏腹な出来事だったり、心身共に変化していき葛藤する中で、それでも頑張って頑張って舞台に立つ姿は皆とてもかっこよかった。 真正面から立ち向かう姿、青春だなぁ〜素敵だ。自分の感情整理が一番大変なんだ。Aさんシリーズ やまもとりえstarstarstarstarstarPom そりゃ、それぞれ思う事があって当たり前だよな。 隣りの芝生は青い。 今は色んな選択肢があるけど、人間の心はそんなに変わらないし、読んでいてより人間の感情が複雑化した様な印象を受けました。 Aさんの恋路は、グッときますね。頭で色々考えていたら、自分が思い描いていた結末とは違う結末になった。でも、恋だけでなく、大人になると頭で考えてしまうよねと。思ったこととは裏腹なこと言ったり、チクチクした事も言いたくなる時もあるよなとか。休みたくなる時もあるよなとか。 皆に共感する所あるし、いくらか救われたとこもあり、読んで良かった。指輪に込められているもの。ゆびのわものがたり 小野塚カホリstarstarstarstarstar_borderPom たったひとつの指輪が紡ぐ物語の数々。 指輪を指にはめた時から嬉しさも悲しさも一緒に月日を重ねてるんだな。なんて少しロマンチックなことを思った。 しっとりした雰囲気で、大人の世界感が伝わる作品。 色んな意味を持った世界でたった一つの指輪。 想いのこもった指輪をあげたい人がいるって、こんなに誰かを想える事って幸せだ。 2巻の第10話が私は好きでした。 時を経てね、お互い人生積み重ねて結ばれるってあるんだなぁ〜ドラマの様だ。運命って言うのかな。 ジーンときたなぁ。琴線に触れっぱなしの大傑作! #完結応援違国日記 ヤマシタトモコstarstarstarstarstarナカタニエイト<ログライン> 両親を事故で亡くした女子高生が親戚の小説家に引き取られ、共に生きていく話。 <ここがオススメ!> 全巻を通して、泣かないことなどなかった。 「女子高生と小説家の共同生活の物語」と言えば、 それはそう。 しかし、そこに深いリアリティがある。 セリフがあまりにも上手く、生身の人間の会話がある。 自分とは何か?他人とは何か?家族とは?愛とは?生きるとは? とにかく、様々な問いを投げかけ、感情を揺さぶってくる。 「時々不幸せでもいい。でも、あなたの幸せを願う」 こんなにも深い愛の物語があろうか。 <この作品が好きなら……> ・ブランチライン https://manba.co.jp/boards/116623 ・3月のライオン https://manba.co.jp/boards/10081 ・亜人ちゃんは語りたい https://manba.co.jp/boards/11475ユア・マイ・サンユア・マイ・サン 茜田千starstarstarstar_borderstar_border寸々姉が守りたかったものを代わりに守った妹。擬似家族。読み終わってもう一度最初から読み返したくなる構成も良かった。「私たちが恋する理由」感想私たちが恋する理由 ma2ニーナときめき過ぎてゴメンなさい。夜中に1人で読んでたら、途中何度も変な声が出た(笑) …こんな時間なのに、キュンが止まらなくてヤバいわ。やはり王道には王道たる理由があるのだ。サラリーマン・無口な上司・ギャップ・ピュア・体格差…どれか一つでも気になる人は、今すぐ読むべし(笑)連載再開…?!からっぽダンスR 阿弥陀しずくnyaeめちゃくちゃ久しぶりにフィーヤンに載ってたびっくりそして嬉しい。次号予告には載ってなかったから不定期かな…。阿弥陀先生いろいろ大変そうだったので無理のないペースでお願いします🥺 あー、最新話読む前にRの1巻読み返したけどやっぱり久我くん好きだ贖いの果てに仄見える光 #1巻応援木洩れ日のひと 川端志季starstarstarstarstar兎来栄寿『宇宙を駆けるよだか』、『箱庭のソレイユ』、『僕のオリオン』、などでお馴染みの川端志季さんの最新作です。 基本的には集英社系のレーベルでキャリアを重ねてきた方ですが、前作の『世界で一番早い春』で『KISS』を経て祥伝社で連載を開始したときにはとても納得感がありました。 川端志季さんの作品が纏う、仄暗さを纏った空気感。そして時代感覚を捉えた鋭敏なセンスから生み出されるキャラクターたちは、『FEEL』系とも絶妙にマッチしていると思ったからです。期待通り、本作でも開幕からその持ち味を出していきます。 議員の娘である白瀬皓子が国民的人気アイドルグループの烏墨真弘を轢いてしまい、彼女はその贖罪として意識を取り戻さない彼の下で10年の月日を看病に費やしていました。そして、遂に真弘が目を覚ましたことで物語の歯車が回り出します。 ヒロインが重い罪を背負い贖罪をし続ける状態で始まる男女の関係というのは流石になかなか『マーガレット』系列では見られないもので、媒体の特徴も活かした建て付けになっています。父親が参議院議員でその名誉に奉仕するよう定められた運命の不自由さ、息苦しさの描写も流石です。 そういった抑圧がしっかり描かれてていることで、皓子が外の世界を知って束の間の開放感や多くの人が普通に味わう感情を得ていく瞬間のえもいわれぬ良さが際立ちます。 真弘は、皓子のことを恨んでおらずむしろ10年間も付き添ってくれていたことに感謝しているというのがポイントです。ふたりの穏やかならぬ事故から始まった関係が今後どのようになっていくのか。10年間のブランクの先で真弘はどう生きて行くのか。 また、彼らを取り巻く家族や同じアイドルグループのメンバーたちなど脇役も魅力的なのですが、その関係図も複雑に絡み合って今後ますます盛り上がっていきそうです。綴られる繊麗な感情 #1巻応援海はとおくに満ちて往く 日々の杏starstarstarstarstar_border兎来栄寿遥か彼方まで続く海やそこから寄せては返す波は、それ自体に意味はありません。しかし、人はそこに何かを感じ取ります。ある人にとっては何でもない風景・何でもない言葉が、誰かにとっては特別で掛け替えのないものであることもあります。 『世界にさよならのキスをして』の日々の杏さんがこの短編「海はとおくに満ちて往く」は、波打ち際で粒立つひとつひとつの泡が砂に染み込んでいくように、誰かの心の深いところに繊細に浸透していくであろうシーンやセリフが満ちています。 知らず知らずの内に、誰かが誰かを救って回っているこの世界の営み。その構造の断片だけにでも触れられたとき、愛しみを覚えずにはいられません。 鍵となるアイテムが、メッセージボトルというのも象徴的です。手紙というのは本来誰か特定の相手に想いを届けるものですが、ボトルメールはそれが届くかどうかもわからないし、誰に届くかもわからないし、いつ届くかもわからない。それでも、そのときそこに込められた確かな想いは存在する。そのときにしか込められなかったものが。 「自分が幸せになることを許せない」という想いを抱いたことのある人には、特に響くであろう作品です。まさかのマージナル・クライシス 丙きょう子名無し※ネタバレを含むクチコミです。読後感めっちゃいい走り出す花びら 甘井最鹿starstarstarstarstar_borderalank新生活をスタートさせようとする中国人留学生が、家具を揃えるという初手からうまくやれずに奮闘するストーリー。 当たり前と思っていたことさえままならなくてイライラジリジリするんだけど、それって実は自力だと当たり前のことすら大変って気付かされて自分の非力さにイライラジリジリしちゃうのかもしれない。 自らチャレンジしようと始めたものの、壁にぶつかっている人、ぜひ読んでほしい。もう一回走り出そうって思えます。「対」が離れるときついのすみか 丸い円名無し生活がすれ違ってしまい、別れることにしたカップル。 しかし彼女のほうが「別れる」という言葉が悲しすぎると言い、別の言葉を探そうとする話。正直、本当に別れないと駄目なのか…?と思ってしまうくらい、関係性が破綻しているようには感じられなかったけど、できるだけ今の自分達が選んだものにふさわしい言葉を探す行為に前向きさと優しさを感じた。こういう関係の終わらせ方もあるんだな〜。何もできない自分も変えられていくはず走り出す花びら 甘井最鹿starstarstarstarstarNanoTwitterで流れてきて、絵可愛い~なんて読んでみたらめっっちゃよかった…! 留学といった話は学生時代に自分の周りでも聞いたことはあるけど、実際に留学する人たちはこんなに大変なんだと驚きました。外国で知り合いや親戚といったツテがあったり、知らない国でも臆さない性格の人からすればとても些細なことかもしれないんだけども。日本語学校の自己紹介でも、顔を真っ赤にしてしまう主人公からすればどれも重大なんだなあと読んでて伝わってきました。 知らない国でひとりきり、なんて絶対不安だし怖いけれど、そんな中でも走り出した主人公がとってもかっこいい。留学だけに関わらず、どんなに知らない分からない事でも頑張ってみたくなる、よい作品でした。走り出すきっかけ走り出す花びら 甘井最鹿starstarstarstarstar野愛漫画家を目指す中国からの留学生の女の子。日本語も完璧ではない、携帯電話もすぐに契約できない、家具も家電もない部屋で1から生活しなければならない……。 別に日本と中国の違いを描いた作品ではない。留学生だから大変ということを言いたいわけでもない(おそらく)だろう。 地方から1人で東京に出てきた人ならきっとわかる。 誰も知らない、誰にも頼れない場所で、自分に何ができるだろう?というあの感覚。 それでもだだっ広いだけの家に物が増えていって、目的地や欲しいものが見つかって、自分今ここで生きてる!っていう熱を感じることだってできる。 夜中に必死で家具を組み立てる、ただそれだけのことが前を向くきっかけにもなる。 何気なくて所在ない日々をキラキラ描いた素敵な作品でした。#2023年読切ベスト走り出す花びら 甘井最鹿starstarstarstarstar寸々2023年良かった読み切り。 例えば主人公を地方出身者の漫画家ワナビとかにしても描けそうだけど、中国からの留学生にしたことに意味があるというか。 外国人だと携帯の契約が簡単に結べない→家具が揃わないことの不便さ・切実さ。 だからこそ、サビの見開き家具組み立てページがグッと来る。 家具を揃える=新生活を送る上での最低限の準備 が「新しい自分になっていく」ことに繋がっていて、このプロットだけで50p読ませるのがすごい。 でもフィーヤンぽくは…無い?どうなんだろう。<<12345>>