講談社マンガの感想・レビュー6231件<<147148149150151>>黙って読んでほしい! 自然で遊ぶ小学生の苦くて優しい友情物語 #読切応援あの日のタナゴの行方は 急式尋々たか※ネタバレを含むクチコミです。想像の10倍面白かった不遇職【鑑定士】が実は最強だった ~奈落で鍛えた最強の【神眼】で無双する~ ひたきゆう 茨木野 藤モロホシ名無し5日まで無料だから読んでみたらスゲー面白かった!! ゲーム風ファンタジーなんだけどしっかり少年漫画してて絵も無茶苦茶上手い(特に表情) https://pocket.shonenmagazine.com/episode/13933686331683386618「不気味の谷」という現象谷の向こうの吉沢 中野美八名無し無知なもんで「不気味の谷」と呼ばれる現象のことをこれを読むまで知らずにおりました。 たしかに現実に、人間に限りなく近い動作をするロボットがいたら、「怖い」「気味が悪い」と思うだろう。創作物ではしばしばなかったことにされるけど、この読切はまさにその現象を取り上げてそれによる周囲の人間の反応を描いてます。 自分はどちら側だろうと考えると間違いなく気味悪がりながらも面白がってしまう方なんだけど、人間みたいなロボットに対してリアルな友達と同じような感情を持ってしまう人間鈴木くんと、ロボット吉沢くんとの関係性はなんか羨ましく感じました。女子高生達の無人島サバイバルソウナンですか? 岡本健太郎 さがら梨々カナタ修学旅行中の女子高生四人組が乗っていた旅客機が墜落し、無人島でのサバイバルを強いられる、というお話。コメディやお色気要素も織り交ぜながら、 サバイバルの豆知識が楽しく学べる漫画です。 「もう読んだ」か「この先読む」以外はありえないシリーズアルスラーン戦記 田中芳樹 荒川弘mampuku田中芳樹と荒川弘の布陣で面白くない筈がないというのは自明のことなので内容や評価についてはあまり触れる必要もないかなと思いますが、バラエティに富んだ数多の魅力あふれるおっさんたちの顔と名前を毎月の連載を追いながら覚え続けるのは至難の業なのでコミックスでまとめ読みすることを強くおすすめします。(体験談)やっぱ別マガすげぇ…!!利き手を怪我した少年が再起する衝撃のテニス物語神様はラケットを振らない 志田ゆうすけ 丸山りんたか※ネタバレを含むクチコミです。それは愛だった手指の鬼 鏡ハルカ野愛これは凄いそりゃ大賞になってもならなくてもなんにせよ世界に見つかりますでしょ、と。 優しくて美しい鬼の忘れられない記憶。 優しくて美しい鬼との忘れたいような記憶。 鬼の気持ちに寄り添えば、救いのある物語のような。 よかったね、とは言えないけれど。 それは愛だったと気づくのは、すべてが終わってからなのかもしれません。 泣いたTie your shoes 川合円名無し子供の頃の、些細ではあるけど大人になっても決して消えない心残りってある。大抵の場合は、死ぬまでそのままか、自然消滅するかだろうけど、この話ではちゃんと決着がつくところがものすごく気持ちいいし、感動した。 言葉の通じない異国の人間に親身になることって結構難しい。どうしても子供に対する態度みたいになってしまいがちで、相手の人となりを知るに至るまではかなりの時間が必要。 出会ってからたった4ヶ月で、友達といえるのかも微妙な関係のまま別れることとなってしまったウィリアムとノゾム。大人になってから再会したとき、当時は見えなかった(見ないようにしていた)事実を知ることに…という話でした。再会によってあの一緒にゲームしたりした短い日々が宝物に変わったんだと思うと、泣けます。板垣巴留の家族エッセイ漫画!!パルノグラフィティ 板垣巴留名無し※ネタバレを含むクチコミです。最初の数巻が凄まじいドラゴンヘッド 望月峯太郎にわか序盤の展開が凄い。展開にすごく引き込まれた。似たジャンルはあるのに言葉回しやビジュアルにオリジナリティが溢れていて、ほかにない作品だと思った。 中盤からラストにかけては、収拾がつかなくなったか、あるいは読者が追いつけなくなったんじゃないかなーと考えている。自身もなんというか、必要なストーリーが欠けているような感覚に陥った。 悪の女幹部と戦隊リーダーの秘密の恋!恋は世界征服のあとで 野田宏 若松卓宏ANAGUMA正義のヒーローレッドジェラートと悪の大幹部死神王女は決して相容れない因縁の宿敵ですがその実態は恋人同士という「実は付き合っているのだ」シリーズの強力なニューカマー。 脳筋の不動くんと乙女力高めのデス実さん、職業(?)の壁を超え付き合ったはいいものの、決して周囲に知られてはいけない…。加えてふたりともド級の恋愛初心者でお付き合いのお作法も常に手探り状態。 どうにか二人きりでイチャつくためにスッと戦闘を抜け出て遊園地で遊んだりしてコッソリ愛を育むのですが今にもバレそうなのがドキドキハラハラで笑えつつ、一途なようすにキュンキュンきます。 ギリギリのバランスで繰り広げられる極秘交際、永遠に見守っていたいです。ずっと幸せでいてくれ!!無料……だと……(絶望)手指の鬼 鏡ハルカ名無しこんなのが無料で読めていいのか?言うまでもなくダメだ。なんで?なんで無料で読めるの?許せない。 この作品に難点を付けるとしたら無料で読めてしまうことのみです。読見終えたあとの余韻と共に来る罪悪感に耐えながら何度も何度も読み直しています。 素晴らしい作品をどうもありがとうございます。 単行本になることを望みます。金を払わせてくれ。春場ねぎ先生推薦ラブコメ甘神さんちの縁結び(読切) 内藤マーシー名無し絵が無茶苦茶うまい。兎にも角にもといい、神社でタイプの違う美人姉妹と居候するラブコメって人気ジャンルなんですかね? どっかでみたことあるような女の子たちには興味持てなかったけど流星群のシーンと振りむた夕奈はものすごく綺麗。 よくあるエロいラブコメとかじゃなくて、もっとしっとりした恋愛ドラマが読んでみたいな思わせる画力の高さでした。 いとしのムーコ完結いとしのムーコ みずしな孝之さいろくいやぁ寂しい。 うちにも犬がいるんですが、ムーコを見て「うちの子もこういう気持ちだったりするのかな」と思って見てると本当に心が癒やされるんですよね。 ムーコは実際の写真とかも出てたりしてめっちゃ可愛いですが普通に柴犬で、特段変わったワンちゃんではないのだけど、漫画の中で描かれる彼女の小松さん大好きっぷりや一喜一憂っぷりが「犬ってこうだよねえ」と共感しか無いです。 そして共感するたびに犬を好きになる。 みずしな先生だったかイブニング編集部だったか忘れちゃいましたが、Twitterでも定期的にムーコの関連ツイートが発信されていて、それらを見るのも大好きでした。 どこまでノンフィクションかわかりませんが、最終巻もとてもハッピーな気持ちで終われたので良かったです。 本作を読んで柴犬を飼いたいと思った人も少なくないのではないかな? タイトルのとおり「いとしのムーコ」でした。 みずしな孝之先生、素晴らしい作品を本当にありがとうございました。試し読み推奨巨娘 木村紺名無し木村紺の「神戸在住」や「からん」を読んでから手を出すと面食らうかも。それくらい他作品とかなり印象が異なる作品です。主人公のジョー(巨娘)がえげつないほど破廉恥でして、このアクが強さをギャグとして受け入れられるかどうかで、笑える人と苦手意識を持つ人に別れるように思います。自分は好きと苦手がちょうど半々くらいですね。 絵については神戸在住のような独特のコマ割りがありますので、この内容でこのコマ割りは、読み進めるのに少し慣れが必要です。(後半に進むにつれて読みやすくなりますけど) ジョーの焼き鳥店での話などは飲食業の話として面白い話も多く、その辺りのガッチリした仕事ぶりと、破天荒さのギャップが楽しめる方にはオススメです。うめざわ先生が遂にダーウィン事変 うめざわしゅんhysyskもともとクリエイティブ・コモンズや、哲学、宗教、社会問題、サブカルチャーなど「よくこんなこと知ってるなぁ」と思うような話題(「えれほん」に顕著)を取り入れ、見過ごされがちな細かい現象や感情を描ける素晴らしい作家だと思っていたけど、それゆえにキツい表現も多く、好き嫌いが分かれて沢山の人に読まれるイメージが湧きませんでした。 『ピンキーは二度ベルを鳴らす』も、ど真ん中のエンターテインメントだと思っていたけど、ここまで誰が読んでも楽しめる広がりがあって、考えさせられる内容のある作品に結実するとは!担当の編集者は大学院まで生物学を研究していたらしく、科学的な考証もしっかりしてそう。 続きを楽しみにしています。#1巻応援 無限の住人の漢字擬音を集めてみた無限の住人 沙村広明地獄の田中荒篠の「愚者!」が一番印象深い 人気No.1ビリヤードマンガ、必殺技ショットにご用心ブレイクショット 前川たけし兎来栄寿前川たけしさんといえば、1983年から月刊少年マガジンで連載されシリーズ累計で90冊近く刊行されている『鉄拳チンミ』が最も有名です。小さな子供でも親しみやすい絵柄と、それでいて迫力のある戦闘描写や魅力的なキャラクターたち、派手な必殺技、サスペンス性溢れる展開と魅力が満載の作品です。 そのテイストがそのまま色濃く反映されながら、週刊少年マガジンで1987年から1990年にかけて連載されていたのが『ブレイクショット』です。 1961年に公開されたアメリカ映画『ハスラー』が人気を博し、1986年に公開された『ハスラー2』が日本で公開されると一気にビリヤードブームが巻き起こりました。 『ハスラー・ザ・キッド』、『ザ・ハスラー』、『撞球水滸伝』、『キング・オブザ・ハスラー』、『獣たちのように』、『[W]ウォン』、『GAME-ゲーム-』、『ハスラー・レプリカン』、『ちょっとナインボール』、『モンキー・ハスラー』、『HOT SHOT』、『POOLPLAYER ISABU』、『ナインパズル』、『J.Boy』などなど数多くのビリヤードマンガが描かれてきましたが、ビリヤードマンガで大ヒットした作品というのはあまりありません。その中でも、異例の人気を見せた作品が『ブレイクショット』でした。 まだビリヤードという競技の存在すら知らない人も多かった時代に、マガジン読者の少年たちにビリヤードの存在を広く伝えた功績が大きい作品です。 この作品で秀でていたのは、何と言っても加納涼二や佐伯陽子といったライバルキャラクターたちの魅力です。そして、それを生み出していたのが「ショットガン・ショット」や「リバースショット」、「北斗七星」など、ライバルたちが繰り出してくる派手な必殺技の数々でした。 ビリヤードという競技はヴィジュアル的には格好いいのですが、画的には一箇所に留まって玉を打ち合うことになるので卓越した心理描写や何かしらの工夫がないとマンガとしては映えません。それを、『ブレイクショット』ではカッコいい&可愛いキャラクターとビリヤードを知らない人が見ても「何だかよくわからないけどスゴいことはわかる!」という必殺技を以って克服してみせていました。 サッカーがマイナーだった頃の『キャプテン翼』や、麻雀のルールを知らなくても派手で楽しめる『咲-Saki-』などにも通底する部分があります。実際にはプロでもできないであろうショットに関しても上手く理屈をつけて説得力は持たされていました。 それが故に、特に主人公・織田信介のダグラスショットやDHSを真似した人は多いと思います。しかしながら、スカイラブハリケーンの真似をしても怪我するだけで済みますが、ビリヤード場で無理なショットを撃つことで台のラシャを破いてしまったりすると高額な弁償を行わなくてはならなくなってしまうため、現実での代償が非常に大きい誘惑でした。 読んだらビリヤードをやってみたくなること請け合いの名作ですが、くれぐれも必殺ショットの取り扱いにはご注意ください。一人の少女と娘を亡くした刑事の話ノラと雑草 真造圭伍Pom 胸がとても締め付けられたし、便利すぎる現代世について考えさせられた。 結末は複雑な気持ちになったけれど、、山田さんには詩織がいてよかったし、彼女の存在に救われたところも多かれ少なかれある。 詩織は山田さんに出会えてよかったんだと思う。 死の間際から語るものすごい力量手指の鬼 鏡ハルカ名無し絵もシナリオも素晴らしい、なんといったらいいのか……。 無料で読んでごめんなさいって感じ。 この世界観も素晴らしい。これは・・・手指の鬼 鏡ハルカ名無し漫画を読んで久方ぶりに泣きました。 なんて切ない・・・ これが大賞ではないとは、驚きです。教科書に載らない偉人埋もれた楽園 三枝義浩名無し90年代に週刊少年マガジンで掲載されていたドキュメントコミックシリーズ 実話を描いた作品で当時ご存命だった人たちを取り上げており、作者の三枝先生が直接インタビューなどを行っています。 ドキュメンタリーということもあって、漫画としての表現が!ストーリーが!という部分での評価はしにくいですが、本筋を邪魔しない作風だと思っています。1エピソード前後編で100ページでとても読みやすいです。 特に雑誌で掲載されていたこともあり、まったく接点がない人たちにも興味を持たせることに一役かっていたのだと思っています。 昨今なかなか見なくなったドキュメンタリーマンガですが、復活してほしいシリーズです。 慈愛の兄、依存の弟、そして愛僕は兄になりたかった さちこ名無しすっごく沁みる話だった気がすると、ふんわり思い出したもののタイトルや作者名まで思い出せず、もやもやしていたところ、マンバの「思い出せないマンガ」のコーナーのおかげで再び読むことができました。 ありがとうございます。 さちこ=瀬川環 と忘れないようにしておきます。 瀬川環さんの作品はちょうど全部読んでてどれもガツンと来て好きだったのでここが繋がって嬉しいです。 http://www.moae.jp/comic/chibasho_bokuwaanininaritakatta/1 引きこもりで依存気質の弟と、弟が書く小説の面白さを知っていてあたたかく見守る優しい兄。 そんなある日、弟の小説に出版社から声がかかり…。 そんな兄弟の話。 優しいまなざしの先にいて兄に依存していた弟、話題の渦中で兄にも変化があり、失いたくなかったばかりに。 優しさだけが正義ではなく、突き放すのも愛だ、とくるかと思ったら上をいかれた気分でした。 そしていつまでも兄の目線は変わらず。 いいラストでした!激戦の末に惜しくも準入選となった力作手指の鬼 鏡ハルカ名無し激戦の末、惜しくも四季賞大賞を逃した(らしい)本作。読めば、どれだけ高レベルの選考が行われたのかがわかる。大賞でもまったくおかしくない凄い力作だと思います。残酷で切なく、そしてとてつもなく美しい物語! http://www.moae.jp/comic/teyubinooni/1<<147148149150151>>
※ネタバレを含むクチコミです。