双葉社マンガの感想・レビュー930件<<2223242526>>ほっこりが、ほっこり…妖精のおきゃくさま 脇田茜まくらほっこりが、ほっこりが止まりませんっ(`;ω;´)ダンジョンに雇われる…ダンジョンの中のひと 双見酔まくらダンジョンに雇われる冒険者、そして同僚(モンスター)たちとの心温まる交流とダンジョンの裏事情をゆるやかなリズムで描いた作品です。 久々に読む手が止められなくなる良作に出会えました。今後とも作者さんを応援したいと思います。これはnice yuri. #1巻応援じょしまん。 吉田丸悠あうしぃ@カワイイマンガ前の方のクチコミでこの作品が「百合」かどうか断定されてなかったのですが、1巻最後まで読んでみたら、とても良い百合でした。 1話では、接点の無かったギャルと地味メガネ、二人のJKが漫画の師弟関係となり、更には苗字呼び捨ての友人関係へと進みます。私はここまでで、この作品は「女性同士の尊い関係性物語=百合」になると信じて購入(勿論恋愛関係になるとは限らないので、かなり距離の近い親友=ロマンシスの可能性も高い)。 少女漫画家志望のギャルは、エロ漫画家である地味メガネのアシスタントをしながら、ネームのダメ出しをされる日々。創作に本気になればなるほど、互いを認めてゆき、心許す。いいですねエモいですねぇ……。 そしてラストのアレですよ。 もうこの物語、漫画家物語としても百合物語としても、尊いものになる予感しかないわけです。 漫画を「好き」という気持ち、プロの拘りと本気で取り組む事、真剣な創作現場と同志への思い……百合漫画としてでなくても、熱いものが充満しているこの作品、1巻にして至高。 それにしても、恋と性に踏み込めない二人がぶつかり合ったら……やっぱりそれは、百合なんでなかろうか?恩…じゃなくて"怨"返しクモノイト~蟲の怨返し~ 荒巻美由希名無し貧乏浪人生・恩田くんのもとに、可愛い女の子が突然訪れたかと思ったら…その正体は彼が過去に残酷な殺し方をした「虫」だった…!!というお話。 とりあえず1話目は体を真っ二つにされたオオムカデでしたが、あらすじからすると、これからいろんな虫に襲われることになるのか…過去にどれだけ虫に恨まれるようなことをしてきたんだ恩田くんよ!! リアル!!それでも愛を誓いますか? 萩原ケイク名無しめちゃコミで人気らしいですね。セックスレスの夫婦が主役の漫画って最近よくありますが、この漫画の主人公が一番リアルかもしれない。今、実際に主人公と同じシュチュエーションの人が日本中に何人もいそう。作者さんのインタビューを読んだらWeb記事で話題になってることを常にチェックしてると語られていたので、届けたい層にちゃんと届ける努力をされて作ってるんだなと思いました。令和に昼ドラをするとしたらこういうのがいいな。 https://book.asahi.com/article/13199729男子高校生2人の趣味は…銭湯巡り!入浴ヤンキース 奥嶋ひろまさたか読む前からわかってたけどやっぱ面白れ〜〜…!!新連載のたびに「ヤンキー漫画の名手」と表現される奥嶋ひろまさ先生ですが、今回読んでやっぱりヤンキーをかっこよく描く天才だなとあらためて思いました。 タイガー&ドラゴン(懐かしい)と呼ばれている主人公2人のよく喋る方・竜哉の、畳み掛けるような銭湯レポートがたまらない…!成り飯でファンになった自分は「これだよこれ…!!」と思わずニッコリしてしまいました。奥嶋先生の描くギャグシーンは毎回ボケがいいんですよね…かわいくて優しい。 そして「イケメンが風呂に入ったときにやってほしいカッコいい仕草」と言えばアレしかないと思うんですけど、それをバッチリ見せ場を作ってやってくれて「は〜〜!もう最高…!」という感じ。 しかもそのカッコいいシーンの見せ方がやりすぎてない、自然なところもまたいい。露骨に描きすぎると意図的なサービスシーンになってしまい「媚びてる」と感じるものですが、それがない。あくまでキャラの「カッコいい見せ場」というレベル。その匙加減が素晴らしい…! 2人が次にどんな銭湯に行くのか、今からメチャクチャ楽しみです。 【追記】現在、奥嶋先生が作画を担当しているBL作品『同棲ヤンキー赤松セブン』1巻の表紙も銭湯ですごく素敵です。こちらもヤンキー高校生が主人公ですが、生活描写がとにかく生っぽい実写ドラマのような作品ですのでこちらもぜひ…! https://comic-action.com/episode/13933686331613282934ドラマも見たけど漫画…あなたがしてくれなくても ハルノ晴aicoドラマも見たけど漫画もあとから読んでみました!ドラマだとキャストのキャラに多少左右されちゃうストーリーイメージだけど、漫画だとドラマよりもリアルに想像しやすいかも。 すごいよかった闇鍵師 赤名修 中島かずきstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男『勇午』の赤名修はよく読んでいるので知っていたが中島かずきって名前はなんかで見たことあるがいまいち思い出せなかったので調べたら、「今のところ、日本で一番石川先生(石川賢)の単行本を作った編集者」だった。これが面白いのは当たり前だったという気持ちでしかないな。 あらすじは評判の腕利きの錠前屋錠之介が江戸の魔を錠に封じて江戸の守っていくという内容で赤名修の絵とすごいあっていた。主人公のスタンスが大きな悪と戦う為ではなく、江戸の市民を守るというの一貫していて好感も持てた。”枢り屋”の謎を残しながら終わってしまったのが残念だ。たまにシリーズ連載してほしいくらいだ。 昔同じアクションで連載していた「明楽と孫蔵 幕末御庭番」といいアクションの江戸マンガは面白いのがおおいなKindle Unlimitedで読めるギャンブル漫画Bugsy ~新宿リアルギャンブラー~ 森遊作にわか終わり方は打ち切りなので不完全燃焼ぎみだが、1巻はいい。とくに鉄火巻きの醤油でポーカーの文字映して、仕掛けるのはハッタリきいてて、よかった抜け忍サラリーマンが主人公忍者パパ 山本康人starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男人を愛することを知ってしまったため抜け忍になり現在はサラリーマンをやっている主人公。昔所属していた七狗留忍流からの刺客を倒したり、家庭の平和を乱す奴らを倒していく。七狗留忍流からの刺客を殺すのはまあわかるけど家庭の平和を乱す悪人がムカつくのはわかるけどちょっと殺しすぎじゃないですかね... ふららちゃんかわいい、だけでいいものかどうかふらら一人でできませんっ 渡邉ポポ野愛ふららちゃんは女子高生ですが何にもできません。自販機でジュースを買えないし美容室にも歯医者にも学校にも1人で行けないしパンツも履けません。 大抵のことはお母さんと幼なじみの錦ちゃんが全部やってくれます。 というように1人でできない具合がとんでもないです。どうして何もできないのか特に語られる様子もありません。最初から最後までほのぼの可愛いコメディのノリでふららちゃんは何もできないままです。 ふららちゃん何もできなくて可愛い!錦ちゃん不憫で可愛い! っていう受け止め方で合ってるんですかね…?それだけ受け止めればいいんですよね…? と不安になるレベルでふららちゃんは何もできないのです。 弱いものは守りたくなるし、可愛い子のわがままに振り回されるのは楽しくもあるし、この人はわたしがいないと何もできないと思うのは割と気持ちいいものだったりします。 ふららちゃんは高校に進学し、普通の可愛い女の子のビジュアルを保ち、ゲームをしたり映画を見たりするような知性と常識はあるはずなので、できないのではなくやりたくない気持ちが強いのだと個人的には感じました。 ということはお母さんや錦ちゃんが保護しすぎたせいでこうなってしまったのか、世話する喜び、振り回される喜びがあるのか…などと考えを膨らませてしまいます。 ふららちゃんかわいいねえ、で読み方は合ってると思うんだけどなんだか倫理観を問われているような気がしないでもないのです。 ふららちゃんはさておき、ふららちゃんのお母さんがかわいい。老年下っ端ヤクザの生活ジジゴク 沖田次雄hysyskありそうでない(自分が知らないだけかも)年を取ったヤクザの日常を描いた作品。無年金だからシノギが必要なのだが、それらが絶妙にありそうな内容でギャグながらちょっと怖い。経理もしないといけないよね。。単にニッチを狙ってるのではなく、描きたいものがあるゆえの細かさな気がするし、他の作品も読みたい。ドラマ化とかされても良さそうな面白さ。 絵は独特で好きな感じだけど、キャラと背景がもっとはっきり分かれてると読みやすいのと、手描き文字がしっかり目に入ってくるともっとカタルシスがあったように思う。いい大学、いい人生とは…ペナルティスクール 山崎京 美愛hysysk箸の持ち方でペナルティを受けていたのが懐かしくなるくらいの超展開。ここでやっていければそもそもの目的である難関大学に行かずとも人生上手く渡り歩けそう。登場人物の知能が高くなければ成立しない設定の作品を描くには、それ以上の知能(もしくは狂気)が必要なのだということを身を持って教えてくれる。 食を制す者は天下を制す飯盛り侍 やまだ浩一 井川公彦starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男「信長のシェフ」の感じには近いがタイムスリップはしておらず「飯が人間を作る」を信条にした足軽・弥八が食事で全てを解決していく。ただうまい飯を作って終わりではなく物事の根幹まで解決していき、同時にいろんな武将に使えながら出世もしていく。最初の九州の龍造寺だったが毛利家に仕官していた。食の蘊蓄と戦国時代のエピソードや戦と人情話がいい感じで組み合わさっており実はかなりの名作なのではと思ってる。第一部完らしいので第二部を待ってます!!ふつうが一番むずかしいふつうのきもち いがらしみきおstarstarstarstarstarひさぴよごく普通の小学生男子・和田広彦くんの視点を通して日常を描いた作品。一般的な子どもの多くが経験するであろう、素朴な体験が散りばめられている。大人の読者であれば何かしら共感する部分があるが、「ぼのぼの」のように、子どもと一緒に楽しめるマンガかというと、子どもには少し退屈な内容かもしれない。やはり、少年時代を振り返りたい大人の読者向けのような気がする。淡々とふつうの話が続く中、本の後半に差し掛かって、コロナ禍の世の中を作品に取り入れるという大胆な路線変更が入る。普通ではなくなった世界を逆手に取り、ふつうのきもちとは何かを問い直した意欲作だ。なんともいえない詩人てるゆき よしかわゆたかhysyskなんとなく詩をテーマにした漫画(『ほしとんで』の詩版みたいなやつ)が読みたいなと思って調べたら出てきた。内容としてはこれは詩の話ではなく自称詩人の生活なのだが、モラトリアムが長かった自分を見ているようで背筋が凍る。これをギャグとして素直に笑えるのは幸せかも知れない(初出が10年前というのは考慮した方がよいだろう)。あとがきに書かれた作者の思いも含めて1つの作品。 フィクションと現実の違いを全く理解しないまま大人になってしまったけどなんとかなった人恋愛3次元デビュー~30歳オタク漫画家、結婚への道。~ カザマアヤミ名無し※ネタバレを含むクチコミです。新設校の第1期生徒会のスクールドラマ! #完結応援ヤシコー初代生徒会 藤こよみ名無し※ネタバレを含むクチコミです。ホストクラブ(猫)が爆誕ネコホスト 卯月よう名無しwebアクションの連載ページより先に手の込んだホストクラブ風の特設サイトの方を開いてしまってたまげました。メチャクチャ力入ってるな〜! https://www.futabasha.co.jp/introduction/2018/nekohost/index.html https://comic-action.com/episode/13933686331772647244 石油ストーブにこたつとみかん、そして大量のネコちゃん・・・ !クリスマスのVIPルーム最高すぎますね・・・!一生ここにいたい。 ずっと残って欲しい作品メイコの遊び場 岡田索雲hysysk最初は、昼に遊んだ方法で夜に人を「壊す」不思議なホラーファンタジーかと思っていたが、やがて登場人物がそれぞれに色んな事情を抱えていることや、1970年代の日本(大阪)の、今では漂白されてなかったことにされつつある歴史が混ぜ合わされていることに気付く。 まだまだキャラクターや世界観には広がりを感じるし、作者としても描ききれなかった部分はありそうだが、これはこれで完成していると思った。 当時の子供の遊びや歴史的な出来事など、よく調べていると思うし、名作をサンプリングしつつも安易に「昔は良かった」と言わせない寂しさがとても好み。表現力がとにかくきらめいている!みかづきマーチ 山田はまちstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)とにかく絵が素敵で面白そう! 漫画表現もこちら側に訴えかけてくるものがある。 親に言われるがまま勉強ばっかで、母の望み通り進学校に通っていても上手くいかなくて「このままじゃ、退屈なまま大人になっちゃう」と、東京を抜け出し秋田にいる美人な叔母のもとへ春休みの間だけ家出することに。そこで出会ったのはマーチングバンド部の高校生たちだった。 日々ロックのときも1話目から興奮してたけど、そのテンション! 今後見守っていきたい新連載!これはいい地元行政お仕事漫画…!ヒビコレ 公民館のジョーさん かたおかみさお名無し※ネタバレを含むクチコミです。 妖しい力を持つ古物を手にした人間は…瑠璃宮夢幻古物店 砂原真琴 逢坂八代名無しあまり普段読まないジャンルの漫画だったけど、アンリミで3巻まで無料で読めたので手を出してみた。購入した人間の境遇や感情によって様々な力が及ぼされる古物を売っている店が舞台。世にも奇妙な物語的なホラーやサスペンスっぽさもある、なかなか読みごたえのある話が多い。基本は1話完結だけど、キャラクターによっては再登場したり、その身近な人間が主役になったりするので、古物がもつ力以外のところでも物語として入り込める要素がたくさんあります。 なにより、古物店の店主・真央の正体がいちばん謎。見た目は若くてきれいな女性だけど、年齢不詳。経歴や生まれ、家族がいるのかも3巻の時点では何も明かされない。古物よりも妖しい存在です。重厚な宇宙SF2001夜物語 星野之宣hysyskまるで映画のような、というか映画(と小説)へのオマージュがそこかしこにみられる気合の入ったオムニバス作品。ところどころ話が繋がっているのでじっくり楽しみたい。 科学だけでなく宗教や文学などが絡み合う壮大な世界観で、寝る前に読んだら宇宙の夢を見そう。その星で1番強い生物に擬態するというクリーチャーが出てくる第17夜が面白かった。 中国が44年ぶりに月からサンプルを持ち帰った日に。<<2223242526>>
ほっこりが、ほっこりが止まりませんっ(`;ω;´)