双葉社マンガの感想・レビュー925件<<2021222324>>オラミちゃんまじBIG LOVE愛しのアニマリア 岡田卓也野愛オラミちゃんみたいな女の子になりたい。 明るくて優しくてピュアなギャルマインド。恋愛も夢もまっすぐ追いかける一途さは、王道キラキラ少女漫画の主人公のよう。 好きなひとへの接し方がわからなくてラリアットぶちこんじゃう不器用さもかわいい。 握力500キロのオランウータンギャルという設定の突飛さも忘れるほど、ハイテンションでキュートでピュアなオラミちゃんに魅了されること間違いなし。 基本的にはめちゃくちゃ笑いながら読めるんですが恋する心理描写は繊細で、そのギャップもまたBIG LOVE…!!ただのBLギャグではなかった本橋兄弟 RENAさいろくBL要素は意外とないというかネタでしかなく、本編はちょいちょい合間に挟まる人情味あふれるイイ話の方。 行動が全盛期の松本人志のコントを上回りそうな勢いがあるアリ好き智也(ムキムキ)。 バイト先(喫茶店)のオーナー(ガチホモでムキムキ)。 クラスメイトの美少女(腐女子)に美少年(魔法少女崇拝)、後輩(腐男子)などに囲まれて過ごす主人公の貴也(ムキムキ)のストーリー。 主にムキムキしているけど非常に読みやすく、クドくもなく、後を引くいい作品。朝からビール!? 二人で楽し #1巻応援夜明けのふたりごはん 湖西晶あうしぃ@カワイイマンガ夜勤明けの楽しみは、皆が出勤する中帰宅する開放感と背徳感。一方それを共有する人がいないというのは、少し寂しかったりします。では、夜勤同士で暮らしてみたら……?というのが、この作品。 締め切りに追われ夜間に執筆する小説家と、夜間警備のバイト。同じ時間帯に働く二人の女性の同居は、お互いを補い合い、楽しげ。 何と言っても面白いのは、朝食にビール!……私もこの発想はあったのですが、朝から勤めに出る家族の手前、なかなかやりにくかった事を思い出しました。夜勤同士の同居いいなぁ! メニューも如何にもな朝食からコッテリ目まで様々。朝食メニューにビールを合わせるのが斬新で、食漫画としてもちょっとした新境地、かも。 夜明けの仕事上がりのテンションやその後のリラックス感、夜勤あるあるといった意外と見かけない題材が面白く、かつて夜明けまで仕事していた時の事を思い出しながら楽しみました。入湯料は寿命5年分お代はあなたの寿命です 岡田鯛名無し人生に息詰まった人がネットで「生きる意味」と検索したらヒットしてしまう温泉宿。そこには寿命5年分を対価に不思議な体験をすることが出来る湯がある。湯に入ればたちまち後悔だらけの過去にタイムスリップしてしまうのだが、傲慢に生きてきた自分のことを陰ながら味方してくれていた人物が必ずいて、それに気づかずに自滅していたことを知るのだった。そうして宿を去る頃には心を入れ替えて別人のように生きていくが、残りの寿命は少ないので最後には必ず死んでしまう…。導入とオチは型が決まっているんですが、2話目の売れない俳優の話の方が好きでした。こういう風に自分はならないように気をつけたいですが、人生って終わりよければ全てよしだなぁと思えるような明るい終わり方なのがいいですね。 前半が「子供の情景(けしき)」後半は「大人の情景」子供の情景 さそうあきらstarstarstarstarstarひさぴよ女性誌JOURに掲載された短編を主に収録。短編集と言いつつ半分は「僕らは柿生こども警察ダ!」シリーズが占めていて、ガキ大将が女の子の設定でほっこりするお話が多い。やや乱暴に言ってしまうと浦安・ともお・まる子を合わせたような読み味で、子供達のキャラが微妙な強さで。。会話が自然なだけに逆にキャラっぽくない方がもっと好きになったかもしれない。 後半は「大人の情景」と題した短編に変わるので、タイトルに「大人の〜」と含めた方がわかりやすいと思う…。 最後の方の「ユーランと岩田くん」が作品の中で一番良い短編だと思う。まだまだ続きそうだな達人伝~9万里を風に乗り~ 王欣太starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男連載開始からずっと読んでいると思うがGW中に29巻まで一気にまとめて読んだ。端的にいうと原泰久の「キングダム」の少し前の時代から始まり27巻あたりから、「キングダム」時代を被り始める。「キングダム」は秦側から見た場合でこの「達人伝」は秦以外である楚・斉・燕・趙・魏・韓側から見た内容と言えばいいのかな。個人的には「キングダム」の少し前の時代の話がすごい好きなのでむちゃくちゃ楽しめている。 この「達人伝」を含めこの時代を描いているマンガは面白いのが多いな 鄭問の「東周英雄伝」や横山光輝の「史記」も読むとより楽しめる気がします。 人間は誰だって幸せになれるトモちゃんはすごいブス 森下裕美野愛ある意味タイトルの通りと言いますか、トモちゃんは顔立ちも頭身も他の人物とは明らかに違うものとして描かれています。 そんな見た目のトモちゃんですが、あっという間に周囲に溶け込んで生きる気力すらもなくしていたチコちゃんの世界を広げていきます。 トモちゃんは主人公を成長させるためのある意味ドラえもんみたいな存在なんだろうなあ、それ故の見た目なのかなと思っていたのですが、そんな単純なキャラクターではなかったです。 優しくて愛情深くて、チコちゃんや車谷や陽介先生と同じように心に傷を負った人間でした。 チコちゃんが成長すればするほど、幸せになるのを恐れているようなトモちゃんが見えてきます。 物語を追っていくうちに、チコちゃんを見守ってあげてねという気持ちから、チコちゃんはもう大丈夫だからどうかトモちゃんが幸せになってと祈るような気持ちに変化していきました。 最後の陽介先生の言葉が全てです。何度読んでも最後で泣いちゃうんだなあ…。 どんなに壊れていても、傷ついていても、人間はいつだってやり直せるし幸せになれるんだと教えてくれるような作品でした。 読んでよかった!めぐちゃん、ぬいぐるみでえっちしたよね。 左津衣かおる名無しランキングに入っていたので気になって読んでみました。 めぐちゃんとまりかの秘密の思い出が、中学で再会したふたりにどんな影響を与えるのかドキドキして読んでいたら、想像の10000倍のドキドキしました。 あの一夜をきっかけに全てが変わったわけじゃないけど、一生の宝物になるような出来事かもしれないですね。切なくも爽やかな感動を呼ぶ、リバーサイドストーリー花に問ひたまへ さそうあきらstarstarstarstarstarひさぴよ「ここは何もないところさ でもね 何があっても水が流してくれるのさーーー」 多摩川近郊の町を舞台に、視覚障害者の青年・一太郎と、生活に困窮する女性・ちはやの、二人の心の交流を描いた物語。 ヒロインである「ちはや」を通し、視覚障害者の現実を知ることができると同時に、ちはやが抱える生活環境の苦しさにも直面させられる。 ちはやの家は、母親が居なくなり父子家庭でアル中となった父親をちはやが世話をして、家計を支えるため、ひたすらに働けども貧しい状態から抜け出せない。心が荒みきって、他人を助ける余裕など全くない状況から物語が始まることからも、この『花に問ひたまへ』が視覚障害者側の綺麗事だけで描こうとしていないことが伺える。 1話目での一太郎と出会いは、非常に気まずいシーンとなっている。早朝、急いで仕事に向かうちはやが、鬼のような形相でエスカレーターを駆け上がって、一太郎の持つ白杖を蹴り落としてしまうのだ。罪悪感を感じながらも、何もせずに立ち去ってしまうちはや。その後、町中のコンビニで一太郎に”発見“されてしまい、彼の優しさによって、ちはやの心は徐々に変わり始める…。 私たちは、障害者の物語と言えば、助けられるのは障害者の役割だと決めつけがちだが、この物語において本質的に手を差し伸べられているのは、ヒロインのちはやの方である。視覚障害者である一太郎が、ちはやにとってのヒーローのような存在となっている事が、人は目だけでモノを見るわけではない、ということを体現しているように思う。 視覚障害者にしかわからないことも、綺麗事抜きで読者に伝わりやすいように描かれていて、リアリティを持って伝わってくる。ヒューマンドラマとしても、ラブストーリーとしても上質な作品でありながら、障害を持つ人たちの日常を考えるきっかけを与えてくれる作品でもある。 ※ちなみに、冒頭でアリの巣を覗いてるお婆さんは、さそうあきら珠玉短編集「子供の情景」に登場する人物だったりする尊さがこみ上げてくる… #読切応援 #推しを3行で推すめぐちゃん、ぬいぐるみでえっちしたよね。 左津衣かおるたか『気持ち悪いんだよ、死ね。』の作者・左津衣かおる先生の新作読切ということで、どんな展開になっても良いよう警戒しつつドキドキしながら読んだのですが・・・胸がいっぱいになる素敵なお話でした。 単純に百合(恋愛)という言葉では片付けられない、「人が人を好きになること」「相手を大切にして思いやること」の本質が描かれているなと思いました。 この思い出があるだけで、2人はまた他人のことを信じて好きになれるんじゃないかな。 https://comic-action.com/episode/3269632237328000861 これはいいブロマンス・・・!シェアーズ つゆきゆるこ天沢聖司最初の展開で「ふふっ・・・wwwヒロアカww」とか思ってたらいつの間にかグイグイ引き込まれてました。 ユージンがとにかく良いやつで好感度高い。尋輝は最初こそなんなんだこいつは・・・と思ったけど、最後には一生懸命でいじらしくて好きになりました。 ブロマンスを公言してる作品は貴重なのでずっとこのぐらいの距離感でいてほしいな〜。続きが楽しみ! https://comic-action.com/episode/3269632237328000891冬季五輪ばりのスルメ的面白さで気づくとズブズブにハマってるスゲー漫画古代戦士ハニワット 武富健治たか周囲の漫画好きに勧められて読んだけど、全くとんでもねぇもん読ませてくれたなと思う。この漫画を読む楽しさというのは、冬季オリンピック期間中に日本が善戦しているマイナー競技にハマる現象に似てるかもしれない。カーリングとか。 最初は何やってんだか全然わからなくて、「いったい何を見せられているんだ」って感じなんだけど、見てるうちにだんだんルールが理解できてきて、お茶の間で「いや〜あそこはあっちでダブルテイクアウト狙うべきだったよ」って、覚えたての専門用語使って語っちゃう感じ。 それと同じでこの漫画もわかるとスゲー楽しい。メチャクチャ楽しい…!! ということは逆もまた然りで、「埴輪土」について右も左もわからぬ状態で読む1巻はメチャクチャ大変。 それでも登場人物たちがガンガン使いまくる専門用語を1つずつ覚えて、埴輪土について自分の力で読み解いていくのが本っっっ当に楽しいので、これから読む人は1話で挫折しそうになっても最初の大きな戦いが終わる第1部(4巻)まで読みつづけてほしい…! 絶対ハマるから。 https://i.imgur.com/XxUQMWP.jpg (△『古代戦士ハニワット』武富健治 1巻1話より) とりあえず1話は 「長野に光撃型か剣技型か不明の謎のドグーンが現れ、仮具土の埴輪徒である主人公・仁は、幼馴染の主巫女・クマリとともに蚩尤収めに臨む」 っていう感じなんだけど、わかるように説明すると 「長野に突然ちょっと大きい人間くらい(2m大)の土偶が現れて怪力や超能力で街を破壊したり人を殺し始めた。それを止めるには巫女の舞や祈り、そして戦いでおもてなしをして土偶の魂を鎮めて帰っていただくしかない。巨大土偶と戦うため、霊力の高い青年は巫女とシンクロすることで土でできた鎧にその魂を憑依させ、遠隔操作型の仮面ライダー的な戦士となる」 という感じ。 >【用語解説】 「蚩尤(しゆう)」…2m大の土偶のこと。一般にはドグーンとして知られている。 「特殊祭祀」…土偶に帰ってもらうための儀式。蚩尤収め、魂鎮めとも言う。 「埴輪徒(はにわと)」…埴輪土を操る強い霊力を持った男性。 「主巫女(あちめ)」…埴輪徒が埴輪土に憑依する際、ともにシンクロして力を貸す霊力の高い女性のこと。 第1部(4巻)を読み終わるころには、あのさっきのわけわからんあらすじが全部問題なく理解できるようになっているので安心してください。 (もはや完全に理解しきった今となっては、序盤のわけのわからぬまま置いてけぼりにされる感じがある意味心地よかったなとすら思う) ちなみに自分が作中で一番好きシーンは、3巻で真具土の埴輪徒である凛の戦いを警官隊が警備しているとこ。 >「神主も…正面のドグーンに向かって祈っている…!」 >「前のときと違うぞ…!!」 という警官のセリフに「だよな〜〜!?!!!」 と激しく共感してしまう。 気持ちメチャメチャわかる。だって昨日の人たちはドグーン(敵)じゃなくて味方側に向いてお祈りしてたし。「えっ!? 前のときと違う…!」ってなりました。 https://i.imgur.com/QmX2WPa.jpg (△『古代戦士ハニワット』武富健治 3巻22話より) いきなりわけわからん状況に放り込まれた警官そして読者が、現場でただじーっと儀式を見守り続けた結果、いつの間にか「埴輪土」について学習して理解し始めている…っていうこの感じが最高に冬季五輪観戦で好き。 ここまで専門用語が難しい的なことを散々書いてきたけど、もちろんただ難解なだけでなく ・変身ヒーロー×神道の面白さ ・シン・ゴジラを始めとする様々な特撮映像作品からの影響 ・緊急事態なんだけど神事なので準備にやたら時間がかかるシュールさ ・車社会の地方都市を自家用車で移動しまくる実家のような安心感 (「あっ 鶴ちゃんとこのリーフだ!!」って子供が当たり前のように知り合いの車種把握してるとこ最高に実家) という感じで、マジで魅力にあふれている作品なので漫画好きなら絶対一度は読むべき…そしてこの感覚を味わうべき! 2021年、鬼滅と呪術のあとに古代戦士ハニワットブーム来てほしい…!ゲイの高校生と、お隣の「りんごさん」隣にりんごが届きました にたもと名無しWEBアクションの新連載は面白そうなのが多いですね…! この話も最初は扉絵を見た時にサスペンスミステリー?ドロドロ恋愛もの?といろいろと想像を膨らましたんですが、少なくとも1話の時点ではそのどちらでもなさそうな雰囲気でしたね。 ただ、引っかかる要素がたくさん散りばめられている感じはして、これから主人公の男の子の身にどんな事が起きるのかちょっとドキドキします。 とりあえず隣に引っ越してきた「りんごさん」、怪しい。笑 優しそうだけど、警察だし、なにか目的があってあの部屋を選んだのか?とか想像してしまいます。 ニューウェーブと呼ばれた漫画家の一人地上の記憶 白山宣之starstarstarstarstarかしこアニメ監督の今敏が大友克洋の下で仕事をしていたことは有名ですが、「影響を受けたのは白山宣之」という発言があったことをユリイカの特集で知ったので、白山宣之に興味を持ちました。大友克洋、高野文子、さべあのま…などと共に漫画界のニューウェーブと呼ばれた作家の一人で、特に大友克洋とは映画について語り合ったりとても仲が良かったようです。 復刊ドットコムから再出版された「幻の花」も読みましたが、初めて白山宣之作品を読むなら「地上の記憶」からの方がいいなと思ました。ちなみに「地上の記憶」は遺作集でもあるので、超豪華ニューウェーブ作家仲間からの追悼文も収録されています。それを読むと白山宣之という作家の人物像や作品のよさが尚更よく分かる。どうしてこんなに素晴らしい才能が埋もれてしまう世の中なんだろう…。ウマ娘からきました馬なり1ハロン劇場 よしだみほ名無しご多分に漏れず私もウマの世界の奥深さにずぶずぶとハマってしまい、Wikipediaの閲覧履歴が競走馬のページで埋まったわけですが、そんな人に届いて欲しいマンガです。 最初の10巻あたりがちょうどウマ娘でもフィーチャーされてる時代なので、まずは順番に読んでいけば「あ!これウマ娘でやったやつだ!」が出来るので楽しいです。あらすじを眺めてお気に入りの馬が出てくる巻をつまみ読みしてみるのもよいかも。 https://manba.co.jp/boards/11555/books/1 やっぱり競走馬ってエピソードに富んでいて、それをどのように捉えて描くのかがキモのコンテンツなんやなと本作を読んでても感じます。色々なものに触れれば触れるだけウマ娘のことはもちろん競馬についても解像度が上がっていきますね。 本作は1話4pと読みやすいので、好きなペースで自分なりのウマ世界を広げるのにぴったりだと思いますし、読んでるうちになんとなーく知識が広がっていったり当時の話題や雰囲気が味わえるのが面白いです。 というわけで最後に一番ウマ娘っぽかったオグリキャップ貼っておきます。タバコ吸ってる!(1巻)「原発事故編」を読んでみた今日もいい天気 山本おさむ名無し前作の「田舎暮らし編」から3年後の話です。この3年間に同居していた奥さんのご両親が亡くなったり、東日本大震災が起こったり、原発事故が起こったり…。あんなに楽しそうに田舎暮らしを満喫していたのに、全く違う漫画になってしまいました。実際にはこれとは比べ物にならない喪失感があるんですね。今作も最初から1年間の連載と決まっていたそうで、途中からどう終わらせるか悩んだそうですが、最後にはハッピーエンドはありえないと断言されていたのが印象的でした。山本おさむ先生の誠実さが感じられました。 自分の中のフツウとは。学校へ行けなかった僕と9人の友だち 棚園正一Pom 「学校へ行けない僕と9人の先生」の続編。 著者の不登校の実体験を元に描かれているのだけれど前作を読んで、「自分の中のフツウ」とは何だろう、むしろフツウとは。誰に認められたいのだろう。。など考えさせられた。 今作もフツウじゃないと。と言う言葉が沢山出て来ますが、色んな生き方、考え方があって当たり前でフツウじゃなくてもいい。 つい忘れがちなことを改めて教えてくれた考えさせてくれた作品でした。 過去が客観視できるくらい今を生きてる著者の芯の強さに励まされました。仕事に生きる喜びがひしひしと伝わってくる #1巻応援妖精のおきゃくさま 脇田茜nyae読んでいるといい香りがしてきそうな漫画です。洋裁の仕事をしている女性のもとに、朝顔の花を持って「服を作って欲しい」と妖精の女の子が訪ねてきて…というお話。ハルタとか読む人に親和性が高そう。 綺麗なものや美しいものに囲まれたキラキラした華やかさと、仕事に生きる職人の生き様というふたつの要素がどちらも惜しみなく描かれているなと感じました。プロフェッショナルってこういうことだ…!と読む手に力が入る場面が多々あります。やっぱり仕事に生きている人って男女関係なくかっこいい。 妖精のヒメちゃんが、自分も他の妖精たちに服を作ってあげたいと思っていることに気づき、この気持ちに名前はあるのか景子さんに聞く場面がすごく好きです。2021年この漫画は大ヒットすべき、いやする!と大声で叫びたい気持ちです。摂食障害グルメレポ漫画迷走戦士・永田カビ グルメでGO! 分冊版 永田カビ名無し人が普段おいしそうに食べているモノは、摂食障害の人にはこう見えている、というのをレポートする斬新すぎるグルメ漫画。 摂食障害とひとことでいっても種類や症状はさまざまで、摂食障害の正解が描かれているわけではないけれど、著者にとって食事は「心の穴を埋める」(そのあと吐く)というのが目的のひとつにあるようです。その際、低コストで効率よく心の穴を埋めてくれる食材が、いわゆるコンビニに売ってるコロッケやハッシュドポテト等の「油を吸った芋」なんだそう。 著者いわく、油を吸った芋にしか受け止められない気持ちというものが存在するらしい。自分にも、とにかく油を摂取したい欲求に駆られる時はあるけど、それとはまた違う話なんだろうな。 眠れない夜のお供に意味がわかると怖い4コマ 湖西晶野愛ひとは皆一度は意味怖にハマる時期がある、とわたしは思っているんですがどうでしょう。 読み出すと気になって次々読んでしまう魅力が意味怖にはあります。 意味怖はわりと叙述トリック的な言葉や文章の言い回しがキーになるものが多いですが、これは絵にヒントを潜ませていたりと漫画ならではの意味怖になっています。 恐怖を味わいたいというより、ちょっとした謎解きのように楽しめます。 ご丁寧に解説付きなので謎を抱えたまま生きる心配もないです!親切!エビちゅかわいいよエビちゅおるちゅばんエビちゅ 伊藤理佐野愛けなげだけどちょっとおろかですごく下品なえびちゅがかわいい。 ご主人ちゃまによろこんでほしくてがんばるけど全部裏目に出ちゃうのが不憫でかわいい。かいしょうなちのことをボロクソ言いつつ2人と一緒に遊びたいのがかわいい。 子どもの頃に読んだ記憶がうっすらあったけど、大人になって読んでみたら9割下ネタで結構びっくりした。9割どころか12割かも。子どものわたしなんで読んだんだろう。 かわいいハムスターに騙されて子どもに買い与えないように気をつけていただきたい。英才教育という意味で早めに読ませるのもアリかもしれない。 あまりの下品さに検索してはいけないワードとして有名になっていたり、韓国ではハム太郎より人気者になっていたり逸話も含めておもしろい漫画だと思います!リアル書店ってほんとにおもしろい!カバーいらないですよね 佐久間薫nyae接客の仕事をしたことがある人はもれなく、ある!いる!わかる!!を味わうことができる漫画です。また、こんなご時世だからこそ、リアル書店にしかない魅力をこれを読んで知ってほしい。 私は書店バイトの経験があるので読んでいると当時の思い出がよみがえります。カバー作るのとかラッピングとかシュリンクとか段ボール縛るのとか付録付けとか、やったなあ…。 これを読んで本屋で働きたいって思う人絶対いると思います。本が好きだったら、本屋で働くのがいちばんいいです。 たまにやけに特徴的に描かれた客が出てくるんですが、作者の方が現役書店員さんということもあり、多分この人は実在するんだろうなと思うと笑ってしまいます。めんどい客が来たら逃げるところとかも良いですね。気持ちすごくわかる。 2巻以降も続いてくれることを願って、#1巻応援。 選曲がすごい神童 さそうあきら狐優曇華※ネタバレを含むクチコミです。ラストの演奏シーンが神がかってるマエストロ さそうあきらかしこラストのたった2日間の演奏会の為に3巻分の物語がある訳ですが、このラストがマジで神がかっていて腰抜かしました。正直に言うとそこに到るまでのストーリー展開は「神童」の方が面白いな〜という気持ちで読んでいたし、音楽の天才っていうキャラクターもジジイの指揮者より女の子のピアニストの方がやっぱり華があるよな…と思っていたのです。でもラストの演奏シーンは「神童」を超えてましたね。もうジジイなんて呼べない。彼は正真正銘のマエストロです…!さそうあきら先生の描く音楽シーンは本当にすごいなぁ。読んでて興奮しました。<<2021222324>>
オラミちゃんみたいな女の子になりたい。 明るくて優しくてピュアなギャルマインド。恋愛も夢もまっすぐ追いかける一途さは、王道キラキラ少女漫画の主人公のよう。 好きなひとへの接し方がわからなくてラリアットぶちこんじゃう不器用さもかわいい。 握力500キロのオランウータンギャルという設定の突飛さも忘れるほど、ハイテンションでキュートでピュアなオラミちゃんに魅了されること間違いなし。 基本的にはめちゃくちゃ笑いながら読めるんですが恋する心理描写は繊細で、そのギャップもまたBIG LOVE…!!