名無し
1年以上前
はじめまして。 もう一度読みたい作品のタイトルが思い出せません。 ネットで漫画が読めるサイトで、去年あたり(半年〜数ヶ月前)に読んだもので、当時1巻までしかまだ読むことができず未完だったと記憶しているので、そんなに作品自体は古くないかなと思います。 舞台……登場人物の服装などは80年代っぽかったと記憶しています。 タイトル(うろ覚え)ですが、【○(漢字)の○(漢字)】(惡の花、とか、榴の棘みたいな。適当ですみません)のようなタイトルだったような、、、。 ただ自信がないので記憶違いかもしれません。 ストーリー的には、 ○○荘と名のつくような(実際には名はついていなかったかも?)雰囲気のシェアハウスに、大学生〜くらいの年頃の男女が同居していて、そのうちの男女がカップルなのですが、 男の子のほうは実はバイセクシャル(人たらし?男女ともにモテる雰囲気)で、同居している他の男の子(ノンケっぽいけどゲイ?)がそのカップルの男の子に片思いをしている、、、 そのカップルの彼女のほうはショートカットでボーイッシュな女の子なのですが、わりと嫉妬深い、、 カップルの男の子(人たらし)の子を中心とした人間関係を描いていく形で、そのシェアハウス(○○荘っぽい感じの古い一軒家)もその男の子が所有していて、その子がシェアハウスに周りの人たちを招いていく(同居を勧める?)、、、、 みたいなストーリーだったような気がします。(記憶が曖昧で正しいかわかりません) 作風は、かわいらしい感じではなく、青年漫画っぽく独特で、リアルで生々しい?雰囲気があります。 色々と自分なりにネット検索してみましたが見つからず、こちらで質問させていただきました。 どなたか作品名がわかる方おられましたら、教えていただければ幸いです。
(とりあえず)名無し
(とりあえず)名無し
1年以上前
です。 今も昔も、この高み(深み)にいったものは誰もいない。 間違いないです、ハイ。 以上、終わり。 …っていうので、本当は言いたいことのすべてなのですが、まあ、それもどうかと思うので、もう少し贅言を重ねます。 大島弓子は、どこにでもある、でも「特別な痛み」を、途方もなく切実に、軽やかに描いて、そして常に、魂を照らし温める「救い」へと、読むものを導いていきます。 漫画界に限らない、同時代の文芸や映像など「物語り」表現すべてを見渡しても、大島弓子に比肩する「文学的」深淵を描き出すことが出来たものを、ちょっと思いつくことができない。 この『ロストハウス』が、彼女のキャリアで特に優れた一冊だとは思わないのですが、いかんせん現在流通している本は再編集されたものが多く、初読時の印象を適切に反映させられないので、とりあえず。 あと、個人的に『ロストハウス』は、七十年代からずっと読んでいた大島さんの新刊として、刊行された当時なに気なく読んで(たぶん九十年代中盤)、自分が心から愛好する後続の同時代漫画家さんたちの作品と比べて、それこそ「ケタが違う…」と、打ちのめされた記憶がある、忘れられない本なのです。 「たそがれは逢魔の時間」が収録された花ゆめコミックス版『綿の国星2』が私的には最高なのですが、まあ、大島弓子はどれもメチャクチャ凄いので、どれでも良いんです。 『バナナブレッドのプディング』でも『四月怪談』でも『秋日子かく語りき』でも『毎日が夏休み』でも、とにかく1975年~1995年に描かれたすべての「物語り」が、唯一無二にとんでもなく素晴らしいので、未読のかたは、ぜひ。 (「サバ」や「グーグー」とかは、やっぱちょっと別枠で)
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
1年以上前
これはいい! 現時点で三話まで読んだけど、これからどんどん面白くなりそう! 高橋一生みがあってめっちゃいい。 二話あたりから勝手にあの声で台詞が再生され始めてしまった。 「わたしの宇宙」 「いかづち遠く海が鳴る」 「潜熱」 の野田彩子の新連載。 https://viewer.heros-web.com/episode/10834108156642488617 いまだ無名の天才役者・宝田多家良と、同じ劇団で彼の才能を見出して絶望し彼を世界一の俳優にするべく奔走する役者仲間(友人)の鴨島友仁。 世界はまだ天才を発見していない。 が、明らかな天才の片鱗はそこかしこにばら撒かれ少しずつバレ始める。 自分より明らかに突出した才能を持つ人がいたら、その人がその才能以外の社会生活能力が欠如していたら、どうにかうまくいくよう手伝いたくなる、光の当たるところまで押し上げたくなるという気持ちは分かりたくないが、すごく分かる。 二人の関係性は光と影というよりは、光と光の影というような感じ。 相反するものではなく、二人は共生し追随していく形がしっくりくる。 人前に出て脚光を浴びるのは宝田多家良だが、ある意味で前を行き手を引くのは鴨島友仁なのだ。いや、二人にはそうであってほしい。 事務所のマネージャー冷田一恵は一見クールな反面、冷ややかに熱い情念を持っていて、それが宝田多家良に対しての感想に現れててグッとくる。 淡々としているようで宝田多家良の魅力に冷静に熱を上げている。 これはとてもいいものだ! 細部にいたるまで褒め挙げ連ねるそれはもはやファンやオタクのようだ。 おかげで宝田多家良がそれほどまでに魅力があり、世界にバレるのを待っているような説得力が生まれている。 野田彩子さんは人と人の関係性、間にある空気、感情の機微、隠した感情と表れる表情を描くのが上手だな~と思っていたのだけど、なんて言えばいいのか今作でそれがより立体的になっているような気がする。 「わたしの宇宙」「いかづち遠く海が鳴る」のような少し変わった設定のSFめいたものでもなく、「潜熱」のような限定的な関係性でもない、その一歩先の、地に足の着いた社会や影響力、人生のような部分を描いているからかもしれない。 天才と、彼を取り巻く人々、その人生。 この作品を毎月webでの更新を待つか、単行本で一気に読むか迷うけど、うーん、これは毎月チェックしてしまうかな~。 楽しみ!