サザンと彗星の少女
300年後の世界。破滅を呼ぶ生命体。巨大船の謎。他惑星へ出稼ぎに出ている地球の青年サザンは、ある夜、赤い髪の少女・ミーナと出会う。彼女は体内に強大な力を秘めており、そのエネルギーを狙って腕自慢の盗賊たちが次々と襲ってくるという。再会を約束した日、何も言わずに姿を消したミーナ。彼女を追う中で「破滅を呼ぶ生命体」の存在を知ったサザンは―― オールカラー&フルアナログ作画! 80’sの世界観で描く驚異の新人の圧倒的デビュー作!!
300年後の世界。破滅を呼ぶ生命体。巨大船の謎。他惑星へ出稼ぎに出ている地球の青年サザンは、ある夜、赤い髪の少女・ミーナと出会う。彼女は体内に強大な力を秘めており、そのエネルギーを狙って腕自慢の盗賊たちが次々と襲ってくるという。再会を約束した日、何も言わずに姿を消したミーナ。彼女を追う中で「破滅を呼ぶ生命体」の存在を知ったサザンは―― オールカラー&フルアナログ作画! 80’sの世界観で描く驚異の新人の圧倒的デビュー作!!
美食美女なお嬢様の、料理と秘密の日常譚。料理は苦手。でも、強気な性格のリサお嬢様。「食べるなら美味しいものがいいに決まっている。だから… 美味しい食事を作るのだ」それなのに、自分の料理は食べられない――? 美食家(グルメ)なお嬢様には、ある秘密があるのです。そしてこれは、とても切実な“希望”の物語。不思議なお嬢様と、彼女を巡る人々の、日常を紡ぐクッキング・ラプソディー、開幕です。
1週間の休暇を利用して訪れた高原で、毎日のようにスケッチをしている少年に出会った霧子。だが、少年にときめくだけで話すこともできず、東京の生活へと戻ることに。そんなある日、自分に似た絵が展示されているという噂を耳にした霧子は、アマチュア絵画展へと足を運ぶ。そこで、ひと目で自分だとわかる絵を見て驚くが、なんとその絵の作者・園沢圭一は、高原で見たあの少年だった。後日、圭一の妹の誕生会に招待されて家を訪れた霧子は…!?※この電子書籍は発行当時の単行本を底本としております。読みにくい箇所が含まれている場合もございますので、あらかじめご了承ください。
地球が居住不可能となった未来、人類はスペースコロニーでの生活を余儀なくされていた――。新鋭マチュー・バブレが圧倒的な画力で描く悲しく美しいディストピア。スペースコロニー「ティアンズ」。21世紀に起きた天変地異のせいで居住不可能となった地球に代わり、人類は宇宙空間に漂うその場所での生活を余儀なくされていた。人類の大半はコロニーの現状に満足しているが、中には不満を抱き、反乱を企てようとしている人々もいる。そんな折、ティアンズ各地の原子力研究所で不可解な爆発事故が続発し、上層部の依頼を受けたスコットが、調査に乗り出す。調査の結果は深刻で、コロニー全体が危険にさらされていることが判明する。スコットは一刻も早く対策を取るよう提言するが、なぜか上層部は動こうとしない。同じ頃、「ホモ・ステラリス(星のヒト)」と呼ばれる新人類を創造し、彼らを土星の衛星タイタンのシャングリ=ラ平原に送り込むプロジェクトの存在が明らかになり、人々の間に動揺が走る。そんな中、辺境の研究所を訪れたスコットは、衝撃的な光景を目の当たりにする――。気鋭の作家による美しくも悲しいディストピアSFバンド・デシネ。
玉村バレエ団に所属している永宮ユリ子は、ある日、父と母が深刻な表情でこれからのことを話し合っているのを耳にする。父の会社が赤字で倒産するというのだ。「大好きなバレエを続けられないかもしれない」と思うユリ子だったが、その際、幼い頃から両親から死んだと聞かされていた兄が生きていることを知る。ユリ子は兄と再会するのだが……。「バレエ」をモチーフに、親子、兄妹の情を描いた『踊ろうユリ』(1967年「りぼん」本誌別冊付録、集英社刊)のほか、『死の館』(1966年3月号「りぼん」、集英社刊)を所収。『死の館』は著者自身が好んでいたエドガー・アランポー原作『アッシャー家の崩壊』をコミカライズしたもの。ストリーテラーとしての才能の萌芽を感じることができる。
代表作『神童』『マエストロ』等で文化庁メディア芸術祭優秀賞、手塚治虫文化賞を受賞した巨匠さそうあきらが、ヴィキイ・バウムの原作『バリ島物語』のコミカライズに挑みます。物語は、約百年前の神秘の島、バリで実際に起きた王国の悲劇をベースにしています。大地は花に満ち、男たち女たちはヒンズー教の敬虔さの世界に暮らし、踊り、農耕し、大自然の恩恵を浴びています。そんな中、中国の商船が沖合で難破したことがきっかけで、甚大な戦火に巻き込まれていきます。侵攻するオランダ軍、毅然と対峙するバドゥン王。王の親友であり踊りの名手、ラカ。心優しき主人公、パック。彼らは歴史の波に翻弄され、やがて大いなる死の行進、「ププタン」へと事態はエスカレート。果たして華やかで儚い王国の行方は…? 今も観光地として絶大な人気を誇るバリに、このような美しくて悲しみに満ちた歴史があったことにきっと読む者たちは驚かれると思います。
※本作は1980年代にひばり書房から出版された同名のコミックスの復刻本です。オリジナルをスキャンして復刻しているため、初版とのタイトルの相違、又見づらい点もございます。ご了承ください。1980年代、彗星のように現れて消えた川島のりかずが残したホラー漫画の数々。ついに電子書籍で復刻!!
少女マンガの知的存在・佐藤史生。1980年代、少女マンガSFが到達した高み。唯一無二の世界を映し出す全8編。極上の300ページ!2010年に急逝した漫画家・佐藤史生。誰もが絶賛したその知性、そして卓抜した画力から紡ぎ出された代表作「金星樹」ほか、70~80年代の傑作短編・全8編を集成。不穏だが優しく、果てしなく美しい――。【収録作品】●「金星樹」●「レギオン」●「阿呆船」●「夢喰い」●「バナナ・トリップに最良の日」●「羅陵王」●「塵の天使」●「一角獣にほほえみを」【巻末企画】 佐藤史生のスケッチブックより、初公開となる貴重なスケッチや構想メモなどを掲載!
【佐藤史生コレクション1】坂田靖子氏・竹宮惠子氏推薦! あらすじ「あき家になっている祖母の家で雨宿りをしていた奇妙な青年“雨男”と出会った七生子。青年から、幼い日の七生子を知っているという思いがけない告白を受け…。」多感な少女の揺れ動く心を描き、読者の共感を得た人気連作“七生子シリーズ”のほか、代表作『ワン・ゼロ』の原型となった「夢喰い」、そして貴重な単行本初収録となる「マは魔法のマ」「一角獣にほほえみを」の2作品を収めた豪華作品集。巻末には、24年組の拠点で“女性版トキワ荘”ともいわれる「大泉サロン」の主宰者で、長年親交の深かった増山法恵氏による解説を特別収録。著者について「2010年4月に急逝した漫画家・佐藤史生。「別冊少女コミック」からデビューした後、SF、ファンタジーの要素を巧みに取り入れた作品を多数発表するも、2000年に刊行した『魔術師さがし』(小学館)以降は新作が発表されていませんでした。佐藤氏は、1970年代に現れ日本の少女漫画界をリードした少女漫画家たち、いわゆる“24年組”に対して、年齢や作風から“ポスト24年組”の一人として数えられている作家の一人ですが、少女漫画の枠に当てはまらない独自の世界を築き上げたことで、漫画ファンの記憶に長くとどまり続けています。」 収録作品:雨男/死せる王女のための孔雀舞(パヴァーヌ)/さらばマドンナの微笑/我はその名も知らざりき/夢喰い/あとがき/マは魔法のマ/一角獣にほほえみを/解説(増山法恵)
ゼロサムオンライン10周年を記念して、なんと大人気タイトル10本の第1話を無料で読める豪華冊子を作成! 『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』(キャラクター原案・コミック:ひだかなみ/原作:山口悟) 『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。』(コミック:松浦ぶんこ/原作:天壱/キャラクター原案:鈴ノ助) 『ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~』(コミック:尾羊英/原作:中村颯希/キャラクター原案:ゆき哉) 『虫かぶり姫』(コミック:喜久田ゆい/原作:由唯/キャラクター原案:椎名咲月) 『竜騎士のお気に入り』(コミック:蒼崎律/原作:織川あさぎ/キャラクター原案:伊藤明十) 『皇帝つき女官は花嫁として望まれ中』(コミック:千種あかり/原作:佐槻奏多/キャラクター原案:一花夜) 『第七王子に生まれたけど、何すりゃいいの?』(コミック:おだやか/原作:籠の中のうさぎ/キャラクター原案:krage) 『引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番』(コミック:大庭そと/原作:山田桐子/キャラクター原案:まち) 『マリエル・クララックの婚約』(コミック:アラスカぱん/原作:桃春花/キャラクター原案:まろ) 『家政魔導士の異世界生活~冒険中の家政婦業承ります!~』(コミック:おの秋人/原作:文庫 妖/キャラクター原案:なま)
著者の貸本時代、1962年から63年にかけて、「虹」38・39・40・41・44・46集(金園社)に連載された『狐つき少女』を原本から初集成。貸本時代の著者が得意としたふるさと・奈良の自然にはぐくまれた民話調の奇譚。人気を博した「やまびこ姉妹」はシリーズ化され、佐藤プロ「花」では名作『へびおばさん』を産むが、その前触れとなった重要作。カラーもふんだんに再現。※電子書籍版に『「山びこ姉妹」読本』(巻末解説・インタビュー)は収録されていません。
横山光輝が漫画家としてのキャリア初期に手掛けた4作品『あけみちゃん』(1957年「少女」春の大増刊号)『ちぐさちゃん』(1956年「少女」秋の大増刊号)『青空兄妹』(1957年「少女」夏の増刊号)『春風よがんばれ』(1956年「少女」新年増刊号、前記いずれも光文社刊)を収録。いずれの作品も雑誌に一度掲載されたのみで、単行本に収められることのなかった幻の少女まんが。「少女まんが」とはいえ『あけみちゃん』にはミステリーの要素を、『ちぐさちゃん』にはダム建設といった社会的なメッセージが込められ、掲載誌の主役が“まんが”ではなかった時代に物語としての面白さを読者に提示しようと試みた作品となっている。特に『春風よがんばれ』は、“競馬”をモチーフとしており、後年の著者の趣味の発露を感じることができる。
金沢なつめ(28歳)、漫画家になって5年だけど、あまりうまくいっていない。同棲している彼氏に「結婚を前提に一緒にインドにきてほしい」と頼まれた。無自覚モラハラ気味の彼氏、我慢できなくもない...。なつめは仕事を辞めてインドへついていくことに。そこで、なつめはひとりの女の子と出会った。「インドでは、女性は結婚したら仕事を辞めるのが普通」 呟く彼女は、どこか悔しそうに見えた。国も言葉も文化も違うけど、抱える悩みは同じかもしれない。なつめは、新しい人生の一歩を踏み出していく。TV放送で大反響! インドで一番アツい女性漫画が爆誕!!??
人類史上最大の悲劇、ナチスによるホロコーストの時代を生きた一人の少女の物語。彼女とその家族が辿った運命が「白雪姫」「星の金貨」「青ひげ」など、グリム童話のエピソードをモチーフに語られていきます。絶望の中に見る希望とは――。
冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。トーマ・ヴェルナー。そして、ユーリに残された1通の手紙。「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。信仰の暗い淵でもがくユーリ、父とユーリへの想いを秘めるオスカー、トーマに生き写しの転入生エーリク……。透明な季節を過ごすギムナジウムの少年たちに投げかけられた愛と試練と恩籠。今もなお光彩を放ち続ける萩尾望都初期の大傑作。
とんちで知られる一休宗純。その人生は波乱にみちたものであった。将軍、天皇、僧侶、侍、民衆…さまざまな身分の人間の思惑が混ざりあい、混乱を極める室町時代。高貴な身分でありながら出自を隠し、真剣に悟りを目指す一休宗純は迷いながら懸命に生きる。矛盾と不条理と苦しみに満ちた世間のなかで、どのように生き、そして死ぬのかを考えるきっかけとなる傑作。アングレーム国際漫画祭遺産賞を受賞し、世界からの評価が高まる坂口尚。その遺作となる本作は、日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した幻の作品。大判かつ高精細な印刷で、人生の指針を与えてくれる本作をお楽しみください。第1巻で描かれるのは、愛する母の引き離されて仏門に入ることとなった一休の幼少期から、青年となり師匠である謙翁宗為との出会いと別れ。