名無し
1年以上前
スポーツ経験者は、 成功した人は成功例として、 失敗した人は失敗例として、 自分の実体験を他者に伝えたいと思うだろう。 それは紛れもなく自分にとっての真実だから。 本気で、それが正しい、教える価値があると思って 「良かれと思って」指導することになる。 そうでなければ困る面もあるわけだが、えてしてそれは 「素人、未経験者が知ったようなことをほざくな」 に繋がりやすい。 しかしそれは「本気」ではあっても「正解」で あるかどうかは定かではない。 だが指導する側される側、それぞれにとって 「信じること」は美化されやすい。 正義とされやすい。 信じて教えることも、信じて教わることも。 そのほうが波風もたたないし。 トレーニング・流した汗・指導者・チームメイト、 それを信じて疑わない。 信じることに価値があり美しさがある。 そうされやすい。 この漫画「ダウト」は、そこに踏み込んでいる。 スポーツ、とくに少年スポーツで なにが正しくてなにが楽しいのかは 人それぞれだし、この漫画も必ずしも 正しいとはいえないかもしれない。 けれどダウト(疑う)ということが 必ずしも悪いことではない、とは気づかせてくれる。 そしてそれを面白い漫画にしてくれている。
スポーツ経験者は、
成功した人は成功例として、
失敗した人は失敗例として、
自分の実体験...