sogor251年以上前ダークファンタジー斯くや有らんと言うような圧倒的な絵の書き込みと、前半から畳み掛けてるのに後半に進むに従って更に勢いを重ねるストーリー。300ページ超なのに一瞬で読み終えてしまう、でも世界観にはどっぷり入り込める。 商業作品ではなかなか感じられないB5サイズの本の重量感と紙の端まで印刷された画面の壮観さが素晴らしい。私は普段は電子書籍派ですが、紙で買って全く損はない作品。 (2019/5/16追記)「あなたのクチコミで1人が買いに行きました!」の通知が来ていたので念の為。 今作は電書単行本化されておらず、かつamazonでの取扱いも今のところなさそうです。調べてみた結果TSUTAYAでしか取り扱ってなさそう。直リンクを貼っていいかどうかわからないので、興味を持って頂いた方は「BIBLIOMANIA 蔦屋」で検索してみてください。BIBLIOMANIA(物理的にも内容的にも)重量感抜群9わかる
ぱにゃにゃんだー1年以上前とは舞城王太郎の小説のタイトルですが、カギューちゃんのカモ先生への愛情はまさにこんな感じだなと思う次第であります。あらすじには「“バトル×純愛×個性的キャラ”を最驚の表現で抉り出す!!!」と書かれていて、おおよそここから予想できる通りの内容で、だいたい想定外の作品になっています。なので、期待した通りの面白さは得られますし、期待を裏切られる楽しさも得られます。だから、読んでなかったら読むのをお勧めします。 ねじまきカギューあるいは中山敦支という作家が好きなところは主に二つあります。一つ目は行間の使い方です。 言うまでもないことですが、一コマ一コマの枠線の外側には、小説では行間と言いますが、何もない空白がありますよね。彼はその空白の使い方が上手です。 この空白は漫画という表現の特殊性のひとつだと思いますが、考えてみれば不思議な存在です。見栄えとしては連続性が絶たれているのに、読むという行為によって自然と補完され、損なわれることがありません。きっと、一つのコマの意味を理解し、それまでの流れを汲み取り、行間という空白では描かれていない何かを補完することで、間隙の表現形態である漫画の読書体験が成立するのでしょう。 つまるところ、漫画を読むとはコマとコマの間に存在する空白を埋めつつ読書すること。しかし、中山敦支という漫画家は、それまでのコマが指し示した方向に沿って読者が埋めた空白をぶち壊して、全く未知の展開を次のコマでいきなりぶん投げてくるわけです。下手な例えで恐縮ですが、愛し合う二人が感動の再会を遂げた次のページで、出刃とドスで相手の腹を刺しあっている、みたいな。漫画家と読者の間のお約束的な予定調和を次々と破壊していく。それでいて物語の大筋は崩さず、むしろ深度を増していく手段としています。 漫画を描いたことがないわたしがいうのもなんですが、きっと漫画を描き始めたとき、このコマとコマの間の意味的距離感に戸惑うと思います。離し過ぎては伝わらないし、近過ぎては冗長になる。しかし、中山敦支は適度に伝えた上で裏切る。間隙の美とは(わたしが今思いついたのでこんなものがあるのかは不明ですが)、彼に与えるべき賛辞だと思うわけです。 さて、中山敦支の好きな二つ目。これはもっとシンプルで作画力です。美術的なことに明るくないのでわかりませんが、ねじまきカギューはポップな感じの絵柄でキャラクターが描かれています。パワーパフガールズをもうちょっと日本風に味付けし直した感じ。原宿っぽい気もする(よくわからないけど)。ですが、彼自身はおそらく割と正統派な漫画キャラも描けるし、あるいはもっと荒々しくも描けるはずです。全体的には和製パワーパフ(としておきましょう)ですが、要所要所ではそのスタイルも崩して多様な描かれ方がします。感心したのがキュビズム的なのも取り入れられていて、すごいなぁと思ったわけです。そういう意味でも見ていて飽きない作画力のある漫画家だと思います。 あとですね、雑誌派の方もいるとは思いますが、単行本の描き下ろしオマケ漫画でほっと胸をなでおろすことができるので、まぁこれを機に雑誌派も読んでもらえると嬉しいかな。 またもや、長々と書いてしまいましたが、ねじまきカギューは絶対個性主義(キャライズム)を校訓とする学園を舞台としております。そして、物語はトラウマイサーへと続くわけです。ぜひこちらも。ねじまきカギュー好き好き大好き超愛してる。22わかる
ぱにゃにゃんだー1年以上前特にいうべきことがない漫画ってたまにあるんですが、星屑ニーナがそれでした。つべこべいう必要もなくただ単純に面白かった。面白い以外の感想がない。きっとあるんだろうけど、言葉にすると「こんな程度では表しきれていない」と自分から取り下げてしまう。だから言葉にならない、みたいな。あえて何かしらの評価を下すなら、花丸。 あらすじも作品をよく掴んでいます。だから、気になったら読めばいいし、気にならなくても読むといいと思います。 追記 もしものときのために、単三電池は買いだめしておくように!星屑ニーナ花丸の漫画46わかる
名無し1年以上前コンビニで酒のほそ道のコンビニコミック(CC)の 新作が発売されているね。 とくに単行本未収録作品とか載っていなさそう なので買わなかったが。 先月も「かすみたなびく」が、 今月は他のラズ先生作品がCCで発売されたし、 ラズウェル先生の作品はCCにあう(売れる)のだろうな。 「こち亀」「ゴルゴ」の次くらいには多いんじゃないだろうか(笑)。 酒のほそ道呑ん兵衛漫画の金字塔2わかる
ぱにゃにゃんだー1年以上前鬼滅の刃って絶対打ち切られると思ってたんですよ。つまらないから、ではなくジャンプ受けしなさそうだから。 絵が暗かったり、あの独特なタッチ、ストーリーも結構重いし、序盤はそこまでギャグもなかった。これまでジャンプを読んできて、「好きなんだけど終わっちゃった新連載たちの仲間入りしちゃうんだろうなぁ」と思っていたら、大躍進。いまだに信じられない。 蓋を開ければ納得の面白さ。だけど、これまで打ち切られた新連載たちとは何が違ったのか、わからないままアニメ化。めでたいし嬉しい、けどなぜなんだろう、というもやもやを誰かと共有したかった。鬼滅の刃【祝アニメ化】絶対打ち切られると思ってたのに5わかる
名無し1年以上前「ストッパー」(作・水島新司)の三原新平。 もう30年位前の漫画なんだけれど、 ヤスリやワセリンを使った反則投球とかの ダーティな部分も許容範囲として描きつつ、 シリーズ優勝や選手の評価や活用、 ファンサービスや球団経営とかの色々な要素を ひっくるめて野球ドラマを展開している。 かなり独特な味の野球漫画だと思う。 とくに作品前半の、 この主人公は本当に凄いヤツなのか それとも単なる詐欺師・喰わせ者なのか、 という感じで読者を引っ張る展開が 結構凄いと思う。自由広場【募集】好きな「マンガの野球選手」を語ろう⚾✨10わかる
名無し1年以上前最初に週刊漫画ゴラクで「しいちゃん、あのね」を 読んだときは、ホノボノ系の育児漫画か、と思った。 あながち誤解でもなく、ホノボノ回も 物凄くホノボノしていいのだが、 コミックスになってからやっと纏めて読んでビックリした。 そして「もっと早くコミックスを買えばよかった」 と思った。面白い(笑)。 コミックス収録のオマケ漫画も面白いし。しいちゃん、あのねしいちゃん、あのねについて語ろう2わかる