マンバ2022/08/10寿司過渡期の作品だからこそ味わえる元祖寿司漫画の味—大林悠一郎+たがわ靖之『鉄火の巻平』 「寿司漫画」というジャンルがあります。料理漫画が好きな人なら、このジャンル内ではいちばん有名だろう『将太の寿司』を筆頭に、現在連載中の漫画でも『江戸前の旬』『寿エンパイア』など、様々な作品を挙げることができましょう。 今回は、このジャンルの開祖と呼ぶべき作品を紹介しようと思います。その名は、大林悠一郎+たがわ靖之『鉄火の巻平』。……とこう言っても、「もちろん知ってるぜ!」となる人はそ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17817) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/08/05マンガの中のメガネとデブ【第22回】名古屋和彦(小林まこと『柔道部物語』) マンガの中の定番キャラとして欠かせないのがメガネとデブ。昭和の昔から令和の今に至るまで、個性的な面々が物語を盛り上げてきた。どちらかというとイケてないキャラとして主人公の引き立て役になることが多いが、時には主役を張ることもある。 そんなメガネとデブたちの中でも特に印象に残るキャラをピックアップする連載。第22回は[デブ編]、柔道マンガの傑作『柔道部物語』(小林まこと/1985年~91年)... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17783) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/08/04法月理栄さん第4回 名前も判明、村で暮らし始めた町のお医者様と奥さんは元気にやってます。法月理栄『気まぐれデイパック』第2~3話法月さんの記事第4回です。 ▼第1回 ▼第2回 ▼第3回 『気まぐれデイパック』は以前に第2回の記事で第1話をご紹介しましたが、努力の甲斐あって第2話以降も手に入れる事が出来ました。 早速ご紹介しましょう。 第2話 「石仏の里」 『ビッグコミック』1989年5月10日号掲載 第2話から表題が付けられました。 石仏の、ときたら大分県の「臼杵」と思い浮かんでサイコロを振りたくなり... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17641) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/08/03探偵が拳銃を撃ち、脱獄囚が刑事となって暴れ回る昭和の名作『スケバン刑事』「おまんら、許さんぜよ」 の名ゼリフを毎週放つ南野陽子さん、可愛かったなあ。 80年代にドラマ化された『スケバン刑事』、一世を風靡しましたね。斉藤由貴さん、南野陽子さんと、風間三姉妹の浅香唯さん、大西結花さん、中村由真さん主演で3シリーズ放映されてました。 80年代はまだ「原作リスペクト」なんて言葉はなかったので、ドラマはシリーズが進むほどに原作ガン無視でした。今の『仮面ライダー』シリーズ並... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17801) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/08/01熟年の愛を描く人情レディースコミック もりたじゅん『人生上々』 レディースコミックと聞くと、ドロドロした男と女の愛憎劇を連想する人がいるかもしれない。ところが、レディースコミックには大人の人情マンガが多いのである。今回は数ある中から、もりたじゅんの『人生上々』を読んでみよう。 集英社のレディースコミック誌『月刊YOU』1997年1月号から98年12月号で24回にわたり連載。単行本は4巻で完結している。 作者のもりたじゅんは60代後半から70年代後半... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17961) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/07/28宮谷一彦の幻影【夏目房之介のマンガ与太話 その8】 2022年6月28日、宮谷一彦みややかずひこが亡くなった。 一般的な知名度はない。手塚治虫の虫プロ商事が1967年1月に創刊した月刊マンガ誌「COM」5月号の月例新人入選作『ねむりにつくとき』でデビュー。編集部コメントで「有望な新人があらわれた。その名は宮谷一彦君。」と称賛され、同じCOM同年2月号デビューの岡田史子と並んで先鋭的なマンガ青年層、とりわけ自分もマンガを描いていた層に強烈... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17986) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/07/271シーズン全17戦を2年かけて連載。F1レースに特化した漫画の草分け 村上もとか『赤いペガサス』村上もとかさん、今年デビュー50周年です。 6月から9月まで東京の弥生美術館で「村上もとか展」が開催中ですが、残念ながらまだ足を運べてません。 せっかく開催中なので村上もとかさんの作品で何か書きたいと、いつもの古書店で『赤いペガサス』全巻セットを買ってきました。 30代の時に一度買って読んでますがそれ以来です。 一気に読んでしまいました。 『少年サンデー』での連載は1977年から1979年の... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17838) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/07/26世界に魅了され、翻訳で世界を繋ぐ ジャン=ガスパール・パーレニーチェク インタビュー世界中の価値ある面白い本との出会いをクラウドファンディングで作るをコンセプトとするTHOUSANDS OF BOOKSの海外マンガのレーベル、THOUSANDS OF COMICSは、マンガ好きであればご存じなはず。2017年に立ち上がり、マンバ通信に寄稿するBD翻訳者原正人が編集主幹を務める。読んでいるうちにグングンと引き込まれる力強い作品群のラインナップが魅力だ。 その第5作品目としてチ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17723) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/07/25いまマンバが注目する9作品! 月刊マンバ【2022年6月】秒でいいマンガが見つかるクチコミサービス「マンバ」の1カ月間のクチコミ投稿・アクセス数の変化を振り返ることで、マンガ界の動きがなんとなくわかる連載「月刊マンバ」。 2022年6月に話題となったマンガの情報を、スタッフ3名(🥢・🐼・🐟)のコメントとともに様々な視点からお届けします。 1. 「おすすめの第1巻」@2022年6月 『コーラス』『ココハナ』で大好評を博した珠玉の読み切りシリーズ、つい... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18010) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/07/22巻数が短くて完結済み!一気読みできるおすすめマンガ|川島・山内のマンガ沼web麒麟・川島とかまいたち・山内が「面白いマンガ」に沼のようにハマって楽しむマンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』。今回は、先日放送された「川島・山内の一気読みできるおすすめマンガ」を前後編まとめてお送りします(放送を見逃した方はTVerもご覧ください)。 日本初の青年マンガ誌はどうやって誕生したのか? 川島 今回の企画は「川島・山内の一気読みできるおすすめマンガ」! 巻数が少なくて既に完結し... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18051) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/07/21オタクとヤンキーの共通語としてのウルトラマン—小松大幹『犬嶋高校行進曲』 本原稿を書く前に、映画『シン・ウルトラマン』を見ました。難点を言われるのもよく分かる(人間ドラマとか)んですけど、特撮ガチ勢に比べると全然とはいえ幼少期にウルトラシリーズをよく見ていた身(ウルトラシリーズ、本放送が80年の『ウルトラマン80』から96年の『ウルトラマンティガ』まで空いているため現代からだと見えづらいんですが、80年代とかは再放送やってたりしてて、普通に子供に人気あったんです... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17587) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/07/20マンガの中のメガネとデブ【第21回】浦見魔太郎(藤子不二雄Ⓐ『魔太郎がくる!!』) マンガの中の定番キャラとして欠かせないのがメガネとデブ。昭和の昔から令和の今に至るまで、個性的な面々が物語を盛り上げてきた。どちらかというとイケてないキャラとして主人公の引き立て役になることが多いが、時には主役を張ることもある。 そんなメガネとデブたちの中でも特に印象に残るキャラをピックアップする連載。第21回は[メガネ編]、先頃亡くなった藤子不二雄Ⓐ氏の代表作のひとつ『魔太郎がくる!!... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17775) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/07/18ゼニと人情の極上人間ドラマ 天王寺大・郷力也『ミナミの帝王』 人間を描くとき、お金の問題は良きにつけ悪しきにつけ必ず付いてくる。そのためだろう、お金をテーマにした人情マンガは多い。今回取り上げる、原作者・天王寺大とマンガ家・郷力也の兄弟コンビによる『ミナミの帝王』もそのひとつだ。 本作は日本文芸社の『週刊漫画ゴラク』で1992年から連載されている超ロングラン作品。単行本は2022年7月現在で167巻まで出ている。 主人公は大阪・ミナミで闇金業を営... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17857) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/07/15『ゴリラーマン』解題〜いかに『ゴリラーマン』は斬新なマンガであったか〜『ゴリラーマン』の時代 ヤンマガで『ゴリラーマン40』の連載が始まっている。それで久しぶりに『ゴリラーマン』を読み直してみたら、やはり面白かった……と思いつつ、あの時代の感覚を共有していないと、今の読者には伝わりづらいかもな、と思うところもあったので、『ゴリラーマン』を成立させていた時代背景みたいなものを書いてみたい。 『ゴリラーマン』は、とにかく絶妙なさじ加減のマンガだった。 ヤンキーマン... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17907) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/07/14【マンバ公式】自由広場でマンバ読書会‼️マンバが毎月YouTubeLIVEで配信している「マンバ読書会」。毎月の配信のお知らせと配信で紹介するトピックをこちらのトピックで募集することにしました。 皆さまからのコメント、お待ちしておりま〜す❗️ ========== ◎2022年11月「2022年の新作&完結マンガを振り返るマンバ読書会」 ◎配信日時:11/18(金)19:00- 今月のマンバ読書会は2022年のマンガ総振り返り! ということで今年発売した1巻&完結マンガをみんなで語る配信イベントを開催します! ◎「#1巻応援」「#完結応援」クチコミで今年の新作、完結マンガを応援しよう 1.マンバでクチコミを投稿したいマンガを探す 2.クチコミのタイトルに「#1巻応援」か「#完結応援」を記入 3.クチコミの本文に「#マンバ読書会」を記入 4.クチコミを投稿! ▼今年発売した1巻 https://manba.co.jp/new_books/first_books/2022/11 ▼今年発売した完結巻 https://manba.co.jp/new_books/completed_books/2022/11 ◎クチコミのURLをこのトピックにシェア or #マンバ読書会 でツイート ツイート・自由広場のコメントは配信で紹介します。 ◎配信でみんなのリスト・クチコミを見ながら盛り上がろう! ▼イベント詳細 https://note.com/manba/n/n204c68568d73 ==========自由広場4わかる
マンバ2022/07/14プラモから生まれたおおらかな時代のスペースオペラ—グループ1・3・6+今道英治『スペースキャリア レッドホーク』 子供向けのおもちゃ(プラモなども含む)と漫画は、しばしば大きく関わります。近年だと、『鬼滅の刃』の大ヒットに伴い「DX日輪刀」のようなおもちゃ(声も出るんで、漫画というよりはアニメ版の関連商品と言うべきかもしれませんが)が出ていたりしますね。 さて、こういうのは漫画が先にあり、その設定を元におもちゃが作られているわけですが、それとは逆、おもちゃが先にありで、そこから漫画が生まれるというパ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17515) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/07/13メルヘンと詩。短いページに凝縮された癒しとロマンの世界に切なさを添えて。阿保美代「雪の子ねこ」「野原のネコさん」阿保美代さんは1970年代から1990年代にかけて多くの作品を発表され単行本も多く出版されている漫画家さんですが、恥ずかしながら私が知ったのは最近になってからです。 その作品のほとんどが『少女フレンド』と『mimi』に集中し、この二つの雑誌にはあまり触れてきませんでした。 数年前に漫画雑誌の切り抜きを手に入れた際に「阿保美代」さんの作品が混じっており、これがとんでもなく優れたメルヘン漫画で素... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17504) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/07/07SNSで人気沸騰、『ババンババンバンバンパイア』はこうして生まれた! BL好きは本当なのか? 制作秘話を奥嶋ひろまさ先生に突撃!BL好きの20代女子から、とあるマンガをオススメされました。 「タイトルは『ババンババンバンバンパイア』といって」 「買います」 タイトルだけで即買い決めました。 「作者は男性なんだけど、BLが好きな人みたいなんですよ」 その場でポチりました。 『きのうなに食べた?』というBL作品が男性誌に掲載されていると聞いたときは、けっこう衝撃でした。 昔は「男同士の恋愛なんて」みたいに嫌悪感をあらわに... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17568) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/07/06漫画家のデジタル化への道を描くエッセイ『デジタル原始人☆川原泉』漫画制作のデジタル化が進んでいます。ベテラン漫画家ももはやデジタル化を避けては通れない。『デジタル原始人☆川原泉』は、『笑う大天使』などを手掛けた漫画家、川原泉先生が手首の骨折をきっかけにデジタル制作を目指す過程の悲喜こもごもを描いた、川原先生と同業の福田素子先生の合作エッセイコミックです。ご本人たちは今後も漫画制作を続けられるかの瀬戸際で死活問題とあって大変なのですが、冒険の旅として描かれ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17477) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/07/05マンガの中のメガネとデブ【第20回】猿飛肉丸(細野不二彦『さすがの猿飛』) マンガの中の定番キャラとして欠かせないのがメガネとデブ。昭和の昔から令和の今に至るまで、個性的な面々が物語を盛り上げてきた。どちらかというとイケてないキャラとして主人公の引き立て役になることが多いが、時には主役を張ることもある。 そんなメガネとデブたちの中でも特に印象に残るキャラをピックアップする連載。第20回は[デブ編]、アニメ化もされた忍者学園コメディ『さすがの猿飛』(細野不二彦/1... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17455) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/07/04エロスと人情が織りなす世界 畑中純『まんだら屋の良太』 今回の人情マンガは畑中純の『まんだら屋の良太』を取り上げる。実業之日本社の『週刊漫画サンデー』で1979年から89年まで連載され、単行本は全53巻。連載当初から村松友視や糸井重里ら同時代の文化人がその文学性を絶賛した。81年に第10回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。86年にはNHK「銀河テレビ小説」でドラマ化もされた。また、2006年にフランスで翻訳されるなど国際的評価も高い。 作者の畑中... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17658) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/07/01歴代の連載マンガから選りすぐって「最強のヤンマガ」を作る!|川島・山内のマンガ沼web麒麟・川島とかまいたち・山内が「面白いマンガ」に沼のようにハマって楽しむマンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』。今回は、前回と前々回の2回にわたって放送された「夢の最強ラインナップを考えよう ヤングマガジン編」を前後編まとめてお送りします(放送を見逃した方はTVerもご覧ください)。 1本目からまさかのかぶり! そのマンガとは? 川島 今日のテーマは「夢の最強ラインナップを考えよう ヤング... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17736) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/06/30漫画家はいつからいるのか?【夏目房之介のマンガ与太話7】 漫画家という職業はいつからあるのか? 葛飾北斎は通常絵師といわれ、漫画家とはいわない。まして12世紀の絵巻物『鳥獣戯画』を作った工房は誰だか不明だし、何よりも「漫画」という言葉自体当時はまだない。『北斎漫画』が登場する19世紀江戸における「漫画」は中国由来で、初めは何でもついばむと誤解されたヘラサギの名称だった。それが「何でも描いて本にする」との意味に転じたようだ。のちの「漫画」とはだい... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17668) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/06/29忍者といえば赤い仮面は謎の人でした。程よい長さの本格忍者漫画は一気に読める面白さ。横山光輝『仮面の忍者 赤影』テレビドラマ『仮面の忍者 赤影』の放映は昭和42年から1年間です。 昭和40年代初頭。子供の娯楽はテレビが一番、と言っていい時代でした。 私は6歳。小学校へ入学したばかりでしたが『仮面の忍者 赤影』、熱中しましたよ。 といっても当時の記憶はオープニングの主題歌を今も歌える程度で、番組内容は断片的にしか覚えてません。 熱中したのに? と思われても仕方ありませんが、再放送で脳内の記憶が上書きされ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17429) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信