マンバ2022/07/14プラモから生まれたおおらかな時代のスペースオペラ—グループ1・3・6+今道英治『スペースキャリア レッドホーク』 子供向けのおもちゃ(プラモなども含む)と漫画は、しばしば大きく関わります。近年だと、『鬼滅の刃』の大ヒットに伴い「DX日輪刀」のようなおもちゃ(声も出るんで、漫画というよりはアニメ版の関連商品と言うべきかもしれませんが)が出ていたりしますね。 さて、こういうのは漫画が先にあり、その設定を元におもちゃが作られているわけですが、それとは逆、おもちゃが先にありで、そこから漫画が生まれるというパ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17515) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/07/13メルヘンと詩。短いページに凝縮された癒しとロマンの世界に切なさを添えて。阿保美代「雪の子ねこ」「野原のネコさん」阿保美代さんは1970年代から1990年代にかけて多くの作品を発表され単行本も多く出版されている漫画家さんですが、恥ずかしながら私が知ったのは最近になってからです。 その作品のほとんどが『少女フレンド』と『mimi』に集中し、この二つの雑誌にはあまり触れてきませんでした。 数年前に漫画雑誌の切り抜きを手に入れた際に「阿保美代」さんの作品が混じっており、これがとんでもなく優れたメルヘン漫画で素... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17504) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/07/07SNSで人気沸騰、『ババンババンバンバンパイア』はこうして生まれた! BL好きは本当なのか? 制作秘話を奥嶋ひろまさ先生に突撃!BL好きの20代女子から、とあるマンガをオススメされました。 「タイトルは『ババンババンバンバンパイア』といって」 「買います」 タイトルだけで即買い決めました。 「作者は男性なんだけど、BLが好きな人みたいなんですよ」 その場でポチりました。 『きのうなに食べた?』というBL作品が男性誌に掲載されていると聞いたときは、けっこう衝撃でした。 昔は「男同士の恋愛なんて」みたいに嫌悪感をあらわに... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17568) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/07/06漫画家のデジタル化への道を描くエッセイ『デジタル原始人☆川原泉』漫画制作のデジタル化が進んでいます。ベテラン漫画家ももはやデジタル化を避けては通れない。『デジタル原始人☆川原泉』は、『笑う大天使』などを手掛けた漫画家、川原泉先生が手首の骨折をきっかけにデジタル制作を目指す過程の悲喜こもごもを描いた、川原先生と同業の福田素子先生の合作エッセイコミックです。ご本人たちは今後も漫画制作を続けられるかの瀬戸際で死活問題とあって大変なのですが、冒険の旅として描かれ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17477) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/07/05マンガの中のメガネとデブ【第20回】猿飛肉丸(細野不二彦『さすがの猿飛』) マンガの中の定番キャラとして欠かせないのがメガネとデブ。昭和の昔から令和の今に至るまで、個性的な面々が物語を盛り上げてきた。どちらかというとイケてないキャラとして主人公の引き立て役になることが多いが、時には主役を張ることもある。 そんなメガネとデブたちの中でも特に印象に残るキャラをピックアップする連載。第20回は[デブ編]、アニメ化もされた忍者学園コメディ『さすがの猿飛』(細野不二彦/1... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17455) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/07/04エロスと人情が織りなす世界 畑中純『まんだら屋の良太』 今回の人情マンガは畑中純の『まんだら屋の良太』を取り上げる。実業之日本社の『週刊漫画サンデー』で1979年から89年まで連載され、単行本は全53巻。連載当初から村松友視や糸井重里ら同時代の文化人がその文学性を絶賛した。81年に第10回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。86年にはNHK「銀河テレビ小説」でドラマ化もされた。また、2006年にフランスで翻訳されるなど国際的評価も高い。 作者の畑中... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17658) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/07/01歴代の連載マンガから選りすぐって「最強のヤンマガ」を作る!|川島・山内のマンガ沼web麒麟・川島とかまいたち・山内が「面白いマンガ」に沼のようにハマって楽しむマンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』。今回は、前回と前々回の2回にわたって放送された「夢の最強ラインナップを考えよう ヤングマガジン編」を前後編まとめてお送りします(放送を見逃した方はTVerもご覧ください)。 1本目からまさかのかぶり! そのマンガとは? 川島 今日のテーマは「夢の最強ラインナップを考えよう ヤング... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17736) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/06/30漫画家はいつからいるのか?【夏目房之介のマンガ与太話7】 漫画家という職業はいつからあるのか? 葛飾北斎は通常絵師といわれ、漫画家とはいわない。まして12世紀の絵巻物『鳥獣戯画』を作った工房は誰だか不明だし、何よりも「漫画」という言葉自体当時はまだない。『北斎漫画』が登場する19世紀江戸における「漫画」は中国由来で、初めは何でもついばむと誤解されたヘラサギの名称だった。それが「何でも描いて本にする」との意味に転じたようだ。のちの「漫画」とはだい... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17668) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/06/29忍者といえば赤い仮面は謎の人でした。程よい長さの本格忍者漫画は一気に読める面白さ。横山光輝『仮面の忍者 赤影』テレビドラマ『仮面の忍者 赤影』の放映は昭和42年から1年間です。 昭和40年代初頭。子供の娯楽はテレビが一番、と言っていい時代でした。 私は6歳。小学校へ入学したばかりでしたが『仮面の忍者 赤影』、熱中しましたよ。 といっても当時の記憶はオープニングの主題歌を今も歌える程度で、番組内容は断片的にしか覚えてません。 熱中したのに? と思われても仕方ありませんが、再放送で脳内の記憶が上書きされ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17429) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/06/22いまマンバが注目する9作品! 月刊マンバ【2022年5月】秒でいいマンガが見つかるクチコミサービス「マンバ」の1カ月間のクチコミ投稿・アクセス数の変化を振り返ることで、マンガ界の動きがなんとなくわかる連載「月刊マンバ」。 2022年5月に話題となったマンガの情報を、スタッフ3名(🥢・🐼・🐟)のコメントとともに様々な視点からお届けします。 1. 5月の「おすすめの第1巻」 2022年5月に発売された単行本第1巻からおすすめ作品を紹介。 現代医療は異世... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17608) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/06/21日本初上陸のチェコ・コミック、『ペピーク・ストジェハの大冒険』クラウドファンディングが始まります!テレビ会議でチェコと繋がる。自宅のある東京は真夜中だけれど、パソコン画面はチェコの昼の柔らかい光が溢れていた。チェコで初の本格的なコミック雑誌『AARGH!』を立ち上げた友人のトマーシュ・プロクーペクが画面越しに大事そうに一冊の本を見せる。我が家にもあるこの本は、一昔前の展覧会図録ほどに大きい。その表紙には水路のトンネルの向こうから恐々とこちらを覗き込む男の子が一人描かれていた。 このテレビ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17399) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/06/20ヤンキーが活躍する人情政治マンガ 安童夕馬・原作、朝基まさし・マンガ『クニミツの政(まつり)』全27巻 政治にも人情がある。いや、本来なら政治と人情は表裏一体のはず。今回は政治の世界に人情を描いた安童夕馬・原作、朝基まさし・マンガの『クニミツの政(まつり)』を紹介しようと思う。 『週刊少年マガジン』での連載は、2001年3号から05年49号まで。単行本は全27巻で完結している。03年には第27回講談社漫画賞少年部門を受賞した。 主人公のクニミツこと武藤国光は18才。ヤンキーである。生まれは... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17498) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/06/20マンガの中のメガネとデブ【第19回】富井富雄(作:雁屋哲・画:花咲アキラ『美味しんぼ』) マンガの中の定番キャラとして欠かせないのがメガネとデブ。昭和の昔から令和の今に至るまで、個性的な面々が物語を盛り上げてきた。どちらかというとイケてないキャラとして主人公の引き立て役になることが多いが、時には主役を張ることもある。 そんなメガネとデブたちの中でも特に印象に残るキャラをピックアップする連載。第19回は[メガネ編]、グルメマンガの金字塔『美味しんぼ』(作:雁屋哲・画:花咲アキラ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17450) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/06/17“父子家庭はじめた55歳独身ギャグ漫画家”のギャグ漫画—渡辺電機(株)『土星のプリンセス』 先日、渡辺電機(株)氏がnoteで連載しているエッセイ漫画「55歳独身ギャグ漫画家 父子家庭はじめました」が、単行本『父娘ぐらし』として発刊されました。筆者は中学生の頃から同氏の漫画のファンでして、一回同人誌の表紙画をお願いしたこともあるくらいなのでもちろん予約して買ったのですが、それにしても、あのアナーキーでブラックなギャグ漫画を描いていた人が、面白育児エッセイ漫画を描くとは……と昔から... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17410) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/06/156月のマンバ読書会は「父の日」特集✨読んでいて心動いたお父さんキャラのワンシーンをみんなで集めます。 「思わず泣いちゃった…」そんなお父さんが出てくるマンガの思い出を書こう! ▼▼▼配信の詳細▼▼▼ 6月は父の日!ということで今月はマンガに出てくる「お父さん」をテーマにマンバ読書会を開催します! 投稿いただいたクチコミ、コメントを配信で紹介します。 YouTube LIVEの配信は6月30日(木)19時から! https://youtu.be/DCFSkg510as **◎父の日特集!クチコミを書いてお父さんキャラを応援する会** イチオシの「お父さんキャラ」へのクチコミを大募集! ◯◯なお父さん…カッコイイお父さん、自分の父親にほしいキャラ、不器用なお父さん、最強のライバル、理想の父親キャラ、やばい父親、家族愛がすごいパパ… マンガに出てくるお父さんに感謝の言葉を伝えましょう。 ※投稿時はクチコミタイトルか本文に「#マンバ読書会」を書いてね **◎泣けるお父さんのシーンと言えば?** 「思わず泣いちゃった…」読んでいて心動いたお父さんキャラのワンシーンをみんなで集めます。 本トピックへの投稿or「#マンバ読書会」のツイートでお寄せください。 ▼イベント紹介note https://note.com/manba/n/nbdd034e4042a自由広場2わかる
マンバ2022/06/15少女漫画史上もっとも恋多き女子!?『ランダム・ウォーク』のヒロインの恋愛人数が桁違いだった少女漫画と言えば、いわゆる「一途な恋愛」が描かれているイメージをお持ちの方もいるかと思いますが、ヒロインが複数の男の子と恋愛をしながら成長し最終的に運命の人と結ばれる、みたいな漫画も実は結構あります。 例えば、僕が過去にマンバ通信で紹介させていただいた『マイルノビッチ』や『パフェちっく』、『NANA』なども、ヒロインが恋愛する相手はひとりじゃなく複数人です。 個人的にはそういうヒロインの方が... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17223) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/06/09夢と現、伝承と俗世が混ざりあう世界が魅力的なファンタジー4コマ―谷津『ホレンテ島の魔法使い』 「萌え4コマ」「きらら系」というようなジャンルが安定したものとして確立してもう久しいですね。『まんがホーム』の増刊号として創刊された直後の、「ついにこういう4コマ誌が出たか。『あずまんが大王』の大ヒットに触発されたんかなあという感じだけど、しかし掲載作に編集方針がいまいち見えねえ……」という具合の不安定さ(新星にして超エース『トリコロ』と、『ねこきっさ』『1年777組』あたりが支えてなかっ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17121) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/06/08法月理栄さん第3回 不変の法月ワールドに感涙。埋もれた珠玉の短編を発掘しました「10円屋の圭ちゃん」「ボックスシートで…」法月理栄さんの作品を紹介する第3回です。 ▼第1回 ▼第2回 今回は『利平さんとこのおばあちゃん』の連載中に掲載された二つの短編を発掘したのでご紹介します。 「10円屋の圭ちゃん」(『ビッグコミック』昭和61年5月23日増刊号掲載 全20ページ) 『ビッグコミック』(小学館)昭和61年5月23日増刊号より 表題の「10円屋」とは子供たちがそう呼ぶ駄菓子屋の事です。 最初のコマに... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17149) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/06/06下宿が舞台の70年代傑作人情少女マンガ 樹村みのり『菜の花畑のむこうとこちら』 1970年代は少女マンガの黄金時代だった。それ以前も、もちろん今も素晴らしい少女マンガがたくさん描かれているが、70年代には次々に新しい才能が登場して、読みきれないほどたくさんの名作が生み出されていたのだ。今回はその中から、樹村みのりの『菜の花畑のむこうとこちら』を紹介しようと思う。なにしろこの作品は優れた人情少女マンガなのだから。 作者の樹村みのりは、64年『りぼん増刊号』に読み切り短... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17353) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/06/02マンガの中のメガネとデブ【第18回】幸田夢子(ままかり『デブとラブと過ちと!』) マンガの中の定番キャラとして欠かせないのがメガネとデブ。昭和の昔から令和の今に至るまで、個性的な面々が物語を盛り上げてきた。どちらかというとイケてないキャラとして主人公の引き立て役になることが多いが、時には主役を張ることもある。 そんなメガネとデブたちの中でも特に印象に残るキャラをピックアップする連載。第18回は[デブ編]、ままかり『デブとラブと過ちと!』(2019年~連載中)の主人公・... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17101) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/05/31南信長『漫画家の自画像』から【夏目房之介のマンガ与太話 その6】 南信長『漫画家の自画像』(【図1】)というむちゃくちゃ面白い本をようやく読んだ。あれこれ読まねばならない資料や本が多く、なかなか読めなかったのだ。もう洪水のようにありとあらゆる漫画家の自画像とエピソードが次から次へと書かれていて楽しい。よくまあこれだけ大量多種の資料を整理し取捨選択したなあ、ホントに南さんは幅広くマンガを読んでいて偉いなあと大変失礼な感心の仕方をしてしまった。読むにつれ知... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17302) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/05/27少女マンガの歴史そのもの!萩尾望都SF原画展を訪ねて。『11人いる!』から『スター・レッド』で変わったもの『宇宙兄弟』を読んだとき、密閉空間で受験生たちが試験なんだかトラブルなんだかよくわからないことにチャレンジしていて、「ああ、『11人いる!』だなあ」と思いました。宇宙飛行士になるための試験を取り扱った作品という意味では同じでしょうか。 横手市増田まんが美術館で、萩尾望都SF原画展が2022年5月29日まで開催中です。 その展示によると『11人いる!』は、少女マンガ初の本格SFだそうです。... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17331) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/05/27『ゴリラーマン』がダメだったらマンガ家は諦めようと思った…マンガ家ガチアンケート・ハロルド作石編|川島・山内のマンガ沼web麒麟・川島とかまいたち・山内が「面白いマンガ」に沼のようにハマって楽しむマンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』。今回は、先週と今週の2回にわたって放送される「マンガ家ガチアンケート・ハロルド作石編」を前後編まとめてお送りします(放送を見逃した方はTVerもご覧ください)。 19歳のデビュー作が『ゴリラーマン』 川島 今回のテーマは「マンガ家ガチアンケート」! 今回アンケートに答えてもらった... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17375) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/05/26『利平さんとこのおばあちゃん』法月理栄さん再び。1989年3月、待望の新シリーズ開始!!『気まぐれデイパック』昨年法月理栄さんの『利平さんとこのおばあちゃん』について記事を書かせて頂きました(時代背景は昭和最後の10年。山あいの村で起こる日常の出来事なのに何故涙するのだろう。法月理栄 『利平さんとこのおばあちゃん』)。 その際に入手した、『ビッグコミック増刊号』に掲載された未収録の「菖蒲節句」。 記事でも紹介しましたが、とてもいい話です。 あれから未収録は勿論、とにかく『利平さんとこのおばあちゃん』... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17056) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信