マンバ2022/10/28読者をも置き去りにして駆け抜けた平成の快男児—かざま鋭二『霧島嵐児』 先日、かざま鋭二氏が死去というニュースがありました。氏の作品といえば、長期連載され未完に終わってしまった『風の大地』をはじめ、『Dr.タイフーン』などゴルフ漫画のイメージが強いことでしょう。あるいは『我ら九人の甲子園』や『セニョール・パ』などの野球漫画などを思い出すという方もいるかも知れません。 さて、これらの作品は基本的にどれも原作者付きです。基本的には作画のみを担当するタイプの... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=19033) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/2750周年を迎えた『ベルばら』。本当は◯◯していなかった悪女の真実「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 -ベルばらは永遠に-」が開催中です。 また劇場アニメの制作も発表され、次は宝塚歌劇で再演されるのではと期待が高まっています。 『ベルばら』は、ざっくり言うとオスカル様という男装の麗人がフランスの腐れきった貴族社会と戦うお話です。権威を恐れない正義感っぷりがすごい。1970年代は、女性の権利運動が盛んな時代でして、オスカル様はまさに「女に権利よこせ」と男... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18970) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/26昭和40年代、少年漫画週刊誌が隆盛を極め始めた時代を支えた漫画家。梅本さちお『島の無法者』少年漫画週刊誌は『週刊少年マガジン』と『週刊少年サンデー』が1959年、昭和34年に創刊します。 続いて『週刊少年キング』が1963年、昭和38年の創刊。 そして『ジャンプ』が1968年、昭和43年創刊です。 『ジャンプ』創刊の前年まで『マガジン』も『サンデー』も『キング』もテレビや映画の特撮番組の特集を多く組んでました。 表紙は勿論の事、巻頭のグラビアには多くの写真が使われ、当時の子供は熱... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18585) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/25今マンバが推したいマンガ9作品! 月刊マンバ【2022年9月】秒でいいマンガが見つかるクチコミサービス「マンバ」の1カ月間のクチコミ投稿・アクセス数の変化を振り返ることで、マンガ界の動きがなんとなくわかる連載「月刊マンバ」。 2022年9月に話題となったマンガの情報を、スタッフ3名(🥢・🐼・🐟)のコメントとともに様々な視点からお届けします。 1. おすすめの「第1巻」@2022年9月 ゴーヤのすごさに驚嘆必死の新感覚ラブコメディ! 平本アキラ『ふた... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=19055) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/25第9回 誇りを持ってよりよく生きるための指南書―エティエンヌ・ダヴォドー『ワイン知らず、マンガ知らず』2020年初頭から始まった新型コロナウイルス流行下で、海外のマンガ家の来日イベントが行われなくなって久しい。バンド・デシネ(フランス語圏のマンガのこと)関連で言うと、コロナ禍以前は、フランス外務省の外郭団体であるアンスティチュ・フランセ日本が、毎年秋に行われる「読書の秋」というイベントで、バンド・デシネ作家を年に少なくともひとりかふたりは招聘していた。一時は海外マンガフェスタを中心に海外のマ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=19013) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/24人間の煩悩を描く川の人情マンガ つげ忠男『舟に棲む』 今回は「川の人情マンガ」を紹介しよう。つげ忠男の『舟に棲む』だ。 初出は釣りマンガ専門月刊誌『COMIC釣りつり』1996年8月号から2000年5月号。もともとは4部構成の予定で描き始められた長編だが、掲載誌が休刊したためにちょうど2部が完結したところで中断している。第2部の末尾には「発表の場所があろうとなかろうと、描き継ぐつもりでいます」いうつげの決意表明がある。 2部まででも、つげ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18975) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/21『HIGH&LOW THE WORST X CROSS』の源流はどおくまん『熱笑!!花沢高校』にある 先日、映画『HIGH&LOW THE WORST X CROSS』(以下ザワクロ)を見ました。『HIGH&LOW』シリーズ(以下ハイロー)については皆さん見ていらっしゃるでしょうが……、や、見てないって人もいるかも知れませんが、『邦キチ! 映子さん』とか『シネマこんぷれっくす!』とかの映画紹介系漫画でも絶賛されてたでしょ! 見ろ! 見てください! とりあえずこの... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18877) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/21川島・山内・ムーディがセレクト、最強ラインナップの「週刊少年マガジン」|川島・山内のマンガ沼web麒麟・川島とかまいたち・山内が「面白いマンガ」に沼のようにハマって楽しむマンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』。今回は、前回放送された「夢の最強ラインナップを考えよう『週刊少年マガジン』編」をお送りします(放送を見逃した方はTVerもご覧ください)。 マガジンの看板マンガは何を選ぶ? 川島 今回の企画は「夢の最強ラインナップを考えよう『週刊少年マガジン』編」です。人気マンガ誌の最強ラインナ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=19098) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/20マンガの中のメガネとデブ【第27回】白山辰彦&三田民子(くさかべゆうへい『白山と三田さん』) マンガの中の定番キャラとして欠かせないのがメガネとデブ。昭和の昔から令和の今に至るまで、個性的な面々が物語を盛り上げてきた。どちらかというとイケてないキャラとして主人公の引き立て役になることが多いが、時には主役を張ることもある。 そんなメガネとデブたちの中でも特に印象に残るキャラをピックアップする連載。第27回は[メガネ編]、妙な間が魅力のシュールラブコメディ『白山と三田さん』(くさかべ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18910) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/19自立と成長の物語『NANA』。甘ったれて欲にまみれたハチは20歳の自分だった13、4年前、山手線にラッピング電車が走り、原作から抜け出たような実写映画が公開されました。 間違いなく日本中が『NANA』で頭がいっぱいでしたよね。 現在、「ALL TIME BEST 矢沢あい展」が全国巡回中です。 もちろん行ってきました。なにがすごいって、矢沢先生、途中からデジタル原稿で描いてるんですが、見てるほうはアナログ原稿なのかデジタルなのか、全然わからなかったです。それほど原画... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18558) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/18少女マンガにハマったきっかけ『あたしはバンビ』は良い意味で邪道!? まったくオチが読めない異色の三角関係!はじめましての方、はじめまして。 記事を読んでくださったことがある方、お久しぶりです! 以前マンバ通信で槙ようこ先生の『勝利の悪魔』という作品を紹介させていただいたのですが、僕は『りぼん』作家の槙ようこ先生の作品が大好きで、全コミックスを所有していて、何周も読んでいるほどです。 槙ようこ先生への愛については、『勝利の悪魔』の紹介記事で熱く語っていますので、もし究極に暇だから読んでやってもいい... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18595) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/14「クリエイターは徹夜するもの」というイメージは「まんが道」が起源説子供の頃から徹夜に対する幻想が強かった。具体的にいうと、「徹夜して作品を作り上げてこそ、いっぱしのクリエイター」というイメージを強く持っていた。 徹夜幻想は作品作りに限らない。たとえばテスト勉強や受験勉強においても、積極的に「よおし、徹夜するぞお!」と、妙に意気込むところがあった。「●ページまでやるぞ」ではなく「徹夜でやるぞ」と意気込むということは、徹夜に対してテンションを上げているわけであ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18987) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/13ゴシックな舞台で妖怪みたいな子たちが織りなすトンチキ劇場—躯咲マドロミ『カラフルグレー』 「あー、命が軽かったり人体損壊がバシバシ出てきたりするような登場人物の倫理観の低いギャグが読みたいなー」って時、ありますよね。そんな時はこれ、躯咲(むくろさき)マドロミ『カラフルグレー』。連載は21年からの『COMIC MeDu』、単行本は7月に1巻が出たばかりです。 本作の主人公・イリスお嬢様は、ムチャクチャな人体実験やりまくりで「死を統べる者」と呼ばれた異形の伯爵タナトス・フォグ・グ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18363) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/12『アステリオス・ポリプ』の登場人物たち『アステリオス・ポリプ』の日本語版出版のためのクラウドファンディングが開始となり早3週間となった。まだまだみなさまの翻訳企画へのご参加をお待ちしている。参加を考えあぐねている方のために、そして(たいへんありがたいことに!)すでに翻訳企画にご参加いただき、本書が手元に届くのを待ち望まれているかたのために、今回は『アステリオス・ポリプ』の登場人物たちを紹介させていただければと思う。 図1 『... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18950) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/11結婚式場には人情ドラマがいっぱい? かわすみひろし『プラチナ』 結婚式には悲喜こもごもさまざまな人間ドラマが絡んでくる。筆者がこれまで経験した結婚式をざっと思い出しただけでも、笑えないものも含めて、そのまま人情マンガのネタになりそうなエピソードがいくつもあった。 結婚式場を舞台にした人情マンガってありじゃないか、と探ってみたのだが、意外にも数が少ない。今回はその中から、かわすみひろしの『プラチナ』を紹介しようと思う。 西村ミツルを原作に迎えたヒット... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18810) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/10マンガ大賞2022受賞作『ダーウィン事変』は、実は打ち切り寸前だった?|川島・山内のマンガ沼web麒麟・川島とかまいたち・山内が「面白いマンガ」に沼のようにハマって楽しむマンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』。今回は、前々回&前回放送された「マンガ家ガチアンケート・うめざわしゅん編」を前後編あわせてお送りします(放送を見逃した方はTVerもご覧ください)。 『ダーウィン事変』打ち切りの危機を救ったのは……!? 川島 川島・山内のマンガ沼、今回は「マンガ家ガチアンケート」。現役のマンガ家... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18926) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/07となりのマンガ編集部 第3回:COMIC OGYAAA!!編集部マンガの編集部に赴き、編集者が今おすすめしたいマンガやマンガ制作・業界の裏側などを取材する連載企画「となりのマンガ編集部」。第3回は、ホーム社のCOMIC OGYAAA!!編集部です。今回はメールでのインタビューとなります。誕生したばかりの「OGYAAA!!」で掲載中の作品の秘密を語っていただきました! 取材:マンバ通信編集部 ■ごあいさつ ——「OGYAAA!!」設立の経緯など、編集部の自... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18786) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/06奇想天外な発想のギャグがこれでもかと炸裂。丼鈍心和尚の奇天烈大法螺説法。ジョージ秋山『ほらふきドンドン』連載当時私は小学生でしたが、『ほらふきドンドン』を面白く読んでいたのは良く憶えてます。 1969年から『週刊少年マガジン』に連載され、コミックスは全5巻です。 コミックスも貸本屋さんで借りて読みました。 長らく再読出来てなかったこの『ほらふきドンドン』。 先日2、3、5巻の3冊を入手しまして、この記事を書いている次第です。 マガジンのギャグマンガと言えば『天才バカボン』が筆頭でしょう。 ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18377) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/05マンガの中のメガネとデブ【第26回】桃苗あけび(松苗あけみ『純情クレイジーフルーツ』) マンガの中の定番キャラとして欠かせないのがメガネとデブ。昭和の昔から令和の今に至るまで、個性的な面々が物語を盛り上げてきた。どちらかというとイケてないキャラとして主人公の引き立て役になることが多いが、時には主役を張ることもある。 そんなメガネとデブたちの中でも特に印象に残るキャラをピックアップする連載。第26回は[デブ編]、松苗あけみ『純情クレイジーフルーツ』(1982年/続編85年~8... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18549) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/02シマ・シンヤ『Gutsy Gritty Girl ガッツィ・グリティ・ガール』【夏目房之介のマンガ与太話 その10】 シマ・シンヤはなかなかイイ。初めて読んだのは多分雑誌連載で『Lost Lad London』(コミックビーム 2020~21年)だろう。雑誌で眺めているときは、どちらかというと苦手だった。絵柄、画面構成が気になって頭に入ってことない感じだった。何というか「いかにもだなあ」という感じだったのだ。絵については、みんなオノナツメを連想するみたいだ。 単行本(いずれもKADOKAWA)で読んだら... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18799) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/09/30麒麟・川島が『鬼滅の刃』を初めて読んだときくらい衝撃を受けたマンガ|川島・山内のマンガ沼web麒麟・川島とかまいたち・山内が「面白いマンガ」に沼のようにハマって楽しむマンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』。今回は、前々回放送された「川島・山内のおすすめマンガ」前後編をあわせてお送りします(放送を見逃した方はTVerもご覧ください)。 BLはBLでも… 川島 今回のテーマは「川島・山内のおすすめマンガ」! では私からいきたいと思います。今、知り合いにめっちゃ紹介してるけど、女性にめち... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18840) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/09/26人情マンガを読む 人情刑事が凶悪事件を解決する 『おやこ刑事』 人情と凶悪事件はちょっと結びつかないかもしれない。だが、人情刑事が凶悪犯を追い詰めるのはテレビのミステリードラマでは定番だ。マンガにだって、もちろん人情刑事マンガが存在する。 そのひとつ、林律雄・原作、大島やすいち・マンガのコンビのヒット作『おやこ刑事』を紹介しよう。 第1話「消えた死体」の登場は『週刊少年サンデー』1976年8月増刊号。読み切り作品としての掲載だった。続編は季刊の増刊... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18655) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/09/25今マンバで来ているマンガ9作品!【2022年8月】秒でいいマンガが見つかるクチコミサービス「マンバ」の1カ月間のクチコミ投稿・アクセス数の変化を振り返ることで、マンガ界の動きがなんとなくわかる連載「月刊マンバ」。 2022年8月に話題となったマンガの情報を、スタッフ3名(🥢・🐼・🐟)のコメントとともに様々な視点からお届けします。 1.おすすめの「第1巻」@2022年8月 🥢「新感覚すぎるヤクザ×神話なバイオレンス・アクションがついに単行本に... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18749) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/09/22昭和43年の投稿作品には、後に光り輝く多くの原石が。山岸凉子、あだち充、竹宮惠子、諸星大二郎……虫プロ商事『COM』と「ぐら・こん」1967年、昭和42年1月号が創刊号となる雑誌『COM』(以下『コム』と表記します)。 1971年の12月号で休刊するまで5年間発行されました(1973年に一度だけ復刊されてます)。 1964年に創刊された『ガロ』に対抗心を燃やした手塚治虫さんが発刊したというのが定説です。 発端の理由が何であれ、『火の鳥』の本格的な連載が『コム』創刊号から始まったのは戦後漫画史にとってとても重要ではないでし... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18187) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信