マンバ2022/12/0130年の時を経て時代が追いつきつつある料理漫画—あかねこか+谷上俊夫『私立味狩り学園』『私立味狩り学園』 近年、食の分野では「電気味覚」についての研究が切り開かれています。飲食物と同時に舌に電気を流すことで味を変えるというテクノロジーで、2010年の論文を端緒に色々と研究が進み、例えば「塩味を電気で増幅させることで減塩につなげる」みたいな応用が考えられているそうです(参考記事:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2203/31/n... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=19260) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/11/30『鉄腕アトム』の謎【夏目房之介のマンガ与太話 その12】 手塚治虫『鉄腕アトム』は、月刊少年誌「少年」(光文社)1951~52年連載『アトム大使』に登場したアトムを改めて主人公に据えて、52年4月号から68年3月終刊号まで続いた。連載開始当時、手塚はまだ23歳の青年。51年に大阪大学医学専門部を卒業し、52年、ようやく東京に仕事場を移した頃である。 50年生まれの私は、だから連載当初からアトムを読んでいたわけではない。仮に5歳で連載を読んだとし... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=20087) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/11/28法月理栄さん第5回。桃子さんの里帰りと最終話、そして初掲載時の『利平さんとこのおばあちゃん』&『気まぐれデイパック』4、5話法月さん第5回です。 ▼第1回 ▼第2回 ▼第3回 ▼第4回 まずは『気まぐれデイパック』の4話と5話を紹介しましょう。 第4話 「さよならジロー」 ビッグコミック(小学館)1989年9月10日号 桃子さんが里帰りする話です。 といっても桃子さんの故郷の村はもうすぐダム建設の為沈んでしまいます。 その前に、との思いで最後の帰郷です。 出発前、夫の源ちゃんとの会話で村に置いてきた飼... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=19238) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/11/25となりのマンガ編集部 第4回:月刊少年シリウス編集部 『転スラ』で拡大したチームの強さの秘密とは?マンガの編集部に赴き、編集者が今おすすめしたいマンガやマンガ制作・業界の裏側などを取材する連載企画「となりのマンガ編集部」。第4回は、講談社の『月刊少年シリウス』編集部です。シリウスといえば、11月25日に劇場版アニメ『転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』が公開の通称『転スラ』。編集部内にもそこかしこに『転スラ』グッズがひしめいており、今やシリウスの代名詞ともなっています。また、『はたら... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=19374) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/11/24「丁寧な暮らし」なんて無理しない!『丁寧じゃない暮らし日記 アラサー!ズボラ!ぼっち主婦の生活』で感じる「私だけじゃない」『丁寧じゃない暮らし日記 アラサー!ズボラ!ぼっち主婦の生活』 定期的に雑誌など様々なメディアで特集される「丁寧な暮らし」。家事は常に完璧で、3食複数のおかずを作り、輝くキッチンには植物が置かれている。たまにはお茶をいれてゆったりとした何もしない時間をソファで楽しむ――憧れの生活ですが実際できるかどうか。『丁寧じゃない暮らし日記 アラサー!ズボラ!ぼっち主婦の生活』(KADOKAWA、もも子... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18866) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/11/23猫が経営するラーメン屋さんで人間が働くお仕事物語『ラーメン赤猫』 |月刊マンバ【2022年10月】秒でいいマンガが見つかるクチコミサービス「マンバ」の1カ月間のクチコミ投稿・アクセス数の変化を振り返ることで、マンガ界の動きがなんとなくわかる連載「月刊マンバ」。 2022年10月に話題となったマンガの情報を、スタッフ3名(🥢・🐼・🐟)のコメントとともに様々な視点からお届けします。 10月発売のおすすめの第1巻【1/7】 猫のラーメン屋さんで人間がお仕事! アンギャマン『ラーメン赤猫』 🥢ス... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=19436) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/11/22説明したがる男の哀しみ 『アステリオス・ポリプ』とマンスプレイニング『アステリオス・ポリプ』日本語版出版のためのクラウドファンディング企画も残すところ1ヶ月を切り、佳境を迎えている。ここ、マンバ通信さんでの『アステリオス・ポリプ』紹介のための連載も私が担当する回は今回で最後となった。矢倉さんご担当の回はまだ更新があるのでそちらは引き続き楽しみにしていただきたい。 これまで、『アステリオス・ポリプ』のグラフィックノベルや書籍としての楽しさ、美しさや、カラフルで... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=19357) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/11/21昭和の子供たちと人情 勝川克志『庄太』 11月後半である。激動の2022年もあと1ヶ月と少し。今回は、晩秋のおだやかな昼下がりに合う人情マンガを紹介しよう。 勝川克志の『庄太』である。1981年に日本初の4コママンガ誌として誕生した芳文社『まんがタイム』で『おらあ庄太だ』のタイトルで連載後、85年にまんがタイムコミックスから単行本第1巻が出た。しかし、続巻はなく、2004年にさんこう出版から『庄太』と改題して上下2巻の完全版と... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=19334) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/11/18マンガの中のメガネとデブ【第29回】田中京子(芦原妃名子『セクシー田中さん』) マンガの中の定番キャラとして欠かせないのがメガネとデブ。昭和の昔から令和の今に至るまで、個性的な面々が物語を盛り上げてきた。どちらかというとイケてないキャラとして主人公の引き立て役になることが多いが、時には主役を張ることもある。 そんなメガネとデブたちの中でも特に印象に残るキャラをピックアップする連載。第29回は[メガネ編]、痛快かつ痛切な社会人群像ラブコメディ『セクシー田中さん』(芦原... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=19282) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/11/17未完となった巨星最後の作品は、実弟の後書きで見事に完結した。真樹日佐夫・作 原田久仁信・画「さらばアニキ」梶原一騎「引退」作品と名打たれた『男の星座』。 単行本1巻の前書きに御自身の言葉で、これが最後と書かれてます。 『男の星座』(梶原一騎,原田久仁信/日本文芸社)1巻より その単行本は全9巻。 1巻の奥付が昭和60年11月。 9巻の奥付が昭和62年8月。 昭和29年から物語は始まり、昭和30年代中盤(年度の特定はできませんでした)に『週刊少年マガジン』からプロレス漫画の原作を依頼されるとこ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18827) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/11/10いしいひさいちは百合を描かせても一流だった—『ROCA 吉川ロカストーリーライブ』 私事ですが、先日岡山県玉野市に行きました。金がないから青春18きっぷで(もう歳なんだから18きっぷ+西成宿泊とかで旅をするな)。行ったのは、渋川マリン水族館(玉野海洋博物館)という入館料500円の小さな水族館が目的です。当方、中高と部活を生物部で過ごしたような人間なので水族館・動物園好きでして、旅に出る機会あれば積極的に寄ってるんです。この原稿書いてる時点のWikipedia「日本の水族館... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18706) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/11/09リーゼント全盛期直前の貴重な昭和不良マンガ!? 任侠映画的展開の秀作。石井いさみ『高校悪名伝』今年2022年9月、石井いさみさんの訃報が報じられました。 また一人、昭和の漫画を支えた方が亡くなられて寂しい限りです。 石井いさみさんといえば、何と言っても『750ライダー』です。 1970年代の『週刊少年チャンピオン』を『ブラックジャック』や『ドカベン』、『がきデカ』と共に支えた作品として認知度は高いですね。 この頃の『チャンピオン』は毎週貸本屋さんで借りて読んでましたから、私にとって... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=19162) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/11/07そばがつなぐ人の縁『そばもん ニッポン蕎麦行脚』 食と人情マンガは相性がいい。食欲が、生きることに直接つながっている欲だからかもしれない。 今回紹介するのは、そばの魅力を伝える人情マンガ、山本おさむの『そばもん ニッポン蕎麦行脚』である。 『ビッグコミック増刊号』2008年6月17日号から同年12月27日号に連載後、2009年1月10日号からは『ビッグコミック』本誌に移籍。16年6月25日号まで連載され、単行本は小学館ビッグコミックスか... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=19211) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/11/07『デトロイト・メタル・シティ』『KAPPEI』若杉公徳にガチ質問!|川島・山内のマンガ沼web麒麟・川島とかまいたち・山内が「面白いマンガ」に沼のようにハマって楽しむマンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』。今回は、前回放送の「マンガ家ガチアンケート・若杉公徳編」をお送りします(放送を見逃した方はTVerもご覧ください)。 なぜヤングアニマルに持ち込みを? 川島 今日のテーマは「マンガ家ガチアンケート」! 今回は私のリクエストの先生が来てくださいました。『デトロイト・メタル・シティ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=19314) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/11/04マンガの中のメガネとデブ【第28回】坂本太郎(鈴木祐斗『SAKAMOTO DAYS』) マンガの中の定番キャラとして欠かせないのがメガネとデブ。昭和の昔から令和の今に至るまで、個性的な面々が物語を盛り上げてきた。どちらかというとイケてないキャラとして主人公の引き立て役になることが多いが、時には主役を張ることもある。 そんなメガネとデブたちの中でも特に印象に残るキャラをピックアップする連載。第28回は[デブ編]、キレッキレのアクションコメディ『SAKAMOTO DAYS... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18916) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/11/01「建築漫画をめざして──『アステリオス・ポリプ』にみるモダニズム建築のゆくえ」建築漫画としての『アステリオス・ポリプ』 『アステリオス・ポリプ』は、1980年代から『デアデビル: ボーンアゲイン』や『バットマン: イヤーワン』のようなヒーロー・コミックスでキャリアを築き、1994年にはポール・オースターの小説『シティ・オブ・グラス』 (1985) のグラフィック・ノベル版を手がけたこともあるデイヴィッド・マッズケリ (1960~) が、約10年の年月を費やして完成さ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=19176) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/31三原和人『ワールド イズ ダンシング』身体と言語【夏目房之介のマンガ与太話 その11】 三原和人『ワールド イズ ダンシング』(「モーニング」2021年~)5巻(講談社 22年8月刊)である。今年2022年、鎌倉幕府と北条氏がNHK大河になり、のちの北条早雲の青年時代、すなわち室町~戦国を描くゆうきまさみ『新九郎奔る!』(「ビッグコミックスピリッツ」2018年~連載中)など、時代物としてはあまり大衆人気のない時代が描かれる中で、『ワールド』は足利義満の時代、観阿弥の息子世阿... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=19209) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/28読者をも置き去りにして駆け抜けた平成の快男児—かざま鋭二『霧島嵐児』 先日、かざま鋭二氏が死去というニュースがありました。氏の作品といえば、長期連載され未完に終わってしまった『風の大地』をはじめ、『Dr.タイフーン』などゴルフ漫画のイメージが強いことでしょう。あるいは『我ら九人の甲子園』や『セニョール・パ』などの野球漫画などを思い出すという方もいるかも知れません。 さて、これらの作品は基本的にどれも原作者付きです。基本的には作画のみを担当するタイプの... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=19033) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/2750周年を迎えた『ベルばら』。本当は◯◯していなかった悪女の真実「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 -ベルばらは永遠に-」が開催中です。 また劇場アニメの制作も発表され、次は宝塚歌劇で再演されるのではと期待が高まっています。 『ベルばら』は、ざっくり言うとオスカル様という男装の麗人がフランスの腐れきった貴族社会と戦うお話です。権威を恐れない正義感っぷりがすごい。1970年代は、女性の権利運動が盛んな時代でして、オスカル様はまさに「女に権利よこせ」と男... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18970) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/26昭和40年代、少年漫画週刊誌が隆盛を極め始めた時代を支えた漫画家。梅本さちお『島の無法者』少年漫画週刊誌は『週刊少年マガジン』と『週刊少年サンデー』が1959年、昭和34年に創刊します。 続いて『週刊少年キング』が1963年、昭和38年の創刊。 そして『ジャンプ』が1968年、昭和43年創刊です。 『ジャンプ』創刊の前年まで『マガジン』も『サンデー』も『キング』もテレビや映画の特撮番組の特集を多く組んでました。 表紙は勿論の事、巻頭のグラビアには多くの写真が使われ、当時の子供は熱... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18585) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/25今マンバが推したいマンガ9作品! 月刊マンバ【2022年9月】秒でいいマンガが見つかるクチコミサービス「マンバ」の1カ月間のクチコミ投稿・アクセス数の変化を振り返ることで、マンガ界の動きがなんとなくわかる連載「月刊マンバ」。 2022年9月に話題となったマンガの情報を、スタッフ3名(🥢・🐼・🐟)のコメントとともに様々な視点からお届けします。 1. おすすめの「第1巻」@2022年9月 ゴーヤのすごさに驚嘆必死の新感覚ラブコメディ! 平本アキラ『ふた... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=19055) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/25第9回 誇りを持ってよりよく生きるための指南書―エティエンヌ・ダヴォドー『ワイン知らず、マンガ知らず』2020年初頭から始まった新型コロナウイルス流行下で、海外のマンガ家の来日イベントが行われなくなって久しい。バンド・デシネ(フランス語圏のマンガのこと)関連で言うと、コロナ禍以前は、フランス外務省の外郭団体であるアンスティチュ・フランセ日本が、毎年秋に行われる「読書の秋」というイベントで、バンド・デシネ作家を年に少なくともひとりかふたりは招聘していた。一時は海外マンガフェスタを中心に海外のマ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=19013) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/24人間の煩悩を描く川の人情マンガ つげ忠男『舟に棲む』 今回は「川の人情マンガ」を紹介しよう。つげ忠男の『舟に棲む』だ。 初出は釣りマンガ専門月刊誌『COMIC釣りつり』1996年8月号から2000年5月号。もともとは4部構成の予定で描き始められた長編だが、掲載誌が休刊したためにちょうど2部が完結したところで中断している。第2部の末尾には「発表の場所があろうとなかろうと、描き継ぐつもりでいます」いうつげの決意表明がある。 2部まででも、つげ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18975) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/10/21『HIGH&LOW THE WORST X CROSS』の源流はどおくまん『熱笑!!花沢高校』にある 先日、映画『HIGH&LOW THE WORST X CROSS』(以下ザワクロ)を見ました。『HIGH&LOW』シリーズ(以下ハイロー)については皆さん見ていらっしゃるでしょうが……、や、見てないって人もいるかも知れませんが、『邦キチ! 映子さん』とか『シネマこんぷれっくす!』とかの映画紹介系漫画でも絶賛されてたでしょ! 見ろ! 見てください! とりあえずこの... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=18877) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信