マンバ2022/05/12ステーキ焼くときには化学調味料を振ろう—中華料理漫画の隠れた傑作・東城三紀夫『おなかはすいた?』 スポーツや頭脳ゲームのような広義の「バトル」を描く作品においては、「物語のスタート時点では、主人公はそのジャンルの素人」というパターンがしばしば見られます。スポーツでなら『SLAM DUNK』や『アイシールド21』など、頭脳ゲームなら『ヒカルの碁』『アカギ』など、色々と思いつきますね(もちろん、『キャプテン翼』や『咲-Saki-』などのように、最初から実力者というパターンも多いですが)。 ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=16513) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/05/10第6回 それでも人生は続く―エイドリアン・トミネ『キリング・アンド・ダイング』去る4月22日(金)、『パリ13区』という映画が封切られた。『預言者』、『君と歩く世界』、『ディーパンの闘い』、『ゴールデン・リバー』などで知られるフランス人映画監督ジャック・オーディアールの最新作だが、この映画は海外マンガ好きにとっては見逃せない映画である。何しろエイドリアン・トミネの作品が下敷きになっているのだ。 知っている人にとっては何を今さらという感じだろうが、エイドリアン・トミネは... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17108) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/05/09戦時下に繰り広げられる色街人情 滝田ゆう『寺島町奇譚』 今回の人情マンガは、滝田ゆうの代表作『寺島町奇譚』だ。読み切り形式の連作短編で『月刊漫画ガロ』1968年12月号から70年1月号に連載。その後、『別冊小説新潮』72年初春号から秋季号に新たに4編を発表して完結した。単行本はちくま文庫などから出ているほか、ちくま文庫版を底本に、アマゾンのキンドルなどで電子化されている。 舞台になるのは、太平洋戦争期の東京都向島区寺島町(現在の墨田区東向島)... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=16997) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/05/06マンガの中のメガネとデブ【第16回】獅子丸忍(きづきあきら+サトウナンキ『僕はイケメン』) マンガの中の定番キャラとして欠かせないのがメガネとデブ。昭和の昔から令和の今に至るまで、個性的な面々が物語を盛り上げてきた。どちらかというとイケてないキャラとして主人公の引き立て役になることが多いが、時には主役を張ることもある。 そんなメガネとデブたちの中でも特に印象に残るキャラをピックアップする連載。第16回は[デブ編]、きづきあきら+サトウナンキ『ボクはイケメン』(2016年~18年... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=16657) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/05/02その受難は昭和から平成へ切り替わった1989年に始まり1995年のオタク少女の奮闘努力に繋がる。ニコ・ニコルソン『古オタクの恋わずらい』現在雑誌KISSで連載中の『古オタクの恋わずらい』、この記事を書いている時点で第9話まで進んでます。 現在の漫画を全て同時進行で読んでいる訳では無いヌルい漫画読みの私が言うのもなんですが、イチオシ中のイチオシ作品です。 本当に面白いですよ。 舞台は1995年の女子高生、佐東恵(通称サトメグ)と42歳になった2021年のサトメグの二つの時系列で進みます。 1995年、17歳高校2年生のサトメ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=16563) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/04/29話せば盛り上がる学参の世界!『ガクサン』展は5月8日まではじめまして。豊島区のトキワ荘通りで「E Gallery」「マンガナイトBOOKS」を運営しているマンガナイトの松尾と申します。「E Gallery」は、2022年3月31日にオープンした、マンガの原画やイラスト、デジタルデータ等を展示するギャラリースペースです。「マンガナイトBOOKS」は、2018年に文京区春日でオープンしたマンガ専門の書店で、3月31日に移転オープンしました。マンバさん... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=17030) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/04/28パラニュークが『ファイト・クラブ』を発表する17年前に—ほんまりう『息をつめて走りぬけよう』 後編▼前編はこちら ここからはおまけ。本作の復刊を例とする「個人でやる漫画同人復刊」講座です。筆者はいちおう出版社にいたことはありますが、漫画をやったことはなかった(特に生原稿なんて同人復刊やるまで触ったこともなかった)ので、この辺に関しては完全な我流であり、プロの漫画編集者から見たら失笑もののやり方かも知れん……という恐怖はあるんですが、「世に出てほしい漫画があるんだけど、自分は業界人じゃな... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=16865) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/04/28さいとう・たかをと分業制-2【夏目房之介のマンガ与太話 その5】▼前回の記事 さいとう・たかをが分業制導入で夢見たものは、当時の辰巳ヨシヒロら劇画を標榜した貸本マンガ界の若手や関係者に理解されないものだった。それほどさいとうのビジョンは革新的だったのかもしれない。しかし、その革新性は今一つ具体的に見えてこない。 製作スタッフ表に書かれた構成・脚本・構図・作画などの区分を見れば作業の流れは何となく想像がつく(図1)*1。脚本は、のち「原作」と呼ぶ習... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=16900) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/04/27パラニュークが『ファイト・クラブ』を発表する17年前に—ほんまりう『息をつめて走りぬけよう』 前編 “その夜、誰もこっちを見ていず、誰もこっちを気にしていないバーで酔っ払ったぼくは、頼みというのは何かとタイラーに訊いた。タイラーは答えた。「おれを力いっぱい殴ってくれ」” ——チャック・パラニューク(池田真紀子訳)『ファイト・クラブ〔新版〕』(ハヤカワ文庫NV)より アメリカの作家、チャック・パラニュークの代表作に『ファイト・クラブ』(96年)という小説があります。99年にデヴィッド・... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=16718) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/04/26職人肌の漫画家が咲かせたエロティック・サスペンス・ギャグの大輪—村生ミオ『SとM』 先日、漫画家の村生ミオ氏が亡くなりました。80年代前半に『ときめきのジン』『胸さわぎの放課後』とラブコメでヒットを出してから、亡くなる直前に至るまで、掲載誌は少年誌から青年誌へと変化しつつも安定して継続的にヒットを出し続けてきた人ですが、評論とかの俎上に上がるような作風ではなく、縁のない人には本当に縁のない漫画家だと思います。 実際、編集者の岩井好典氏の証言によると、村生氏本人は若... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=16955) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/04/26男性も必読!ヘタレ童貞イケメンのピュアな初恋愛『覚悟はいいかそこの女子。』こんにちは、少女漫画ソムリエ田舎はるみです。 少女漫画大好き男子として生きていると、普段少女漫画を読まない男性から、 「少女漫画って女の子目線の話やから感情移入しにくくて面白くなくない?」 とよく聞かれますが、声を大にしてNOと言わせていただきたいです。 少女漫画にも男子目線の漫画はたくさんあります! 有名な作品だと、『俺物語!!』、『山田太郎ものがたり』、『愛してるぜベイベ★★』などがあり... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=16496) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/04/25人情が奏でるシンフォニー さそうあきら『マエストロ』全3巻 音楽と人情は相性が良い。音楽家を主人公にした人情マンガは思いのほか多いのである。そして、心を打つ作品が多い。今回紹介するさそうあきらの『マエストロ』のように。 本作は、リストラ楽団員たちと天才的な老指揮者の1ヵ月の物語だ。双葉社の『漫画アクション』で連載がスタートしたのは2003年。同誌が一時休刊したため発表場所を電子版の『双葉社Webマガジン』に移し、07年に完結している。単行本は3巻... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=16752) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/04/22第5回 そして女たちは語り合う―ソン・アラム『大邱の夜、ソウルの夜』この連載ではこれまで4つの作品を紹介してきた。その内訳は、アメリカのコミックスが3作品にフランス語圏のバンド・デシネが1作品。当然のことながら、海外マンガ=コミックス&バンド・デシネではなく、その他の地域にも優れたマンガはいくつも存在している。 ちょうどつい最近、アメリカでもフランスでもなく、韓国で出版されたすばらしいマンガが邦訳されたので、今回はその作品を紹介したい。ソン・アラム『大邱テグ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=16576) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/04/22机にある仕事道具はiPadだけ?『闇金ウシジマくん』『九条の大罪』真鍋昌平の仕事場紹介|川島・山内のマンガ沼web麒麟・川島とかまいたち・山内が「面白いマンガ」に沼のようにハマって楽しむマンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』。今回は、前回放送された「マンガ家ガチアンケート・真鍋昌平編」の後編をお送り紹介します(放送を見逃した方はTVerもご覧ください)。 ジムの先生が憧れる理想の体型・壬生 山内 今回は「マンガ家ガチアンケート・真鍋昌平編」の後編でございます(前編はこちら)。 山内 では続い... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=16942) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/04/21早く人間になりたいと願う西洋的妖怪。アニメ放映に先駆けて月刊誌の付録に連載された漫画は闇に隠れることなく復刻されてます。田中憲『妖怪人間ベム』90年代、日曜日の夜8時を席巻した「ダウンタウンのごっつええ感じ」という番組。 私は最初の放送からほぼ欠かさず毎週日曜の楽しみとして観てました。 何年頃だったかは忘れましたが、ある時始まったトリオ漫才のコント。 出演者がベム、ベラ、ベロに扮してベタベタな漫才を披露するというもの。 勿論大笑いするのと同時に「そうか、ダウンタウンは私と2歳違い。きっとあの頃この番組を観てたんだろうな」と少しだけ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=16227) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/04/20マンガの中のメガネとデブ【第15回】林田(麻生みこと『アレンとドラン』) マンガの中の定番キャラとして欠かせないのがメガネとデブ。昭和の昔から令和の今に至るまで、個性的な面々が物語を盛り上げてきた。どちらかというとイケてないキャラとして主人公の引き立て役になることが多いが、時には主役を張ることもある。 そんなメガネとデブたちの中でも特に印象に残るキャラをピックアップする連載。第15回は[メガネ編]、麻生みこと『アレンとドラン』(2015年~連載中)の主人公・林... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=16650) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/04/19マンバとマンガを振り返る月刊マンバ【2022年3月】秒でいいマンガが見つかるクチコミサービス「マンバ」の1カ月間のクチコミ投稿・アクセス数の変化を振り返ることで、マンガ界の動きがなんとなくわかる連載がこの「月刊マンバ」。 今月からリニューアルして、さまざまな視点から先月マンバで話題だったマンガ情報を3名のマンバスタッフのひとことコメントとともにまとめてお届けします。 毎日マンバを見ているあなたも、初めてマンバを見るあなたも、きっと新しいマンガ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=16855) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/04/18「さよなら絵梨」が超っ〜!面白かった!!ので語りたい 【後編】※この記事は「さよなら絵梨」が超っ〜!面白かった!!ので語りたい 【前編】の続きです。「さよなら絵梨」、『ファイト・クラブ』、『メメント』のネタバレが含まれます。未読・未鑑賞の方はご注意ください ▼前編はこちら 5.迸る映画愛とそこに込められた意味 『ファイアパンチ』では主人公のドキュメンタリー映画を撮ろうとする映画マニアのトガタが登場し、『チェンソーマン』では主人公のデンジが映画館... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=16818) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/04/15「バレたらドラえもんになるな…」真鍋昌平(『闇金ウシジマくん』『九条の大罪』)が語る、恐怖の取材体験|川島・山内のマンガ沼web麒麟・川島とかまいたち・山内が「面白いマンガ」に沼のようにハマって楽しむマンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』。今回は、前回放送された「マンガ家ガチアンケート・真鍋昌平編」の前編をお送り紹介します(放送を見逃した方はTVerもご覧ください)。 悪徳弁護士を描くマンガかと思いきや… 山内 今回も川島さんがお休みということで、代わりに山添くんが来てくれています。今回のテーマは「マンガ家ガチアン... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=16772) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/04/14「さよなら絵梨」が超っ〜!面白かった!!ので語りたい 【前編】※この記事には、「さよなら絵梨」のネタバレが含まれます。未読の方はご注意ください 藤本タツキさん あなたのマンガ 超っ〜! 面白かった!! でも… 同じくらい悔しかった…! 確かに複雑で難解な部分もあるけど タツキ信者が雰囲気だけで何でも面白がってるとか言われたりしてて…! それがホンっっトに悔しいの! という訳で、先日200ページ描き下ろしの読み切りとしてジャンプ+で公開され、大き... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=16781) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/04/13激レア?大発見?デパギャル恋物語の謎は解けず。二ノ宮知子「おためしになって」現在新装版が着々と発刊されている『のだめカンタービレ』。 二ノ宮知子さんの代表作というよりも、代名詞と言っていい作品です。 連載当時、街の古書店で働いていた私は当然凄い人気なのは知ってました。 読みたいとは思いつつも、実際に手を付けるのはパリ編に入って以降です。 お店に入荷した少し以前の雑誌に、大人気の『のだめカンタービレ』が特集されてました。 どんな雑誌だったか忘れましたが、載っていた「... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=16378) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/04/11女神と人情は空からやってくる 滝沢聖峰『女流飛行士マリア・マンテガッツァの冒険』 今回、人情マンガとして取り上げるのは滝沢聖峰の『女流飛行士マリア・マンテガッツァの冒険』だ。『ビッグコミックオリジナル増刊号』で2014年3月号から連載。単行本は8巻まで出ている。 舞台は1920年代のヨーロッパ。オーストリア=ハンガリー帝国、ドイツ帝国、オスマン帝国(現在のトルコ)、ブルガリア王国、ジャパル・シャンマル王国(アラビア半島の中央にあったアラブの部族国家)からなる中央同盟と... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=16602) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/04/07潔くカッコ良く生きて行こうとする女子のかっこよさ—タヤマ碧『ガールクラッシュ』 筆者は暇があるとTwitterに入り浸っているろくでなしなんですが、先日知人が、「かっこいい女の子が、超かっこいい女の子になるために超がんばる超かっこいいお話」とある漫画を薦めているのが目に入りました。そこでほうほうと読んでみたら、こんなよい作品を今まで見逃していたとは汗顔の至り。というわけで、今回紹介するのはタヤマ碧『ガールクラッシュ』です。「LINEマンガ」で連載されており、単行本(電... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=16263) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/04/06キエフのバレエ少女がレニングラードで開花する『アラベスク』を今読む意味ロシアのウクライナ侵攻に胸が痛みます。と同時に、日本も他人事ではないのでかなり危機感があります。 戦争といえば、『わたしたちもみんな子どもだった 戦争が日常だった私たちの体験記』の取材で、樺太に住んでいた女性に取材しました。樺太はソ連に占領されたため、彼女は戦後、ソ連の国籍を取ってソ連人として暮らしていました。そのときに「ソ連が崩壊するまで生活がすごく楽だった」とおっしゃっていたのが印象的で... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=16491) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信