sogor251年以上前王宮で奴隷として働く少女・ラーレにはある秘密がありました。 それは次期国王である王子ルスランと2人きりで会う関係であること。 身分差がありながらも互いに想い合っていた2人ですが、 そんな2人の日常はラーレの兄を名乗る男の襲撃で大きく変わります。 国王を討ち取り玉座に就いたその男はルスランをラーレの奴隷にすると宣言し、 事あるごとにルスランの殺害をほのめかしてラーレの心を縛り付けます。 身分差のある両片想いから立場が完全に逆転し、次々に新たな事実が明かされる展開に驚かされながらも、そのままではいられなくなった2人の関係に明るい未来が待っていることを期待せずにはいられない、そんな作品です。 1巻まで読了緋色の枷のラーレ身分の違う2人のロマンスは一夜にして全てが逆転する #1巻応援3わかる
sogor251年以上前舞台は意識を持たない人型のロボット“義人”が実用化された世界。 ロボットと言っても有機物でできており、パッと見は人間とほとんど変わりません。 (といっても、この世界に生きる人にとっては“義人っぽい”見た目というのがあるらしいですが) 高校2年生の鈴木リアハはある日の夜、輸送中の事故により脱走したマリーという義人を拾います。 本来、脱走した義人を匿うのは重罪なのですが、なぜかリアハはマリーのことを警察に通報しませんでした。 その選択の影にあったのは、リアハの父親の存在。 7年前、リアハの父親は義人に関する秘密を暴こうとして警察組織に抹殺されていました。 その秘密とは、「実は義人には人間と同じく意識が存在し、政府の改造により意識を操られ奴隷のように扱われている」ということ。 そんな過去の事件が心に深く刻まれていたリアハ。 そこに現れた、ある出来事により意識を取り戻した義人マリー。 「義人が普通に生きられる世界を作る」という共通の目的を見つけた2人は果たしてこの先に何をしようとするのか、それがこの作品の1話1ページ目に集約されています。 是非、1枚絵としての魅力も強烈なこの1ページ目だけでも見てほしい作品です! 1巻まで読了少女Nullもし奴隷のように扱われるロボットたちに"意識"があったとしたら… #1巻応援6わかる
兎来栄寿1年以上前アニメ化も発表された『チ。』や、『ひゃくえむ』の魚豊さんによる待望の最新作1巻が発売されました。 今回は、いわゆる「陰謀論」マンガです。単体でも挑戦的でまさに現代に相応しいテーマなのですが、それを『チ。』の後にやる。人間の知的探究心がいかにして世界を切り拓き動かしていくかという物語をやった後に、それが間違った方に転がったらどうなるかという危うさを描く。素直にすごいな、と思いながら1話から楽しみに、一方で恐ろしく思いながら読んでいました。 現代社会には、情報が蔓延しています。し過ぎています。現代人が1日に触れる情報の量は江戸時代の人間の1年分・平安時代の一生涯分に相当するとか、2002年のインターネット上の情報を10とすると2020年の時点ですら約60000になっていて今も加速度的に増え続けているなどと言われます。 コロナ禍にあっても、不安や困窮から冷静な判断をしにくくなっている状態で玉石混淆の情報が錯綜し、何が正しく何が間違っているのか多くの人が惑う中で分断や対立が起こってしまいました。最近急速に発達しているAIによるフェイク動画や画像なども今後はより氾濫していき、ますます真実を見極めるのが難しく、大事な時代になっていくでしょう。 そんな情勢下において、この物語で語られることは非常にクリティカルです。人は、他の人が気付いていない真実に自分だけが気付いているという甘美な果実の旨味からはなかなか逃れられません。 本作の主人公である渡辺は非正規雇用のいわゆる社会的弱者ではありますが、小学生のころの成功体験を基に論理的思考をする癖をつけてきた人物です。そんな彼が、いかにして陰謀論に堕していくのか。社会から受け入れられてこなかった人間が、少しでも自分を肯定してもらえるとどうなるのか。 そこには、現代社会や資本主義の、あるいは人間自体の構造的な脆弱性があります。そして、その脆弱性を利用して利益を得ようとする悪意が必ず存在し、そこも実に巧妙に描かれます。 客観的に離れた立場から見ている分には論理的な矛盾なども冷静に指摘できるものですが、いざ自分がその場で肉体的・精神的・経済的に弱まって判断力が低下した状態で同様のことをされた際にどうなるかと考えると、誰しもが自分は絶対大丈夫などとは決して言えないのではないでしょうか。 確かに女の子も出てくるのですが、この作品をラブ「コメ」と言ってしまうのはあまりに救いがなさすぎる気もします。読んでいると、共感性羞恥に近い諸々の感情も生じてきます。それでも、圧倒的に目の離せない筆力は流石の魚豊さんです。 反面教師として、戒めとして、大事なことが記されている物語です。ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ誰しもが陥る可能性のある陥穽 #1巻応援6わかる
寸々1年以上前主人公はカナダに住む日系のバイセクシュアルおばあちゃん。 故縁、新しいつながり、そして家族、あらゆる力を借りながら死という運命に抗うお話。 特に元カノとの腐れ縁シスターフッドが良かった。 『蜘蛛の糸』(芥川龍之介)をオマージュしたラストの展開、尿漏れで戦う姿は滑稽でいて、カッコいい。塩とコインと元カノと シャドウライフ塩とコインと元カノと5わかる
ゆゆゆ1年以上前奥様は雷神さま。 体を流れる時の流れは違えど、相思相愛。 だからこそ、母娘に見られるようになった現状は思うことがあるらしい。 雷神さまが身近?なのか、奥様が雷神さまと知りさえすれば、みんな雷神さまだからと存在を受け入れて生活をしている点が、なかなか興味深い。 とはいえ、知らなければ親子にしか見えないので、それに伴うトラブルやら嫉妬やらが起こる。 アレヤコレヤ起きても、雷神さまはかわいいからいいじゃないですか!と思えてしまうけど、雷神さまはだめらしい。 そして見た目に感情は引きづられるのか、感情が揺れ動くと天候も変わる。またかわいらしい。 ちなみに、作品のタイトル「妻の機嫌で天候が変わる話」から、2000年代に発売された乙女ゲーム「水の旋律」シリーズを思い出した。 悲しいときに雨が降る(降らせることができる)女の子が登場するゲームだった。 人の恋路を邪魔するやつは〜という言葉もあるのだし、ふたりでイチャイチャし続けて欲しい。妻の機嫌で天候が変わる話仲良し夫婦2わかる
alank1年以上前山の端っこと手牌をすり替えるとか山の順番を見越して積むとか、技術手品をやってるのに近い。中学生の時にファミリー麻雀で70歳のおばあちゃんの目を盗んで真似事やったのを思い出します。牌の木目を記憶するっていうのは、今でも家族で神経衰弱とかやる時に思い出すシーンです。友人との麻雀でやっても絶対バレるしゲームを台無しにするので御法度です!哲也 -雀聖と呼ばれた男-タネのない手品2わかる
干し芋1年以上前3巻まで読了。 胚培養士という仕事は、本当に大変な仕事だと思う。 誰もができる仕事ではない。 この職業についている人に頭が下がる。 当然ながら、技術も必要だし、人としての思いやりも必要だし、患者さんに寄り添いすぎてもいけないし、命を扱っている責任もあるし、色んなもののせめぎあいの中で成り立っている。 私も結婚したら子どもができるものだと思っていたら、そんなこともなくて友人が子どもの話をする所にいたくなかったり、距離を置いたりしていた経験がある。 人生それぞれだけど、自分の気持ちにケリをつけるって本当に大変。 その現場に、水沢がいてくれたら・・・。 『energetic』の話が好き。胚培養士(はいばいようし)ミズイロ~不妊治療のスペシャリスト~胚培養士って、繊細な仕事。10わかる
名無し1年以上前表紙の絵メッチャ好きだったから壁紙うれしい笑 https://twitter.com/betsuma_info/status/1734819613878448197俺物語!!雪山ミステリー!?の巻2わかる
名無しの権兵衛1年以上前ミニマリストを極めている無田さんが主人公を匿う必要を感じられない。 主人公の好感も持てず。 これからどう動くのか、できれば無田さんが主人公を捨てて欲しいけれど、そうはならないんだろうなぁ……といった感じ。無田のある生活無駄が多い主人公4わかる