nyae
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1年以上前
ライオンが王族として圧倒的力を持ち支配する国。 王族たちがなによりも「美味しいもの(美食)」を求めて下劣な狩りを繰り返す様に耐えられなくなった奴隷のトムソンガゼルの少年・ブエナは、たった1人で王族に立ち向かう“白い悪魔”と呼ばれるチーターと仲間になり王族を倒すため国を飛び出す。 見た目は動物だが、二足歩行が基本(四足からの進化らしい)。動物らしいのは見た目だけで、感覚としては壮大な人間ドラマを見ているようです。血みどろ、グロ描写が苦手な自分でもすぐ読み終わってしまったほど入り込んでしまいました。 物語の中では王族の中でも中性的な見た目のマルシアスというライオン(すごいナルシスト&めちゃ強くて面白い)との戦いがメインで、命がけの戦いは一旦終わるものの「王族を倒す」という目的にはまだ程遠いところで完結しています。 マルシアスより強いライオンもいて、そしてその頂点に立つ王は姿も見せない。 何かしらの事情があってのことかは不明ですが、続きがあるなら読みたい…! 「ヤスミーンて何」と思いながら読んでましたが最後の最後で知ることが出来ます。
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1年以上前
湘南ゴム工業株式会社に勤める主人公の砂上(さがみ)くんが異動したのは、総合開発部の営業企画室。 彼は研究・開発担当の近藤結(こんどうむすぶ)という女性に片思いをしてます。 そんな彼女は日々真面目に「コンドーム」に向き合い、研究をしているのでした。 ムスブさんとどうにか親しくなりたい砂上くんですが、相手もいないのに結さんから試作品を手渡され、感想を求めてられてしまいます。 結さんは、厳しいお父さんの影響で自宅から片道3時間かけて通っており飲み会にもほとんど出席できないので、じっくりお話することもままならない。 コンドームを可愛い女の子が作っている、というだけだといやらしい印象になりがちですが、あくまで彼女は研究者として、使用する人(特に女性)の気持ちを一番に考えて一生懸命です。 そんな彼女に応えるように、砂上くんも少しづつ才能を開花していきます。 しっかり取材して描かれているのがわかるので、コンドームの知識も身につくし、面白いです。 まだ2人の距離は遠いですが、だんだん結さんも砂上くんに興味が出てきている感じがします。ただ、仮に思いが通じ合ったとしても「厳しいお父さん」というハードル絶対立ちはだかるじゃんという。 1巻のあとがきで、ラジエーションハウスとの掛け持ちがつらいという話があって、無理しないでください…と思いつつ続きは早く読みたい。笑
nyae
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1年以上前
兄の貴也と弟の智也は二人暮らしの高校生。 同級生のメグは運動神経も抜群(ボイパもお手のもの)の美青年ですが、魔法少女アニメのヒロインが恋人の重度のオタク。 そんなメグと智也はとにかく貴也をいじりたおす毎日を送っている。 また、みんなから一目置かれる美女のトミちゃんは実は腐女子で、智也たちがまいにちワチャワチャしている風景を見て尊みを得ている。 さらに、貴也とメグ、トミちゃんがバイトするカフェのオーナー(男)は貴也のストーカーだが、迷惑がられている自覚が全く無く、常軌を逸した行動を智也が容認しているので貴也の被害は加速する一方。 といったキャラたちの日常ギャグ漫画なのだけど、 ・なぜ高校生が二人暮しをしているのか ・なぜ兄の貴也は留年しているのか(なので智也と同級生) ・オーナーの知られざる過去 など、それぞれのキャラにはわりとセンシティブな背景があることが読み取れ、兄弟が祖母と三人ぐらしだったときのエピソードを挟んできたり、お墓参りをする回があったり、オーナーが家族揃って食事をすることに強いこだわりがあるのがわかる描写があったりと、 これただのギャグ漫画じゃないじゃん!たまに泣かせてくるじゃん!!なのである。 まだ1巻しか読んでないので貴也が留年した理由はわかりません。 巻末に雷神とリーマンのコラボ漫画が載っててまんまと読みたくなりました。