
水木しげる伝 ボクの一生はゲゲゲの楽園だ
「森の人」たちと20年ぶりに再会、水木先生は一ヶ月も滞在していた。南方へ思いはつのるばかり、家族全員でニューギニアに移住しようと考えるほどであった。その後も水木先生の冒険旅行はまだまだ続き、世界中の精霊や妖怪を見て回り、何百点と絵にしてきた。そして、あの世に関する興味も果てしない。調査をして、僧侶や学者に話を聞いても、これはわからない、ということらしい。

死の砦
西部の大平原にたたずむとあるカフェ。そこに3人のガンマンと1人の保安官がいた。3人の話題の的はおたずね者、ジョン・コロラド。肩に星形のあざを持つその男は、誰よりも強く、銃の早撃ちでは右に出るものがいない。そんな話のさなか、立ち上がった一人の男の肩には…?劇画の名手・川崎のぼるが描く西部大活劇!

すもう甲子園
町主催の相撲大会が開かれた。張手塾の代表として出場することになったオトは、青森から遠征してきた巨漢・尾崎に一度は恐れをなすが、決勝戦で見事投げ飛ばし優勝する。オトの将来を考え、張手川は長崎の無名中学に進学させる。そして一年後、全国大会に出場するためオトが国技館に姿を現す。雷電部屋の再興をめざし、オトが羽ばたく!

もうひとつのハウプトン
母親の入院のあいだ、伯母の家に滞在している少年デビィ。ある日、伯母に連れられて行った美術館で絵を見ていると、その絵の中に入り込んでしまい、ジョシュアという名の少年に出会った。表題作「もうひとつのハウプトン」のほか、優しく淡い色彩に溢れたファンタジー作品「月がみえる…」「海へ…」「ふたりの風景」、Pシリーズ番外編「夜明けまで」を収録。

魔法の森で何を見た?
魔法の森に住むキツネの子どもたち。楽しい楽しい夏休みを前にテストが行われることに。花畑の上の森、月が真上に上がった頃に行われるそのテスト。深~く掘った穴から術を使ってうまく上がってこれたら合格!だがその穴に人間の女の子も一緒に落ちてしまい……。表題作「魔法の森で何を見た?」のほか、「萌黄色の追憶」「FLOWERRAIN」など9つの短編を収録。

ベルサイユのばら外伝
ル・ルーが恋に落ちた!?恋に悩む女の人たちは、修道院に行くもの。ル・ルーは修道院へ入ると言い出したが、そこには企みが…!?一方、古いトランクの中から発見されたのはミイラ化した女性の手首。しかも、中に宝石を握っていたので大騒ぎ!革命前夜のフランスで次々起こる怪事件、オスカル、アンドレ、ル・ルーが立ち向かう!