その他の感想・レビュー3417件<<3233343536>>嗚呼ニッポン活動大写真の感想 #推しを3行で推す嗚呼ニッポン活動大写真 くぼたかつひこ 加藤真五starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ なんとなく聞いたことあるような役者や監督が主人公になってるのか。それにしても人が区別つきにくいな。山中貞雄はわかりやすいが他のはなかなか難しかった 映画製作のモットーの「1.スジ、2.ヌケ、3.ドウサ」の話は面白い ・特に好きなところは? 稲垣浩が阪東妻三郎に『無法松の一生』の松五郎役を依頼した際にエピソードとサイレント映画からトーキー映画に変わる際に阪東妻三郎の声が想像と違い高い声で人気がなくなってから復活までのエピソードというか阪東妻三郎のエピソードがどれもいい ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 絵にはかなりクセがあるので多少の読みづらさはあるが慣れれば面白いとは思う。ただ電子書籍になっていないので入手は困難だとは思う。 たしかにただれてる川尻こだまのただれた生活 川尻こだまstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ酒のんで、あぶらっこいもの食べて、甘いものを食べて、「あたしゃ✕✕がすきだよ。✕✕だからね」とTwitterで突然呟いて。仕事に追われて。 最近のTwitterは、まとめ漫画初期にあるような、人としていかがなものかと思う生活が流れてこないぞと思っていたら(タイムラインへ流れてこなかっただけ?)、がっつりマイクラにハマって浮き沈みしていたという新刊が出ていて、相変わらずの生活だったようでなんだか安心した。 ちなみに、アニメ化もされて、ゲーム化もされているこの方。 本職は一体何なのか、川尻こだまと呼ばれて話題に登る前の存在は相変わらずわからない。 いや、わからないくらいが漫画を楽しめてちょうど良いのかもしれない。暗号解読の天才とその家族λの箱舟 秦和生starstarstarstarstar_borderゆゆゆ登場人物はボーン親子と住み込みの秘書。 父のほうは古い文字を解読する、言語学の教授。 天才的なセンスを持ち、その言語解読能力は暗号にも通づる。 一方、息子は父と正反対の体育会系。 住み込みの秘書は教授の研究補佐をしたり、男所帯で家事をしたりする修道院出の女性。 ボーン教授は軍で暗号解読をしていた経歴を持つ。 このために、親子+秘書はいろいろなトラブルに巻き込まれることに‥。 舞台は1920年代のイギリスとあるので、作中で話題に登る戦争は第一次世界大戦のことだろう。 調べると、エニグマのせいか暗号というと第二次世界大戦の印象が強かったが、第一次世界大戦も通信と暗号は重要な立ち位置だったようだ。 アラン・チューリングとは年代も生まれも合わない教授だけど、第一次世界大戦時も、アラン・チューリングのような天才がいてもおかしくはない。 なお実際の物語は、そんな背景はつゆとも感じさせないし、知らなくても楽しく読める。 表紙のような親子+一人でほのぼのした感じとアクションが混じる、そんな漫画。「花と頰」にも通じるものがある気がするサムデイ・ネバー・カムズ イトイ圭かしこ「花と頬」で話題になったイトイ圭さんのエッセイ漫画です。美術系予備校に通っていた頃から始まって、東京でデザイナーとして就職したけど、色々あって地元の京都に帰ってきたり、すごく好きな人ができたりする話。本当に色々なことが起こるので読んで結構なショックを受ける人が多いかもしれない…。でも自分はふとした時にこの漫画のことを思い出します。大体それは人生が上手くいってない時なんですけど。これを読んだ後に「花と頬」のラストを読むと何だかすごーく感動します。 木更津ものサポルト!~木更津女子サポ応援記 高田桂starstarstarstarstar_border酒チャビンいわゆるジモマンです。わたし出身が木更津まで電車で15分くらいのところなので、気になりすぎて読みました。 結果ですが、めちゃ面白かったです!わたし爽やか青春部活ものが好きなのですが、こちらの作品は厳密には部活ものではないですが、それに近いものを感じました。好きなものに熱中するところが似てると思います(あと学生というところ)。 かけがえのない友情と、青少年特有の悩みと、若さゆえの失敗等がテンポよく描かれます!!地味めのキャラが主人公というところもいいですし、主人公の友達でメインキャラの一人が少し紺野に似てるところも良かったです! 仮に舞台が木更津ではなかったら、まず間違いなく読んでないのですが(というか売ってるの見たことないですからね)、これは木更津ヌキにしてもそこそこオススメできる作品となっています!ぜひ木更津関係ない人(大多数だと思いますが)も手にとっていただき、聖地巡礼として木更津においでくださいませ!! ちなみにラーメンでしたら、少し離れますが、君津の大ちゃんラーメンか五井の富士屋がオススメです!帰りはアクアラインが混みますので、龍宮城で20時くらいまで湯ったりするといいと思います!新さんの感想 #推しを3行で推す新さん 泉昌之マンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 久しぶりによんだが相変わらずいい。30代後半居酒屋で馬鹿話が好きな独身貴族で妙な男気はある男 呉竹新が主人公で本人は普通に過ごしているつもりだが奇行も含めて面白い漫画。多分友人にいたら面白いと思うが直接の友人ではなくちょっと離れたところくらいで友人から話を聞くのが最高に良さそうな男だった ・特に好きなところは? 女性との約束でコンサートに行くことになり新横浜へ急いで行きたいので、東京駅から新幹線を使って行こうとするが間違えて名古屋に行く回「時速230キロでバカが名古屋に運ばれていくぞ!!」のシーンからのコンサートに行けなかったので女性にお詫びのつもりで郵便受けに「ドラゴンズ最中」を置くところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! もう今ではあまり見かけない愛すべきキャラクターの新さんはいつ読んでも面白い。あと買うなら文庫版をお勧めします。文庫版にしか載っていない「新さん」の書き下ろしがあります。 ギャンブル人生の感想 #推しを3行で推すギャンブル人生 山松ゆうきちstarstarstarstarstarマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 「ギャンブル人生」と「DH」を全部読みたいためにコミックアレを揃えたようなものです。じゃあ二年くらいかけて集めた最終回まで読んで凄い面白さがあったかいう集めて読んだという達成感やこんだけ苦労して集めたのにこの最終回?と色々な感情が入り混じって山松ゆうきちの漫画を読んだような複雑な気持ちです。 内容は山松ゆうきちのエッセイ風漫画でアシスタント時代の話、デビューまでの道のり、交友関係、さまざまなギャンブルについて描かれている。エピソードがちょっと常人の俺には理解しづらい面もあるがこれくらいの感じではないと山松ゆうきちの漫画は描けないのかなと思ったね ・特に好きなところは? 競輪か競馬かわからないが全く予想もしないで同じ番号を買い続ける話とデビュー前に高信太郎に会ったところ瞬間から馬鹿馬鹿に言われ続けるが山松ゆうきちの漫画を見た瞬間に面白いと言って編集者に連絡して山松ゆうきちのデビューに繋がった話 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! コミックアレの創刊準備号から休刊号まで掲載されているのに単行本になっていないのでこれを読むにはコミックアレを集めるしかないです。内容も一回丸々株が上がった下がったとしか話していない回やギャンブルで負けたことがずっと続く回があったりと面白いとか面白くないというのが難しい時もあります。もし興味があるかたはコミックアレの創刊準備号を読むといいと思います。 あと山松ゆうきちの漫画を端的に説明したコマがあったので貼っておきます。本人は面白いと思っているが世の中とのズレが大きくて困るのは俺も同じだから山松ゆうきちの漫画が好きなのかもしれない 特別じゃない体温がある特別じゃない日 稲空穂starstarstarstarstar野愛タイトル通り特別じゃない日が描かれているけれど、特別じゃないからこそ嬉しさも悲しさも照れくささも幸せも確かな体温を持って伝わってくる。 苦手がいつのまにかかけがえのないものに変わっていたり、身近な人のあたたかさを感じたり、そういう心が動く瞬間は案外日々の暮らしに転がっている。 登場する人たちも特別じゃないのがいい。 めちゃくちゃ会話が多いわけじゃないけど仲良しの老夫婦、そんな2人をニコニコ見守る孫、そのバイト先の同僚、子猫、それをハラハラしながら見ているSNSの人たち…みんな普通に生きている普通の人たち。 何かと生きづらい今日この頃だけど、優しさや幸せだってじゅうぶんに感じられるもんだなあ。 優しくなりたいときにぜひ読んでほしい。ほんわかしている女の子と人でないモノそうしてここに、残るもの。 守田うせきstarstarstarstarstar_borderゆゆゆすごく不思議なマンガだった。 主人公の女の子の名前は「果ノ道楽(ハテノドウラク)」。 猫又に育てられている子供。 学校に通っているけど、戸籍とかどうなっているんだろう。 するんと違う世界に呼ばれているけれど、お友達はいるのかな。 きっと、細かい設定は気にしたらいけないタイプの漫画なんだろう。 道楽がとても良い子で、ふわふわしていて、お日様のような明るさを持っていて。 他のキャラクターも優しさの塊で、疲れていた心が癒やされた。DHの感想 #推しを3行で推すDH ほんまりう 森谷耕三starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ やっとコミックアレが揃ったので全話読めたぞ。コミックアレを途中まで持っていた分までは読んでいたので単行本を探して読もうと思ったがまあ手に入らない。ネットで揃えたの情報をたまにみたがマジですごいと思う。一時期オークションで全巻セットが30000円ぐらいで出ていたがさすがに買う気にならなかった。 あらすじですがトラック運転手である主人公藤村はバッティングセンターで打つことの楽しさにはまってDH制だったらプロになれる可能性がありそうだということでプロを目指すが、年齢35歳という壁などの色々な問題があるが周囲の協力によりプロになりプロ野球選手として活躍していく。 掲載誌の休刊のため5巻で終わるが個人的にはいい終わり方だったと思う ・特に好きなところは? 千葉ロッテマリーンズのテストに合格したあと年齢で疑いがかかりだめかなと思ったがコーチが救ってくれるところと落合博満選手に手紙を出して打撃について聞くところと最後のトミーとの対決 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 面白いかどうかと聞かれたら面白い。ただ2023年3月の時点の入手困難度などを考えると割には合わないとは思う。今後電子書籍で発売があれば読むのはお勧めします。そういや単行本とは別に連載分をまとめた増刊が出ていたようですがどこまで収録されているかは不明です。 「ユートピアズ」感想ユートピアズ うめざわしゅんニーナうめざわしゅん短編作品集。公認女王様が存在する世界や、ツッコミとボケしか存在しない世界など、どの話も皮肉やパンチが効いていて、次はどんな設定が飛び出すのか想像もつかず、最後まで楽しめた。個人的には「オソロ」や「ヘイトウイルス」のようなザワッとする話が好きだわ。クールに徹せないギャル義姉のかわいさ #1巻応援ギャル義姉とみっくん 卯月ミヤ兎来栄寿『望月さん家のヤンキー』の卯月ミヤさんによる、義姉弟ラブコメです。 現実に兄弟姉妹がいる人には「こんなのはマンガの中だけ!」と言われがちですが、マンガの中の妙なる関係性からいつだって栄養を獲得して生きてきている皆さま、こんばんは。 たとえそれが刹那の幻想だとしても、良いではないですか。この世とて胡蝶の夢かもしれないのですから。 本作は、心の中では義弟・みっくん大しゅき状態でありながらそれを外側には出さず普段はクールなギャルの体裁を保っている義姉・亜純(あすみ)を描いた作品です。 亜純の友人たちはビッチで「筆おろし真希さん」の二つ名すらある様相ですが、そんな彼女らの毒牙にかからぬよう亜純は必死に義弟を守護(まも)ります。一方、みっくんの友人たちはオタク揃い。脇役も良い味を出しています。色々と対照的なふたりですが、そうであるからこそ関係性に趣深さも宿るというものです。 クールを貫こうとするも、みっくんのあまりの尊さに装甲を貫通され素が出てしまう亜純の姿が、この作品の一番の美点でしょう。いじましくかわいらしく面白いです。それを補強するのが卯月さんの魅力的な絵。スタイリッシュで非常に読みやすいのも、本作のストロングポイントです。 義姉弟なので、実の兄弟ではなし得ないこともできてしまう関係であるということもあり、ふたりの今後がどうなっていくのか楽しみです。「あざと異世界」感想あざと異世界 ~あざとい女子に囲まれた転生花屋の異世界ライフ~ 黒水かなた 雛菊たる名無し※ネタバレを含むクチコミです。 イモリやトカゲ人間がトラウマゲッターロボ 永井豪 石川賢マウナケア久しぶりに読み返さずに書くことにします。読まずとも、強烈に記憶に残っている作品ですから。なぜそれほど覚えてるのかというと、私の両生類嫌いの原因をつくったのがこの作品なのです。幼少期、アニメ版が好きで、本屋で見かけて親に単行本を買ってもらったんです。最初は読まずにいて、表紙のゲッターロボの顔をアニメ風に赤いクレヨンで塗りつぶして遊んでいました。で、ある雨の日に中を読み始めたわけです。序盤でいきなり恐竜に博士が食い殺されてドキドキ。そして空から降ってくるイモリの大群にショックを受け、そのあと登場したイモリに体を乗っ取られた研究所員の姿に強烈なトラウマを植え付けられたのでした。顔にペチャペチャと張り付くイモリ、こういうシチュエーションは一生御免被りたいです。確かその後も教室でトカゲ人間が生徒の腕をコリコリ齧っていたり、隼人と怪物の本能的丸出しの闘いがあったりと、相当グロテスクな印象が…。隼人なんか素手で人の顔の皮剥いじゃうんですよ。というわけで、アニメのイメージはまったくないのでご期待?ください。サイエンスフィクションとスコシフシギの短編集君の薫る星 永田礼路短編集 永田礼路starstarstarstarstar_borderゆゆゆ作者の他の作品がおもしろかったので、短編集も読んでみた。 読後はちょっと悲しかったり、ちょっと嬉しかったり。 感情をゆるやかに動かしてくれるお話が詰められている。 どちらかといえば、「螺旋じかけの海」のようなファンタジーめいたSF作品が多い。SFは、サイエンスフィクションとスコシフシギの両方。 現代を舞台にした日常系作品の「お前の寝言がわからない」は、これまでとちょっと違う系統の作品だったんだなと、よくわかる。 どちらもおもしろかったので、楽しく読めた。 永田礼路先生の作品は今だと全作品がKindle Unlimitedで読めたので、ご興味がある方はぜひ。 設定が小難しいけどおもしろい螺旋じかけの海 永田礼路starstarstarstarstarゆゆゆ食費をうっかりお酒代にかえては、一緒に暮らすハルに叱られる生態操作師のおじさん・オト。 料理はすごく不味いらしい、射撃の腕はピカイチな若者・ハル。 人以外の遺伝子をもつ異形成キャリアと呼ばれる人たちがいる世界。 水没した街には何故か特に多く住んでいる。 この世界の法律では人以外の組織の割合が一定を超えた異形成キャリアは基準外キャリアと呼ばれ、人とはみなされない。 とはいえ、見捨てられた水没した街の人々は、他の生き物のパーツが体に発現するまで、自分が異形成キャリアであることすらわからない。 街に近い洋上で暮らすオトとハルは、国の定めた基準を超えてしまった異形成キャリアの人たちを、生体操作をして助けていく。 人以外の組織が1%でも超えたら人ではなくなるのは、おかしくないか。 服などで見えない部分が超えていたらわからないのに、人ではなくなるのか。 人間らしい思考を持っているのに? じゃあ、人間らしい思考を持っていたら、あきらかに別の生物でも人なのか? 「人間と他の生物を分かつものは何か」 あらすじにあるこの問いを、「螺旋じかけの海」は様々な物語から問うている。 そして、めずらしい(より人のかたちに近い)異種形成キャリアは高値で取引されることが、問題を複雑にする。 作者の本職は医者とのこと。 色々悩みながら描かれているのかもしれない。 小難しい漫画に思えるが、食えない性格のオトとおだやかそうなハルの掛け合いがおもしろいので、さくさくと読める。 続刊があるのかないのかわからないけど、続くなら読みたいなと思う。 追記 11話の5巻でいったん終わりだと、単話11話前編として公開された電子書籍内に書かれていました。 https://twitter.com/nagatarj/status/1642143272561954818 追記の追記 5巻が発売されました 男女差も文理の違いも、人によるからねお前の寝言がわからない 永田礼路starstarstarstarstarゆゆゆ文系理系でなんやかんやいうのは嫌いなんですが、おもしろく読めました。 文理というより、この人たちが変だからでしょう。 男は〜女は〜という言い分に、文系理系という区分を組み合わせたラブコメディです。 ラブコメらしく始まって早々に、久しぶりに出会った昔なじみとルームシェアになるのですが、二人揃って大人のせいか、にじみでる熟年夫婦感というか。 とはいえ、熟年夫婦だともう言わないような生活の不満を言い合うフレッシュさというか。 なんというか、月日を感じさせない仲良しさがあります。 そして作中で描かれる、一緒に住んでいてのちょっとした不満は「あー、そう!それ!!それ!!あるある!!!」みたいなのがわりと出てきます。 「少女漫画ぽく愚痴る。」には出てこなかったタイプの愚痴です。 ちょっとした不満が大きくなりすぎないうちに、ちゃんと解決しようと話し合えるのが素晴らしいです。 衝突は起きれど、ルームシェアは円満長続きしそうなお二人です。 ちなみに、賞味期限を気にしない人は、文理問わず気にしません。 彼の人たちは、細菌の増え具合などを凌駕する腹を持っているようです。なお、腹を壊すかどうかは外国の水と同じく、ある程度は慣れのようです。 https://twitter.com/nagatarj/status/1578613334618038272黒髪のベタが良いふたりの少女のお話 #1巻応援夢に落ちる少女 しぐま兎来栄寿「共依存鬱百合コメディ」の響きだけで強くなれる気がしますね。ささやかな喜びを潰れるほど抱き締めるような物語が好きな皆さん、こんばんは。 しぐまさんがwebで連載していた本作が、まず昨年末に本として発刊されました(それは 同人誌と言うには あまりにも大きすぎた 大きく ぶ厚く 重く 大ボリュームだった)。そして、この度各ストアで電子版の配信も始まりました。264Pの同人ということで紙版は3000円を超えていましたが、電子版はかなりリーズナブルにお求めいただけるようになったと思います。 「ボク」と「オレ」のふたりの少女の掛け合いを中心に繰り広げられる物語ですが、とにかく先ずしぐまさんの絵が好(ハオ)ですね。黒髪に対して真っ黒にベタを塗る人は昨今逆に少なくなっており、吸い込まれそうな漆黒の髪と瞳に郷愁すら覚えます。本作以外のイラストなどでも、黒の使い方がとても良い作家さんです。 そして、そんなふたりのそれぞれのキャラクター性が話が進むにつれて細かく描かれていき、数々のエピソードと共に両者への愛着が高められていきます。「オレ」の方が背が低いけどカッコいいところとか、「ボク」のみならず読んでる方もときめいてしまいます。 序盤は「コメディ」部分が強めですが、徐々に出てくる「共依存鬱」パートがまた非常に良く、私が本作を推す理由となっています。 百合好きの方にはもちろん、そうでない方も読んでみて欲しい魅力のある作品です。吟遊詩人「山川直人」が描く、二人の日常。温かく、時にビターはなうたレコード 山川直人名無し一話完結。基本、温々の空気。時にチクリと刺さる暗さも ここで↓数話読めます。 ウェブ平凡 https://mt.webheibon.jp/hanauta-record/ (著者の作品を全て所有してる)私がこの作品をおすすめする理由は 「最近・読みやすい・入手しやすい」 から。 (紙は絶版作品が多い。でもやっぱり、代表作は『コーヒーもう一杯』 全5巻) ちなみに、価格が一般的な漫画より高めなのは、いつも少部数しか売れてないからだそうです。 みんな、山川直人はいいぞ! 特に「紙の」単行本。 (その作風から、コーヒーの匂い、カップの湯気まで伝わってきます。) 「道のない街」伊藤潤二傑作集 伊藤潤二名無しゲーム『SIREN』の元ネタの一つ、短編「道のない街」読みたさに購入。(『路地裏』に収録) 伊藤潤二先生の作品はホラー・怖さより、奇妙・不可思議な作品に惹かれる。ワニの初恋の感想 #推しを3行で推すワニの初恋 福本伸行マンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 何でモーニング単行本版と電子書籍版は内容がかなり違うんだ?個人的には単行本版の方が圧倒的にいいと思う。表題作のワニシリーズもだが「次男のブルース」「オヤジのオヤジ」「あの人のトランペット」がものすごくいい。福本伸行自撰短編集でも少し読めます ・特に好きなところは? ワニの初恋とのり子の実家に帰るだな。俺の好きなハードボイルドな感じもあり人情話もありでよかった。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 福本伸行ファンでこれから買うなら正直単行本を探して買った方が満足度は高いと思う。なんせ単行本版には福本伸行が漫画家になるまでの自伝漫画があり、アシスタント時代の師匠であるかざま鋭二に言われた有名な「福ちゃんは性格がガサツだから、トラック運転手なんかが向いてるんじゃないかなあ」が読めます 影風魔 ハヤセの感想 #推しを3行で推す影風魔 ハヤセ 森田信吾starstarstarstarstarマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 久しぶりに読んだがやはり森田信吾のバイオレンス漫画はいい。初期のイブニングはこれが一番の楽しみだった。 ・特に好きなところは? 影風魔の三人と明智光秀。登場する明智光秀がカッコ良すぎるね ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 俺は大好きだから全く気にならないが正直ちょっと読みにくい面があるとは思うがおすすめです 懐かしさのあまり思い出があふれるレヴァリアース 夜麻みゆきstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ思春期にドはまりした夜麻みゆき先生のオッツ・キィムシリーズの第一作品。 思春期に読み、ラストでグスグス泣いた漫画である。 古い作品ゆえ絵柄も古い印象を受けるが、それも味である。 基本はギャグありほのぼの漫画だが、多様性を問うたりもする。 なお、冒険譚なのでラスボスに向かうにつれて、展開はどんどんシリアスになっていく。 読み終えた当時、最終回のその先気になって気になって仕方なかった。 しばらくして、この後どうなったのかは次作「刻の大地」を読むべし! と道標は経ったが、「刻の大地」は諸事情により未完となり、四半世紀近く経った最近、クラウドファンディングで続きが描かれ始めたところ。 Kindle Unlimitedで全3巻読めるので、懐かしさに浸りたい同志はぜひ。あたしンちを通して時の流れと己の成長を感じますあたしンち けらえいこstarstarstarstarstarあいざっく日常の些細なことを取り上げていて、一話完結なので 気軽に楽しく読むことができます。 昔から読んでいる漫画なのですが、 当時読んだ感想と今読んだ感想が全く違います。 当時は子供だったということと、リアルタイムで読んでいたので あまり違和感を感じず純粋に楽しく読んでいたのですが、 今読むとみかん達の生活や使っているもの、話題から時代を感じますし、 それに加えてみかんの両親って自己中心的な上に毒親じゃない?って思ったりもします。 今は親子や夫婦関係のあり方が昔と変わっていたり、毒親の概念が大分普及したということと 私自身が大人になったからそう思うだけで、 私含め当時の人達はそのような目では見ていなかったとは思います。 少しマイナスな表現になってしまいましたが、 何度も読みたくなる思い出の作品には変わりありません! 読んだことがない人にも、読んだことがある人にも読んでもらいたい おすすめの作品です。<<3233343536>>
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ なんとなく聞いたことあるような役者や監督が主人公になってるのか。それにしても人が区別つきにくいな。山中貞雄はわかりやすいが他のはなかなか難しかった 映画製作のモットーの「1.スジ、2.ヌケ、3.ドウサ」の話は面白い ・特に好きなところは? 稲垣浩が阪東妻三郎に『無法松の一生』の松五郎役を依頼した際にエピソードとサイレント映画からトーキー映画に変わる際に阪東妻三郎の声が想像と違い高い声で人気がなくなってから復活までのエピソードというか阪東妻三郎のエピソードがどれもいい ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 絵にはかなりクセがあるので多少の読みづらさはあるが慣れれば面白いとは思う。ただ電子書籍になっていないので入手は困難だとは思う。