登場人物はボーン親子と住み込みの秘書。
父のほうは古い文字を解読する、言語学の教授。
天才的なセンスを持ち、その言語解読能力は暗号にも通づる。
一方、息子は父と正反対の体育会系。
住み込みの秘書は教授の研究補佐をしたり、男所帯で家事をしたりする修道院出の女性。
ボーン教授は軍で暗号解読をしていた経歴を持つ。
このために、親子+秘書はいろいろなトラブルに巻き込まれることに‥。
舞台は1920年代のイギリスとあるので、作中で話題に登る戦争は第一次世界大戦のことだろう。
調べると、エニグマのせいか暗号というと第二次世界大戦の印象が強かったが、第一次世界大戦も通信と暗号は重要な立ち位置だったようだ。
アラン・チューリングとは年代も生まれも合わない教授だけど、第一次世界大戦時も、アラン・チューリングのような天才がいてもおかしくはない。
なお実際の物語は、そんな背景はつゆとも感じさせないし、知らなくても楽しく読める。
表紙のような親子+一人でほのぼのした感じとアクションが混じる、そんな漫画。
1920年イギリス、オックスフォード。言語学者のボーン教授と住み込み秘書のバレンタインは教授の息子ルディの出所を迎える。タイプの違う親子のすれ違いと2人を結ぶ秘書の日常と非日常の物語。
1920年イギリス、オックスフォード。言語学者のボーン教授と住み込み秘書のバレンタインは教授の息子ルディの出所を迎える。タイプの違う親子のすれ違いと2人を結ぶ秘書の日常と非日常の物語。