HARTA COMIXの感想・レビュー348件<<89101112>>秀逸なタイトルから始まる父娘の物語 #読切応援人魚のムニエル 志波由紀たか※ネタバレを含むクチコミです。ソ連の宇宙犬「ライカ」の復讐劇ライカの星 吉田真百合名無しこれを読む前に、ソ連の宇宙船に実験のため乗船させられ、命を落とした「宇宙犬」がいたという事実を知っておく必要がある。 それを元にSF要素を取り入れてアレンジしたと思われる衝撃作。宇宙のとある星で生きている元宇宙犬のライカが(繁殖に成功し、地球を知らない犬たちもたくさん暮らしている)人間どもに復讐してやるど!今に見ておけな!!と意気込む様子が可愛らしいタッチで描かれております。可愛すぎる…スイス独立の物語狼の口 ヴォルフスムント 久慈光久猫あるくものすごく暗くて救いが無い物語なんですけど結末が気になって読み続けてしまう。積み上げられた小さな力がどこで解き放たれるのかじりじりとさせられてくる。 人の命が簡単に消費される恐ろしさも麻痺してくるくらいに人がどんどんと死んでゆきます。2巻も期待の靴職人マンガアンリの靴 かわもとまいなかやま自分は「衣食住」でぶっちゃけ「衣」にしか興味が無い人間です。 それ故に「衣」をテーマにした作品は大好きなジャンルです。 この作品は若い靴職人のアンリが依頼人に寄り添い、その人に適した靴をオーダメイドで提供する、オーソドックスな職人マンガのフォーマットではあります。 ただ、妙なところがリアルで良いです。 1話で子供の靴を(結果的に)飴玉一つで修理してあげるのですが、結果的に「お金なくて苦しい・・・」それがわりと慢性的に続いているのも、ご都合主義じゃなく良い 第4話の『革屋さんにいこう!』ではガッツリ革について教えてくれていて面白い 1巻では「あと、もう一足ぐらい作ってほしかったな・・・(ちょっと消化不良)」と思っていたのですが、巻末に2巻の予告がついていました 「いやー、これ絶対おもしろくなるヤツ!」 先に描いたとおりアンリは人に寄り添う職人、2巻で出てくるおじいちゃんは技術を極める職人っぽい! どんなテーマの作品でもこのぶつかり合いは化学反応をおこし、この作品読み応えをもう一段階引き上げてくれることでしょう! つまり 「2巻はよ・・・えっ!?ハルタを購読すればいい・・・確かに・・・!」 楽しみなのです ジャンルの違う12編が収録された短編集棚の上のなにか 百名哲名無し「棚の上のなにか」 「ダイスの神様」 「受話器の向こう」 「伊賀の迅雷」 「蓮華香」 「公衆トイレで」 「草むらの血」 「雨を見たかい?」 「負けるな駿河マリナーズ」 「兎は寂しくても死なない」 「ひみつのチャイナ」 「けれどなお、物語は君を讃える」 タイトルだけ見てもジャンルがバラバラなことが分かりますね。ページ数も違うし、ギャグだったり、感動的な人間ドラマだったり、セリフなしのサイレント漫画だったり、こんなに内容が違うものを一人の作者が描いたのかと驚きました。 私が好きだった短編は…自分のせいで大事な試合に負けてしまったトラウマで引退した野球選手がボードゲームに出会って負けることを克服する「ダイスの神様」、詩的なタイトルなのに下ネタギャグ漫画だった「雨を見たかい?」、駅の伝言板に小説を書き続けた女子高生と駅員のヒューマンストーリー「けれどなお、物語は君を讃える」です。快活お転婆お嬢様・ことりの日常ことり文書 天野実樹名無し母を早くに亡くし、家族は留学中の兄と、仕事に忙しく留守が多い父。使用人はたくさんいるけれど、大豪邸にひとりぼっちのことり。だけど性格は明るく制服のまま野球をしてしまう遊びたい盛りのお転婆なお嬢様。そんな姿を執事・白石が眉間にシワを寄せながらもいつでも見守っています。まだまだ何をするにも半人前のコドモなことりが、すこしでも成長した姿が垣間見えると、こちらも嬉しくなる。お嬢様なのに少しも偉ぶらないで、メイドさんとも仲良くなれちゃう魅力的な主人公ですね。北欧のホテルに刺青だらけの青年がやってくるホテル・メッツァペウラへようこそ 福田星良名無し真冬、客のいないフィンランドのとあるホテル。そこで働くシェフのクスタとホテルマンのアードルフの2人は、ホテルの外に見知らぬ男が立っているのに気づく。 その正体は、刺青だらけの日本人・ジュン17歳。施設育ちで身内はいないというが、なぜ、どうやって、彼はこんな場所に行き着いたのか? アードルフに気に入られ、ホテルマンとして働くことになったジュン。優しい見た目に反しとても厳しいというアードルフのもとで、ホテルマンとしての新たな人生が幕を開けます。 ギャ〜〜〜👀!!やさしい異星人 合浜麗華名無し※ネタバレを含むクチコミです。お金やモノより大事なものとは…百徳の幸 伊藤有生名無し※ネタバレを含むクチコミです。編集者のなんとなくから始まった恋愛ルポ漫画モテ考 緒方波子名無しモテなかった私にどうして彼氏が出来たのかお教えします♡っていう感じではなく、編集者に描いてくれって言われたネタがたまたまモテについてだったから色々やってみたよっていうルポ漫画です。でも最後にはめでたく彼氏が出来ます。彼氏とのお付き合いについてはラブ考を読んでください!正直に言うとラブ考が面白かったのでモテ考を読みました。 モテを深掘りしていくうちに断食修行をすることになり、そこで相部屋だった女の子に「どういう漫画を描いてるの?NANAみたいな?」と聞かれて「ハルタって漫画誌で恋愛をテーマに…A子さんの恋人って漫画を描いてます!」とハッキリした口調でウソをついてたのに笑いました。 1984年、女子新体操に出会った少年の物語 #完結応援夕凪に舞え、僕のリボン 黒川裕美ぺそ※ネタバレを含むクチコミです。水深ってそういうことねナッちゃんはテンションで水深が変わる(読切) 中原ふみ名無し世にも不思議な現象がすでに日常の一部になっている感じ、第七女子会彷徨みたいで楽しい。主人公ナッちゃんの周辺にはお魚がたくさん泳いでおり、ナッちゃんの心理状態によって、海で水深によって生きている魚の種類が違うように、ナッちゃんの周りの魚の種類も変わる、ということでした。 ナッちゃんは何事にも一生懸命なので、喜んだり悲しんだりしながらまわりの魚の種類もくるくる変わる。 夏休み、ダイビングと水族館に行きたいと提案して友達に却下されてしまったのには笑ってしまいました。まあそうですよね。魚は毎日見てるから…土砂降りの雨が生み出した奇跡の数分間延長戦の雨やどり 木原悠里子名無し※ネタバレを含むクチコミです。 不思議な才能野ばら 高田築かしこ高田築、初めて読みました。コメディー、ホラー、サスペンス、SF、ラブストーリー、こんなに何でも描ける人は初めて見たかもってくらい色んなジャンルの漫画が収録されてました。短編集と言わずに読み切り連作集と言ってるのもいいし、総じてタイトルが「野ばら」なのもいいです。あまりにもテイストがバラバラなので全部読み終わると奇想天外な一冊という印象が残りますが、一作ごとに見ていくとシンプルな面白みがそれぞれに詰まっていて、どれも傑作だなと思いました。女の子の裸とかエッチなシーンもあるんですがサラッと描いてるところが好きです。というか全体的に手こずって描いたようなカッコ悪さを感じませんでした。とにかく初めて高田築を読んだ感想は「不思議な才能を見たな〜」です。大家の娘と小説家のお家賃催促ラブストーリー先生、今月どうですか 高江洲弥名無し※ネタバレを含むクチコミです。女子高生がゼロから始める鉱物採集 #1巻応援瑠璃の宝石 渋谷圭一郎sogor25アクセサリー好きの女子校生・谷川瑠璃は、お店で見つけた水晶のネックレスを買うために母親に小遣いをせびるのですが、あっけなく断られてしまいます。 しかし、その時 母親が「昔、おじいちゃんが山菜採りに行った時によく水晶を拾って来ていた」という話をします。 その話を聞き、興味本位でその水晶が取れるという山に向かったるりでしたが、そこで鉱物学専攻の大学院生・荒砥凪と出会います。 この作品は凪との出会いにより鉱物採集の世界に足を踏み入れていく瑠璃の物語です 凪の方は大学院で鉱物学を専攻していることもあり、地質学の知識や鉱物の学術的な価値にも造詣が深い女性です。 一方の瑠璃は元々アクセサリーとしての宝石が好きだということもあり、鉱物の純粋な宝石としての価値のほうに興味があり、凪の説明そっちのけで鉱物採集に夢中になりがちです。 この2人が共に鉱物採集に行くようになる物語なのですが、凪が詳しく説明してくれるので鉱物の知識も得ることができ、その一方で瑠璃が鉱物採集に自ら積極的に動いていくので物語としてもテンポよく進んでいきます。 また、凪が所属する大学院の研究室の様子も描かれていて、もちろんデフォルメもあるでしょうが 鉱物学という理系的な学問の専門的な部分にも触れられる作品になっています 単行本の巻末には実際に鉱物採集ができるスポットの紹介もされているので、実際に鉱物採集をしてみたいという方の入り口としてもよい作品だと思います。 1巻まで読了 A太郎A子さんの恋人 近藤聡乃かしこK子もU子もA君もこういう人いるなぁと共感しながら読んでいるのですが、A太郎だけはちょっと違う。近藤聡乃さんにしか作れないキャラクターだと思います。単なる三角関係恋愛モノじゃなくて奥深いです。姉萌えの極地…!最愛の姉を生き返らせたい弟の重すぎる愛ねえさん、起きて 梅ノ木びの天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。花丸の漫画星屑ニーナ 福島聡ぱにゃにゃんだー特にいうべきことがない漫画ってたまにあるんですが、星屑ニーナがそれでした。つべこべいう必要もなくただ単純に面白かった。面白い以外の感想がない。きっとあるんだろうけど、言葉にすると「こんな程度では表しきれていない」と自分から取り下げてしまう。だから言葉にならない、みたいな。あえて何かしらの評価を下すなら、花丸。 あらすじも作品をよく掴んでいます。だから、気になったら読めばいいし、気にならなくても読むといいと思います。 追記 もしものときのために、単三電池は買いだめしておくように! 不思議な関係が妙にクセになる金曜日はアトリエで 浜田咲良六文銭画家×ヌードモデルの恋愛?的なマンガ。 すごく良いんです。 二人共、少しズレていて、勘違いも加わり、会話が噛み合っているような、どこか噛み合っていないような感じで関係がすすみます。 もう、1話でやられました。 死ぬつもりだった主人公が、ひょんなことでとある有名な画家と出会い、魚につられて、ついていったらヌードモデルになって、画家がつくる美味しいご飯を食べたら死ぬ気も失せて・・・という流れ。 (字になおすと意味不明ですね。でも、こういう内容です。) 色男で自信過剰な画家は、携帯番号渡すけど、 主人公、連絡せず、1年後の画家の個展で再会 「え、なんで連絡しないの?」 と思わず画家のセリフとシンクロして、もう、ハマりましたよ。 ご飯食べているときは、いい雰囲気だったのに、まるで全てなかったかのように裏切る感じ。 たまりません。 全体的に、微妙なボタンの掛け違いのようなやり取りが大笑いではないのですがクスリと笑えてクセになります。 主人公が、天然ぽくちょっとヌけているけど、恋心を意識しはじめて、これからどうなるか楽しみな作品です。人間観察バラエティとしても面白いラブ考 緒方波子名無しうっかり2人の出会いが収録されてる「モテ考」を読まずに「ラブ考」を読み始めましたが問題なく面白かったです。作者の波ちゃんと恋人の牛田君が結婚するまでのエッセイなんですが、2人ともマイペース…というか変わり者なので、恋愛要素抜きにしても人間観察バラエティとして面白かったです。生まれてから大人になるまで実家で猫に囲まれて暮らしていた波ちゃんが同棲生活を始めて極度の猫ロスで情緒不安定になっちゃった時に、牛田君が猫語でしゃべりかけてくるようになってストレスが緩和されたって話が好きです。波ちゃんも自由人だけど牛田君も変人ですよね…!とってもお似合いな2人だなと思いました。これはいい異種間恋愛!! ヒト×人型吸血植物緑色の牙と恋 小林愛天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。 夜を引き寄せる少女と師匠の2人暮らし夜の名前を呼んで 三星たま名無し※ネタバレを含むクチコミです。イザベラ・バードの日本紀行ふしぎの国のバード 佐々大河名無しイザベラ・バードの日本紀行を漫画にしている。 バードさんのキャラクターもかわいいし、日本の大衆習俗が細かく描写されてて面白い 乙嫁語りっぽい面白さ<<89101112>>
※ネタバレを含むクチコミです。